本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、米デトロイトで13日から開催されている北米国際自動車ショーでクロスカントリータイプSUV「パイロット(PILOT)」の次期モデルを発表した。

パイロット ※プロトタイプ

初代「パイロット」は2002年に発表され、2007年まで6年連続で米国カー・アンド・ドライバー誌の「5 Best Truck」に選出されたほか、米国道路安全保険協会(IIHS:Insurance Institute for Highway Safety)のトップセイフティーピック2008、米国高速道路交通安全局(NHTSA:National Highway Traffic Safety Administration)の前面と側面衝突テストで最高評価の5つ星を獲得するなど、高い人気と評価を得ている。

2代目となる次期「パイロット」は、クロスカントリー風SUVのスタイリングを踏襲し、インテリアを実用的でより使いやすくするなどの改良を施した。併せて安全技術や燃費性能なども進化させている。搭載されるV型6気筒エンジンは、日本で発売されている「インスパイア」同様に、燃焼気筒数を6-4-3気筒で変更する可変シリンダーシステム(VCM:Variable Cylinder Management)を採用している。

次期パイロットの設計およびデザインは、初代モデル同様オハイオ州レイモンドおよびカリフォルニア州トーランスにあるHonda R&Dアメリカにて行われた。生産はアラバマ工場が受けもつ。

パイロット ※プロトタイプ

パイロット ※プロトタイプ