デサントはこのほど、08年夏モデルの競泳用水着「shin_rev/シン_レボリューション」の発表会を行った。同製品は同社の水着ブランド「アリーナ」の1つで、4月15日より販売開始する。また同日から開催される「第84回日本選手権水泳競技大会競泳競技 兼 第29回オリンピック競技大会代表選手選考会」でも着用される予定となっている。

左から、シンクロの鈴木絵美子選手、原田早穂選手、競泳の佐藤久佳選手、柴田亜衣選手、柴田隆一選手、田村菜々香選手

同発表会には、競泳の柴田亜衣選手(チームアリーナ/鹿屋体育大学大学院)、柴田隆一選手(チームアリーナ)、佐藤久佳選手(日本大学)、田村菜々香選手(東海大学)、シンクロの原田早穂選手(ミキハウス)、鈴木絵美子選手(ミキハウス)の計6名の選手が出席。それぞれ新作の水着を着用して登場した。

競泳の4選手が「shin_rev/シン_レボリューション」を着用し、鍛え抜かれた身体を披露

シンクロの2選手もドライアイスを使用した演出で登場

「shin_rev/シン_レボリューション」は水中での理想的な姿勢を保持する「体幹保持」をテーマに開発された競泳用水着。グリップ性の高い新開発のハイパワー素材「ラッスル」を採用し、従来比1.9倍の摩擦力で肌に密着し筋肉をサポートするほか、水着に水が浸入するのを防ぐという。また、従来水着のような「表面抵抗」の軽減よりも「水中抵抗の低減に注力し、人間の筋肉の分布に基づいた新開発の「アナトミック・パターン」やソフトストレッチ素材「nux-W(ニュークス ダブリュー)」といった新技術を採用。同製品を着用した状態で、水中抵抗を従来比3%低減させている (筑波大学水泳研究室計測データ) 。

ロングスパッツオープンバックタイプ「ARN-8500W」(ブラック)

製品名については、体の"芯"が最後まで折れず、理想的な姿勢を保持するイメージをネーミング化したとしている。併せて"新""進""信""伸""身"など、勝利に必要な「シン」の意味を込めたという。

新作の水着を着用した柴田亜衣選手は「水に入ると水着がぎゅっとなる感じがする。肩が凝らないのもいい」と語り、自身の意見も反映された水着を気に入っている様子。また、初詣のおみくじで大吉が出たというエピソードも披露し、「北京オリンピック代表選手に選ばれ、世界記録を目指したい」と意気込みを見せた。

なお今回発表された水着は、男性用はリミック/ハーフスパッツ/ロングスパッツ/ワンピースロングスパッツの4タイプが用意され、価格は5,775円~21,000円。女性用はリミック/ハーフスパッツオープンバック/ロングスパッツオープンバック/ロングスパッツジップバックの4タイプで、価格は12,600円~19,950円となっている。