東京・千代田区にある「大丸東京店」は6日、東京駅八重洲口に立地する超高層ツインタワー「グラントウキョウ ノースタワー」内に移転オープンした。

6日に移転オープンした「大丸東京店」

大丸東京店は同ビルの地下1階から地上13階に立地。1階には約50店舗の和洋菓子店が集結。洋菓子では、日本初出店となるパリの老舗チョコレートショップ「ボワシエ」、フランス・ブルターニュにあるパティスリー&ブーランジェリーの関東第1号店「ルビアン」などが出店している。和菓子では"フードマイスター"といわれる森幸四郎氏が手がける新ブランド「森幸四郎」、パティシエ・辻口博啓氏による「和楽紅屋」などが集まっている。

イメージ写真。左が「ボワシエ」、上は「森幸四郎」

地下1階は"毎日来たくなる食品売場"をコンセプトに、生鮮食品を強化。また、有機JAS専門店「ビオマルシェ」と大丸とのコラボレーションによる「オーガニックセレクションズ」も出店。有機野菜を使った弁当や惣菜などを豊富に揃えている。他には特に洋惣菜が充実とのことで、東京・東麻布のイタリアンレストラン「カメレオン」や大丸のプライベートブランド「ポール・ボキューズ」などの洋惣菜を取り扱う。

一方レストランフロアは2フロア構成で、12階には日本料理「京都 つる家 花陽」「たん熊 北店」といった京都の名店に加え、すし店「日本ばし すし鉄」や天ぷら「新宿つな八」など東京の老舗店も出店している。

13階には、カテゴリーにとらわれない融合レストランとして東京を中心に展開する「XEX(ゼックス)」が百貨店初登場。イタリアン「Salvatore Cuomo Bros.」、鉄板焼・和食「鉄板焼 An」「The BAR & Cafe」の3店舗から構成される1つの食空間を、800平方メートルの広さで展開。24時までの営業も特徴的といえるだろう。

また、各フロアの喫茶スペースにも注目店が集結。3階には地下1階にも出店している「ボワシエ」のカフェが日本初出店。6階には香港や上海で人気のロンドン発香港スイーツ店「ZEN 采蝶軒」が、8階には東京初となる京都の老舗コーヒー店「イノダコーヒ」が出店するなど、話題を集めている。

なお、今回の移転オープンは第1期オープンとして位置づけており、2012年夏頃に予定している第2期グランドオープン時には、現在の約1.5倍の46,000平方メートルにまで増床するとのことだ。