ルネサス エレクトロニクスは7月7日、同社の車載SoC「R-Car M3」がコンチネンタルの第1世代ボディ集中制御コンピュータ(ボディハイパフォーマンスコンピュータ)に採用されたと発表した。

  • R-Car M3

    ルネサスの車載SoC「R-Car M3」のパッケージとその活用イメージ

同コンピュータは、クラウドサービスに接続するためのセキュアなゲートウェイ機能を有した車両システムを集中制御する車載コンピューティングプラットフォーム。その中でR-Car M3は、仮想化機能により、外部のクラウドサービスに接続するソフトウェアと、車両を制御するソフトウェアを1チップ上で完全に独立させて動作できるため、OTA(Over the Air)による車載ソフトウェアのアップデートを含めた車載ソフトのアップデートを集中管理する機能を提供する。

そのため、車両の軽量化を図りつつ、性能や安全性、信頼性を向上させる新E/E(電気/電子)アーキテクチャの具現化が可能になるとルネサスでは説明している。

なお、第1世代のボディハイパフォーマンスコンピュータはすでに世界的な自動車メーカーで生産を開始しているという。