ウォルト・ディズニー・ジャパンは6日、日本市場にあったコンテンツを提供することを目的に、国内にて独自にテレビアニメーションシリーズの製作を行うと発表した。番組製作は、ディズニーの日本におけるテレビ事業を管轄するウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナル ジャパンが主導する。
新たに日本で自社製作されるのは、沖縄のとある架空の島を舞台にした新作『スティッチ!(仮)」と、3DCGによる短編アニメーション『ファイアボール』の2番組。両番組の映像は、2008年3月27日(木)より開催される『東京国際アニメフェア2008』の会場にて初公開される。
『スティッチ!(仮)」は、人気キャラクター"スティッチ"を主人公に、舞台をハワイから沖縄のとある架空の島に移し、新たに製作されるテレビアニメーションシリーズ。アニメーション製作スタジオ「マッドハウス」の協力の基、スティッチと今回新たに登場する日本人キャラクター"ハナコ(仮)"が、心温まるストーリーを展開していくという。
『ファイアボール』は、日本のディズニーにより独自に開発・製作された短編アニメーション。遠い未来の惑星を舞台に、フリューゲル公爵の娘ドロッセルとその執事の2体のロボットによる他愛ない日常会話が、シュールな笑いを引き起こす。
今回のオリジナルテレビアニメーションシリーズの製作にあたり、ウォルト・ディズニー・ジャパン、代表取締役社長のポール・キャンドランドは、「今回このような新しい試みを、世界でも屈指のアニメーション製作技術を持つ日本で発表できることを嬉しく思っています。ディズニー全体でも、アメリカに次ぐ2番目に大きな市場となっている日本にて、さらにビジネスを拡大していくためには、市場に合ったコンテンツの提供が必要不可欠です。ディズニーの新たな一面を、番組を通してご覧いただくと同時に、他の事業部門での展開などもあわせてご期待ください」と述べている。