2025年の半導体売上高トップ50社が発表
TechInsigtsが、有料会員向けレポート「McClean Report(2026年5月版)」を発行し、2025年の半導体企業売上高ランキング50社とその分析結果を発表した。半導体企業ランキング部についてはWeb上でも公表された。同レポートは、元は米IC Insightsが発行していた月刊の半導体市場統計レポートだったが、Bill McCean社長の引退に伴い、TechInsightsにすべての業務が移管され、継続発行されている。
同ランキングは暦年の売上高に基づいており、ICとOSD(光半導体、センサ/アクチュエータ、ディスクリート半導体)の両方が含まれている。企業の会計年度が暦年と一致しない場合は、1月から12月までの売上高に基づいて調整を行っているが、ファウンドリは売上高のダブルカウントを避けるために入っていない。
米国が企業数、合計売上高でトップ
トップ50社の本社国籍別内訳は、米国17社、日本9社、台湾9社、欧州7社、中国5社、韓国3社で、日本勢トップは12位のソニーで、16位のキオクシア、18位のルネサス エレクトロニクス、28位の東芝、31位のローム、39位の日亜化学、40位の三菱電機、41位の富士電機、49位のサンケン電気と続く。
50社の2025年の売上高合計額は前年比28%増、トップ10社に限れば同34%増としており、AIインフラを支える企業の多いトップ10社の方が伸び率が高くなっている。具体的には、1位のNVIDIA、3位のSK hynix、5位のMicron Technology、6位のBroadcom、8位のAMDなどで、いずれも30%以上の成長率となっている。一方で、産業および自動車分野を軸とする企業は回復が遅く、例えばSTMicroelectronicsは同11%減、NXP Semiconductorsも同2%減としている。
トップ50社を本社所在地別の売上高合計で見ると、トップは米国で全体の62%を占める。次いで韓国の20%だが、事実上サムスンとSK hynixの2社の売上高である。また、ファウンドリ事業を除くと台湾は4%ほどに留まるが、ファウンドリ事業の売上高を含めた場合は18%まで高まるという。日本は5%ほどとなっている。
さらに、2025年は少数の大手企業による市場の寡占化が進んでおり、上位10社の売上高が全体の73%を占める(2024年は67%)までに拡大。上位25社で全体の89%を占め、上位50社で全体の95%を占めるに至っている。
もしファウンドリを含んだ場合、43位以下が消え、TSMCの1224.24億ドル(2位)、SMICの93.27億ドル(18位)、UMCの76.54億ドル(24位)、GlobalFoundriesの67.91億ドル(25位)、Huahong Groupの40.70億ドル(29位)、Towerの15.66億ドル(46位)、Vanguardの15.64億ドル(47位)、Powerchipの15.06億ドル(49位)が入ることとなる。



