アメリカで大ヒットしたテレビドラマ『HEROES/ヒーローズ』が10月より日本で初めて放送される。これを記念したジャパンプレミアと記者会見が27日、東京・六本木で行われ、全米で人気沸騰中の日本人俳優・マシ・オカ(32)が出席した。

写真左より、センディル・ラママーシー、アリ・ラーター、マシ・オカ、グレッグ・グランバーグ

『HEROES/ヒーローズ』は、2006年9月より全米で放送され高視聴率を獲得し、『24』を視聴率で上回ったという大人気のドラマ。世界各地で特殊能力に目覚めた人々が、やがて地球や人類の危機を救う運命で結ばれていくというストーリーの作品だ。なかでも、日本人の"オタク"会社員、ヒロ・ナカムラ役で出演するマシ・オカは、決めセリフ「ヤッター!」などのキャラクターが全米で話題となり、ゴールデングローブ賞、エミー賞(ともに2007年度)の助演男優賞にノミネートされたほど。今回、7年ぶりの帰国となったマシ・オカは「以前に帰国した時は、六本木ヒルズや汐留の街もありませんでした。凄く変わりましたね」としみじみ。"凱旋帰国"に緊張しながらも、自らの演技について訊かれると「全米では評判みたいですが、僕自身はオーバーアクションだと思いますね(笑)」と語り、役柄については「ヒロ・ナカムラは、時を止めることができる人物。僕もしょっちゅう時を止められますよ。人がいっぱいいる時に寒いギャグでね(笑)」とユーモアを交えながら独特の語り口で報道陣を笑わせた。

決めセリフ「ヤッター!」については「最初は『バンザイ!』だったんですけど、戦争をイメージさせるので、監督に言って変えてもらいました」と誕生秘話を

マシ・オカ(本名・岡政偉 おか まさより)は、1974年に東京で生まれ、6歳の時に渡米。少年時代は、IQ180の天才少年として話題となり、雑誌『TIME』の表紙を飾ったことも。名門・ブラウン大学を卒業後、映画監督のジョージ・ルーカスが設立した映画の特殊・視覚効果制作会社、インダストリアル・ライト&マジック(ILM)に入社。画像描写のためのアプリケーション開発に携わる。「開発者としてやっていくのは難しいのですが、コンサルタントとして俳優と両立させていければ」と語るように、現在も社員で俳優との兼業だ。

ジャパンプレミアでは、大相撲・千代大海関がゲストとして登場。マシ・オカとともに「ヤッター!」のポーズを一緒に決める

日本放送の成功を祈願し、千代大海関がオカを抱き上げると出席者一同大喜び!

そして、作品の見どころについてマシ・オカは「とにかくストーリー展開が早くて、ジェットコースターに乗っている感覚になると思います。笑いあり、涙あり、アクションありなので、楽しんで見ていただければ」と締めくくった。

(c)2007 Universal Studios. All Rights Reserved.

同作は海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」で10月16日より放送(二カ国語版・毎週火曜22:00~、字幕版・毎週金曜22:00~)される。視聴方法はこちらを参照。なお、9月29日には、1、2話が特別先行放送され(22:00~)、9月2日からは随時、作品の見どころなどに迫る事前番組も放送されるので注目したい。詳しい放送スケジュールは公式サイトを参照。