桂由美ブライダルハウス内に13日オープンするカフェ「ローズ ユミ ローズ」のオープン記念イベントが10日、開催された。そのイメージキャラクターとして、桂由美デザインのウェディングドレスをまとった女優・米倉涼子が登場。会場に華を添えた。

マリー・アントワネットをイメージした衣装とメイクで登場した米倉涼子

南青山にある桂由美ブライダルハウスは、"乃木坂のランドマーク"として名をあげるも、「『ブライダルね、私には関係ないわ』なんて、本当に結婚が決まった人しか入ってこない」と桂。そこでカフェ「ローズ ユミ ローズ」では、ブライダルを予定していない人にも親しんでもらえるように、ファッション情報やスイーツを提供していくという。

ブライダルハウスオーナーでデザイナーの桂由美と米倉涼子

先日ベルサイユ宮殿を訪れたという米倉。「ここでドレスを着たらマリー・アントワネットだね」と冗談を言っていたら実現したという

米倉涼子は今年1月に開催された「YUMI KATSURA 2007 春夏パリ・オートクチュールコレクション」で発表されたドレスを着用。マリー・アントワネットをイメージしてデザインしたというこのドレスについて桂は「これを着る人は米倉さん以外に思いつかなかった」と語り、一方の米倉は、「ドレスを着るのは結構久しぶりで、本当にうれしい。(今日は)マリー・アントワネットの気分(笑)」とコメントした。

同カフェでは、パティシエ・辻口博啓が創作したスイーツ7点が提供される。また、今回マリー・アントワネットのスカートをモチーフにしたウェディングケーキ「マカロン・タワー」が披露された。上部にあしらわれた花やリボンも全てスイーツでできているという。

カフェでは、ケーキやアイスクリームなどのスイーツ7点が提供される。値段は800円~1,200円

辻口博啓プロデュースのウェディングケーキ「マカロン・タワー」

報道陣には、クグロフをバラの形に、そしてラズベリーをバラの花に見立てて作った辻口と桂の「コラボレーション・クグロフ」が振舞われた。甘さ控えめの上品な味で、女性にはもちろん男性陣にもうけていたようだった。

また、会場を彩るフラワーアレンジメントは、華道家・假屋崎省吾が担当。オープニングということもあり、「ローズユミ」と名づけられた大輪の白いバラをふんだんに使ったゴージャスな作品を披露した。「バラが大好き」という假屋崎は、「花のある生活がバラに象徴されるんじゃないか」とコメントした。カフェを彩る花は、季節によって様々に提供していきたいという。

カフェのフラワーアレンジを手掛ける華道家・假屋崎省吾

「ローズユミ」をふんだんに使ったアレンジ。入口には四季折々の花のオブジェを飾るという

同カフェは、白を基調とした落ち着いた空間になっており、店内には世界各国の珍しい結婚式や最新のブライダル情報の映像が流れる。またユミカツラ・オリジナルの引き出物やギフトグッズ、結婚式・披露宴の各シーンで「二人らしさ」をアピールできる音楽の選曲コーナーなど、結婚を控えている人はもちろん、そうでない人も楽しめる構成となっている。

右からシェフ・辻口博啓、デザイナー・桂由美、女優・米倉涼子、華道家・假屋崎省吾

今回米倉が着用したウェディングドレスは、普通のサテンより薄い生地でできており美しいバラの形を造りやすいというが、それでも1つのバラを造るには3日以上かかる。米倉は「ドレスにこもった愛情がうれしい」とコメント。さらに結婚の予定を尋ねられると、「結婚は一回はしてみたいけど……。でも、どうかなぁ。できるかな? ちょっと不安(笑)」と微笑んでみせた。