約3万人のランナーが参加する東京の一大イベント「東京マラソン2008」が17日、都心を舞台に開催される。今回は、スタート地点の東京都庁からゴール地点の東京ビッグサイトまで、東京の観光名所を巡る42.195kmコースの観戦ポイントを紹介したい。

東京マラソンコースマップ(*1)。東京都庁~飯田橋~皇居前~日比谷~品川~銀座~日本橋~浅草雷門~築地~豊洲~東京ビッグサイトを走る42.195km

東京マラソンで巡るスポットはここ!

新宿・東京都庁が出発地点となる

東京マラソンでは、「車いすの部」が9時5分にスタートした後、9時10分に「マラソンの部」と「10kmの部」が出発する。フルマラソンの場合、スタート地点の新宿・都庁を出発したランナーは、ゴールである東京ビッグサイトまでの道のり(42.195km)を走ることとなる。

東京都庁を出て、新宿の繁華街を抜け、最初の給水ポイントとなるのが、四谷付近だ。東京マラソンコースマップ(*1)を見てもわかるとおり、観戦には、地下鉄の効率的な利用が必要となってくる。東京地下鉄一日乗車券(710円)もしくは、東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券(1,000円)を予め購入しておくとリーズナブルかつ便利に移動できる。地下鉄の路線図と東京マラソンコースの地図を携帯するのも忘れずに!

スタートから約5km地点の四谷付近が最初の給水場所となる

その後、ランナーたちは飯田橋から竹橋を過ぎ、日比谷の交差点から品川までを往復することとなる。また約3万人ものランナーの中から、応援したい相手を探すのは至難の業である。広い道路を挟んだ沿道での応援では、応援するランナーにどちらのサイドで観戦するかを伝えておいたほうがよいだろう。

刻々と変わる風景を楽しみながら、飯田橋から竹橋へと進む

品川での折り返し地点を通過し、銀座方面へ。ファッションビルが立ち並ぶ銀座の街並みも、当日は観戦者が詰めかけ、東京マラソン一色となる。ランニングウェアに関しても、2007年11月に銀座中央通り沿いにオープンした店舗「アディダス パフォーマンスセンター 銀座」などがあるので、興味があればのぞいてみるのもいい。

日比谷から銀座への通路。ふらっと立ち寄れる飲食店も多い

観戦に疲れたら、日比谷公園にて小休憩。当日には各種イベントも開催予定

増上寺の山門、東京タワーなど、東京の観光名所を巡るコースは外国人ランナーにも好評

折り返し地点の品川。移動せずに、この地点でランナーの往復を見守るのも手だ

コース沿いに佇むキューピッド像

銀座。ブランドショップが並ぶこの街をランナーたちが走り抜ける

なお、今回の大会のマラソンの制限時間は7時間。2007年の東京マラソン、男子優勝者、ダニエル・ジェンガ(ヤクルト)の記録は2時間9分45秒という速さだったが、それでもこの季節の野外観戦は肌にささるような寒さとなる。かしこい観戦のための第一歩として、防寒対策をしっかりとすることをおすすめしたい。