ホンダは、空冷・単気筒223ccエンジンを搭載したオフロードバイク「XR230」の環境性能を高めるとともに、タンクシュラウドのストライプデザインと前・後アルミ製リムのカラーリングを変更して22日より発売する。価格は49万2,450円。

XR230 ロスホワイト(左) エクストリームレッド(右)

「XR230」は、2005年3月に発売したデュアルパーパス(オンロード+オフロード)スポーツモデル。軽量でコンパクトな車体や足着き性に優れた805mmの低シート高が特長で、粘り強い4ストローク・223cc単気筒エンジンを搭載。初心者からベテランまで幅広い層に好評を得ているという。

今回発売されるXR230は、キャブレターのセッティングを変更することで、より適正な混合気の供給を行なうとともに、排気ガスを浄化するキャタライザー(触媒装置)をエキゾーストパイプとマフラーにそれぞれ内蔵。従来からの二次空気導入装置(エキゾースト・エアインジェクションシステム)も併せて採用することで、平成18年国内二輪車排出ガス規制に適合させている。燃費は従来モデルに比べ3km/L向上し、43km/L(60km/h定地走行テスト値)となった。

車体色は、ロスホワイトとエクストリームレッドの2色を設定。タンクシュラウドのストライプは、モトクロス競技専用車「CRFシリーズ」のイメージを踏襲したデザインとしている。また、前・後のアルミ製リムはゴールドカラーに変更された。

主な仕様は、全長2.080×全幅825×全高1.110mm、軸間距離1.340mm、シート高805mm、車両重量122kg、空冷・4ストロークOHC単気筒エンジン、排気量223cm3(ボア×ストローク65.5×66.2mm)、最高出力13kW(18ps)/7,500rpm、最大トルク18Nm(1.8kgm)/5,500rpm、セル式スターター、タンク容量8.7L、タイヤサイズ:前2.75-21 45P、後120/80-18M/C 62P。