日本の宇宙開発にとって大きなマイルストーンとなるH3ロケット6号機(30形態試験機)の打ち上げが、いよいよ実施される。打ち上げの日時は、6月10日の9時53分59秒。しかし天気予報が最悪レベルでひどく、おそらく延期になるような気はするのだが、筆者は6月7日の夕方、種子島入り。これから、現地レポートを随時お届けしていきたい。
同機は、H3ロケットでは初となる30形態。最大の特徴は、固体ロケットブースタ「SRB-3」なしでの打ち上げであるということだ。日本の大型液体ロケットは、当初から一貫して液体メインエンジン+固体ブースタというスタイルを採用しており、ブースタなしというのは、その半世紀の歴史の中で初だ。
30形態については、すでに過去記事で詳しく説明している。今回の打ち上げやミッションについて、より深く知りたい人は、そちらも参照して欲しい。
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もうひとつの注目点は、8号機の打ち上げ失敗後の飛行再開フライト(RTF: Return To Flight)であるということだ。H3ロケットはすでに、7機の打ち上げで2回失敗しており、それが3回となれば、さすがに印象が悪すぎる。今後の商業打ち上げ獲得も見据えると、もう失敗は許されない。
新形態の初飛行と、飛行再開のフライト。二重にプレッシャーがかかる状況であり、JAXAの有田誠・H3ロケットプロジェクトマネージャは5月13日の記者説明会において、「ハードルが倍くらい高くなった」と述べていた。日本の宇宙開発にとっては、大きなマイルストーンであると同時に、正念場でもある。
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H3ロケット6号機のフライトイメージCG(筆者作成)。先日の機体公開で、フェアリングに矢印マークがないことが分かったので直したかったのだが、忙しすぎて修正の時間がなかった。筆者のWebサイトで、機体の向きやカメラのアングルを自由に調整できるようにしているので、壁紙にどうぞ (C)@ots_min
ただ冒頭でも述べたように、現時点で気がかりなのは射場の天候。こればかりはどうしようもないのだが、本日8日14時から打ち上げ前ブリーフィングが開催されるので、そこで発表される最新情報に注意しよう。


