日本における鉄道の歩みを振り返る展覧会「大鉄道展覧会 ~昭和への旅は列車に乗って~」が10日から、東京都の江戸東京博物館にて開かれる。イベント開催期間は9月9日まで。

同企画では、鉄道の黄金期と言われる昭和30年代にスポットを当てて、日本鉄道の魅力を紹介。100年前に東京で製造された国産蒸気機関車「下工(くだこう)弁慶号」や、最後に製造された実用蒸気機関車「くろひめ号」などの実車展示のほか、製造が実現しなかった"幻の蒸気機関車"C63の模型も特別出品される。このほか、東京-大阪間を結んでいた特急「つばめ」の展望デッキ(実寸大模型)や修学旅行用電車155系「ひので」「きぼう」の3人掛け椅子やテーブルの実物なども展示される。

写真は実際に展示される蒸気機関車「下工弁慶号」。写真提供はせんろ商会 岡本憲之氏

また「昭和を駆けた車両たち ~大鉄道ギャラリー~」のコーナーでは、特急「こだま」「つばめ」「はつかり」「白鳥」や寝台特急「あさかぜ」「月光」といった昭和の名車両を、縮尺45分の1のO.J.ゲージや縮尺80分の1のH.O.ゲージなどで紹介。他には、鉄道が主役となった往年の名作を一挙上映する「鉄道映画祭」(8月1日・2日)や、6月より放映を開始した本格鉄道アニメ「鉄子の旅」の上映会(8月10日)なども行われる。

休館日は毎週月曜日と7月17日。ただし、7月16日・8月13日は開館。開館時間は9時30分から17時30分となっている。

観覧料金(カッコ内は20人以上の団体料金)は以下のとおり

観覧料金 当日券 前売券
一般 1,300円(1,040円) 1,100円
大学生/専門学校生 1,040円(830円) 840円
中学生(都外)/高校生/65歳以上 650円(520円) 450円
中学生(都内)/小学生 650円(520円) 450円