松屋 銀座店は、都内の百貨店では最大級という傘の祭事「GINZAの百傘会(ひゃくさんかい)」を6月6日から26日の日程で、銀座店1階 スペース・オブ・ギンザにて開催する。期間中は、松屋オリジナル婦人長傘など国内外から集められた約2,000本、価格帯が3,990円から約70,000円の傘を取り扱うとしている。

昨年開かれた「GINZAの百傘会」の様子

約半世紀続いている「GINZAの百傘会」だが、今年のテーマは「フラワー&ニューシルエット」。定番のフラワー柄を中心に展開するとともに「ニューシルエット」として、傘の尖端が尖ったパゴダタイプと呼ばれる傘などを特集する。昨今、雨除けとしての機能だけではなく、個性やファッション的なデザインを傘に求める声が強く、これに応えて和風の傘や中の骨が通常より多い多間(たけん)傘も取り揃えているという。

定番のフラワー柄を中心に展開するとともに「ニューシルエット」として、傘の尖端が尖ったパゴダタイプと呼ばれる傘などを特集する

また、染色から織りまですべての工程を国内で行なった「松屋オリジナル婦人長傘」も販売される。生地には、日本の伝統的な機織で織った「真田耳」を使用。傘の幅に合わせて小幅に織られており、傘の縁には生地の耳を用いている。傘のデザインには、日本の着物の襲(かさね)と日本の伝統色をイメージした2色を組み合わせた。骨は10間(けん)となりカーボンを使用して軽量化を図っている。価格は10,500円。

染色から織りまですべての工程を国内で行なった「松屋オリジナル婦人長傘」

そのほかインポート傘特集も行なわれ、イタリアやフランスなどの有名ブランドの品を展示。昨年初登場して人気を博したという、フランスの有名メゾンの傘を手掛ける老舗ピガニオール製品も登場する予定だ。