伊フィアットオートモビルズは、50年ぶりにリニューアルして蘇った「Fiat 500」の正式発表を先月初めに実施して、欧州における発売を祝った。日本でも、国内オリジナル仕様のFiat 500が準備され、来春に発売が予定されている。

Fiat 500は、イタリア語で500を意味する「チンクチェント」の愛称で親しまれ、日本でも「ルパン三世」などに用いられて注目を集めた。フィアット グループ オートモービルズ ジャパン(Fiat Group Automobiles Japan)によると、新型Fiat 500の発売を望む日本各地のファンからの反響は、はるかに予想を上回るものであり、現在そのリクエストに応じるべく急ピッチで準備が進められているという。

欧州で販売されるFiat 500は、1957年7月に初めて誕生したFiat 500旧モデルのデザイン継承にこだわった点もあり、MT車のみのラインナップとなっているようだ。しかしながら、来年2~3月頃に日本国内での発売が計画されるFiat 500には、MT/ATモードを自由に切り替えられる"デュアルロジック"機構が採用される見込みとの情報も伝えられており、日本独自仕様での販売が期待される。

今後も正式な発売時期や価格、仕様の詳細などが判明次第、追ってお伝えてしていくが、同社広報担当者は「日本でも必ず大ヒットすると確信しています」と語り、国内販売への意気込みを明らかにした。