ヤマト運輸とヤマトフィナンシャルはこのほど、宅急便の運賃支払や通信販売の決済方法に電子マネーを段階的に導入すると発表した。

電子マネー決済は、商品代引サービス「宅急便コレクト(パソコン・携帯払い)」とヤマト運輸の宅急便センターにて対応する。宅急便コレクトでは11月1日より、コンビニや郵便局等の支払いで利用する払込票を利用したEdy決済サービスを開始。使用方法は、届いた払込票(コンビニ/郵便局/ペイジーと共用)にあるQRコードを携帯電話で読み取り、決済メールを携帯かパソコンに送信する。カード型Edyは、パソリなどパソコンのフェリカポートにかざして決済を完了。おサイフケータイの場合は、そのまま携帯電話の操作のみで決済まで済ませることができる。なお、1回の決済における上限金額は50,000円までとなっている。

おサイフケータイでの支払い

パソコンでの支払い

一方、このサービスを導入する通販事業者は、コンビニ払いや郵便局払いで利用する「払込票用紙(ヤマトフィナンシャル指定)」に、専用のQRコードを印字すると電子マネー決済が導入できる。その際、QRコードを印刷するためのソフトウェア(ヤマト運輸が法人向けに提供する「送り状発行ソフト B2」かヤマトファイナンシャル提供の「払込票発行サービス」)と、ヤマト運輸との契約が必要だ。

また、東京都23区内にあるヤマト運輸の宅急便センター店頭では2007年度中にも、宅急便運賃や物品販売の支払いにEdy決済を利用できるようにする。その後順次、全国にEdy決済を拡大していく予定だ。