ルネサス エレクトロニクスは7月9日、車載用通信プロトコルLIN v.2.2aに準拠する圧力センサ用センサシグナルコンディショナ(SSC)「ZSSC4132」を発表した。

  • 車載HVACシステム用LIN対応SSC「ZSSC4132」

    車載HVACシステム用LIN対応SSC「ZSSC4132」のパッケージ

同製品は、バッテリ寿命が重要となるプラグインハイブリッド車(PHEV)、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)などのxEVにおける空調制御システム(HVAC)向けに開発されたもので、ほとんどの抵抗ブリッジ型圧力センサに合わせた設定が可能だという。

また、差動ブリッジセンサ入力により、温度-40℃~+150℃の間で、±0.5%フルスケールの精度で出力が可能なほか、12~14ビットのアナログ・デジタルコンバータ(ADC)分解能などの機能も搭載しているため、外付け部品の削減ができるという。さらに、独自のデジタルキャリブレーション機能により、キャリブレーションの手間を削減できるため、開発コストの低減も可能になるとしている。

なお、同製品は4mm角の24ピンQFNパッケージで、1万個一括購入時の参考価格(単価)は1.38ドル(税別)からとしている。また、評価キットも用意しており、こちらの参考価格は185ドル(同)からとしている。