絢香

3番目のアーティストは、絢香。大ヒットナンバー『三日月』で一気に会場の雰囲気を変え、江角マキコ主演ドラマの主題歌となった『CLAP&LOVE』を披露。続く『Peace Loving People』では「皆で歌おう!」の掛け声と共に会場が大合唱の渦に。『Real voice』の後のMCでは「私は歌の力を信じているので、こううイベントに出来るだけ参加させてもらえたらな、と思っているのですが、次で、最後の曲です」「(会場)ええ~っ!」「(笑)次で最後なんです」と掛け合いを楽しみ、新曲『Jewely day』へ。

ハリのある歌声と共に、観客のメッセージを語りかける絢香

「この曲は前に前にって言うよりも、今まで過ごしてきた時間とか、歩いてきた道を振り返ってその中で何かを見つけられたらな、って想いを込めてます。振り返るとか後ろを向くってネガティブなような気がしてしまうけど、振り返ることから愛の意味を見つけたり、幸せの意味を見つけたり。この環境も、未来に繋げるために今日と言う日を振り返って……そんな気持ちを込めて皆さんに届けたいと思います」とコメント。しっとりと歌い上げる甘く切ないバラードは、観客の心の中に染み込むように響いた。

大塚愛

金色に輝くキャミワンピースで元気に登場したのは、4番手の大塚愛。ステージに姿が見えるや男性ファンからの熱い「愛ち~ん!」コールに会場が包まれる。

「歌詞を書く時はチラシの裏なんかを使ってます(笑)」と自分なりのエコ方法を話した大塚愛

映画のタイトルナンバーになった『恋愛写真』、『羽ありたまご』、そして7月発売の新曲『PEACH』へと続き、『CHU-LIP』では「飛んで!」の声で会場中がジャンプ! 息をつく間もなくマイクを拡声器に持ち替えて、おなじみの『Happy days』。

「私はあんまり心が広くないので、世界中のことを考えるのはなかなか難しいし、ちょっと胡散臭かった気もするけど(笑)、でもこの先、未来があって、自分の大切な人が笑ってくれてたらすごくいいなって。そんな小っちゃなことが、その人や地球を守ることに繋がるんじゃないかなと思います。」と環境に対する自分なりのメッセージを訥々と。「自分の大切な人が明日も明後日も遠い未来も幸せでいてくれることが出来たら、それもちっちゃい愛だなと思います。それがいつか大きな愛に変わるよう、願いを込めて歌います……『LOVE MUSIC』」。笑顔で自分の"愛"の世界観を歌い上げ、沢山の「愛ちん」コールの中、ステージを後にした。

独特なメッセージとこのスマイルで男性客を釘付けに

AI

「私、エコっぽくないでしょ? 実はエコなの。自転車に乗ってるのよ!」と独特のMCで会場を爆笑させたのは、5番目のAI。

R&Bの女王・AIは「フリンジの付いたママチャリに乗ってる」と告白

『I Wanna Know』、『E.O.』、『I'll Remember You』、『Story』と、彼女特有のパワフルな声とダンサブルなナンバーに体を揺らすファンたち。ここで自らの「本日のスペシャルゲスト~!」の声と共に登場したのは、ヒューマンビートボックスの存在を日本に知らしめたAFRA。口でビートを刻みながら、AIと『WATCH OUT!』をコラボレート。その後対抗意識の火のついたAIは「私もひとつ出来る!」と早送り~遅送りの歌マネを披露し、会場は大喝采。その熱をずっと保ったまま『MUSIC』、そしてラストは『BRAND NEW DAY』でステージを締めくくった。