星野リゾートが運営するリゾートホテルブランド「リゾナーレ」。洗練されたデザインと豊富なアクティビティを備えるリゾートホテルとして、国内6施設とグアムの7施設を展開しています。そんなリゾナーレブランドの始まりとなったのが、山梨と長野の県境に位置する“山岳のヴァカンツァが叶う街”リゾナーレ八ヶ岳です。
ヴァカンツァとは、イタリア語でバカンスのこと。リゾナーレ八ヶ岳は、ワイン産地で名高い地域だけあって、日本ワインを楽しみ尽くすことのできるワインリゾートで、レストランでは料理とワインの極上のマリアージュが楽しめます。でも、実はほかにもリゾナーレ八ヶ岳の魅力はまだまだたくさんあるんです。今回はリゾナーレ八ヶ岳の全貌について、総支配人の髙橋伶央さんにご紹介いただきます。
大人も子どもも“夢中になって楽しみ尽くす”リゾート「リゾナーレ八ヶ岳」とは
リゾナーレ八ヶ岳は、山梨と長野の県境に位置するリゾートホテルです。東京からは電車、車で2時間。最寄りの小淵沢駅からは無料のシャトルバスが運行しており、5分程度で到着します。
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リゾナーレの付加価値は「その地域ならではの体験」。リゾナーレ八ヶ岳には、季節ごとのイベントやレストランで季節の料理を提供したりと、何度訪れても新しい楽しみが得られる仕掛けがある
リゾナーレ八ヶ岳は、リゾナーレ小淵沢という名称で1992年に開業したホテルですが、実は最初は星野リゾートの運営ではありませんでした。2001年、運営されていた会社の経営が立ち行かなくなり、そこで次の運営会社としてお声がけいただいたのが星野リゾートだったのです。当時、星野リゾートは今のように複数の施設を運営する会社ではなく、軽井沢で温泉旅館を経営している小さな会社でした。つまりリゾナーレ八ヶ岳は星野リゾートにとって初めて軽井沢から外部に進出した施設であり、リゾナーレブランドの原点なのです。
その後、2012年にリゾナーレ小淵沢からリゾナーレ八ヶ岳へと名称を変更し、リゾナーレは国内外に展開するリゾートホテルブランドになりました。2025年12月には、九州・山口エリア初進出となる「リゾナーレ下関」、2027年には「リゾナーレ福井」を開業予定。リゾナーレ巡りをしてくださるお客様が増えたらうれしいです。
リゾナーレのコンセプトは“夢中になって楽しみ尽くす「PLAY HARD」”。食体験からアクティビティ、ショッピング、イベントなど、さまざまな観点からリゾート滞在を楽しみ尽くしてほしいという想いを込めています。ファミリーはもちろん、パートナーや友人同士、おひとりなど、子どもから大人まですべての人に楽しんでいただけるリゾートでもあります。
イベントで一年中楽しめる! メインストリート「ピーマン通り」を歩く
では、さっそくリゾナーレ八ヶ岳をご案内していきましょう。まずは、ピーマン通りです。全長160mにおよぶストリートで、“山岳のヴァカンツァが叶う街”をテーマにしたレストランやカフェ、雑貨店、アウトドアショップなど、たくさんの店舗が立ち並びます。
ピーマン通りはイタリア北部の山岳都市をイメージして、1992年に世界的な巨匠建築家であるマリオ・ベリーニがデザインしました。ピーマン通りの店舗はもともと、客室として使われていたものなんです。しかし、改めて文献を紐解くと、ベリーニが人々で賑わうイタリアの街をイメージしてデザインしたと知り、その思いを反映させる形で1階に店舗が立ち並ぶストリートに生まれ変わりました。
ピーマン通りでは、季節ごとにさまざまなイベントが開催されています。たとえば5月なら春の訪れを祝う「回廊の花咲くリゾナーレ」、6月ならてるてる坊主ならぬ「ふれふれ坊主」をずらりと吊るし、恵みの雨を歓迎するイベント「八ヶ岳ふれふれスカイ」、7月から8月にかけては、高原野菜を存分に味わっていただける「八ヶ岳マルシェ」を開催いたします。
実はこうしたイベントは、現場のスタッフから生まれています。星野リゾートの特徴は、フラットな組織文化。階層も少なく、役職に関係なく「さん」付けで呼び合ったり、経営情報を社員全員に共有する「ざっくばらん会議」を定期的に開催したりしています。それにより、新入社員であっても責任感と主体性を持って仕事に取り組めるようになるのです。実際、入社2ヶ月の新入社員が会議で提案した改善提案が、その場で採用されたこともあります。
たとえば、昨年の年末に「一升瓶でクリスマスツリーを作って飾る」というイベント「ワインリゾートクリスマス2024」を開催したのですが、これも現場から生まれたアイデアです。山梨には一升瓶にワインを詰める文化があり、それを季節のイベントにからめたら面白いのではという話になったのです。こういった地元密着のアイデアは、なかなか本社では生まれません。地域に根ざし、現場でお客様と接しているスタッフだからこそ発想できるのです。
希少なワインも楽しめる! 他にはないワインリゾートの魅力
リゾナーレ八ヶ岳の最大の特徴は、「ワインリゾート」であること。八ヶ岳を県境とする山梨と長野は日本でも一、二を争うほどのワインの銘醸地で、北杜市は2008年に日本で初めて「ワイン特区」に認定されました。
リゾナーレ八ヶ岳がワインリゾートに舵を切ったのは2006年ごろ。今でこそ一つのワインジャンルとして認知されてきた日本ワインですが、当時はまだまだ一般的ではありませんでした。そんな中で、地域性を生かした独自性を追求するためにワインに着目したのです。現在では、ワインをコンセプトにしたリゾートホテルは全国に存在しますが、リゾナーレ八ヶ岳がその先駆けであると自負しています。
リゾナーレ八ヶ岳が他のワインリゾートと異なるのは、ワインに詳しい方だけでなく、ワインに興味を持ち始めたばかりの方でも、気軽に楽しめるような体験を提供していること。多くのワインリゾートはコアなワインファン向けに特化したところが多いのですが、リゾナーレ八ヶ岳はワイン好きでも、そうでなくても楽しんでいただけます。リゾナーレ八ヶ岳でのワインの楽しみ方を大きく3つ、ご紹介します。
①客室でもワインに浸れるワインスイートメゾネット
まず、客室の一つである「ワインスイートメゾネット」です。客室にいる時間もワインに浸ってほしいという想いで誕生した特別な空間です。ワインリゾートらしく、内装はボルドーカラーを基調としたカラーリングとなっています。また、窓からはピーマン通りが一望でき、眺めも最高です。
メゾネットタイプになっており、2階のリビングスペースにはゆったりとしたローソファを配置。さらに格子状の棚にワイン関連の書籍を並べ、ワインセラーやワイングラスも備えています。
ワインセラーには、山梨県産のワインをはじめとする希少なワインが入っており、ワインスイートメゾネットに宿泊されたお客様に楽しんでいただけます(有料)。ポイントはドメーヌ ミエ・イケノのワインがハーフボトルで何種類も用意されていること。ワインがお好きな方は、できるだけいろいろなワインを飲みたいと思われるものなので、あえてハーフボトルにして、たくさんの種類を取り揃えています。ミエ・イケノはそもそも入手困難な希少ワインですが、ハーフサイズのボトルは一般販売されておらず、このワインスイートメゾネットのためだけに造られた特別なワインです。
②希少なワインもテイスティングできる八ヶ岳ワインハウス
八ヶ岳ワインハウスでは、ワインサーバーを使って24種類ものワインを気軽にテイスティングできます。25mlや50mlといった少量からテイスティングできるので、ぜひさまざまなワインをお楽しみください。
ワインファンにぜひご注目いただきたいのは、先ほどもご紹介したドメーヌ ミエ・イケノやドメーヌ・オヤマダといった、なかなか入手できない希少な日本ワインがテイスティングできること。中でもドメーヌ ミエ・イケノは提携ワイナリーなので、リゾナーレ八ヶ岳でしかテイスティングできない特別なキュヴェ「Prive」をご提供いただいています。
③リニューアルで大きく進化! メインダイニング「OTTO SETTE」でワインと野菜を楽しむ
リゾナーレ八ヶ岳のメインダイニングである「OTTO SETTE」。OTTO SETTEとは、イタリア語で「8と7」のこと。8は八ヶ岳、7は食材を提供する7人の達人を表しています。2007年にオープンし、長らくメインダイニングとして親しまれてきたOTTO SETTEですが、2024年4月に大きなリニューアルを行いました。
新しいOTTO SETTEは「Vino e Verdura(ヴィノ エ ヴェルドゥーラ)※イタリア語で『ワインと野菜』」というコンセプトのもと、空間、サービス、料理のすべてを進化させています。たとえば、空間でこだわったのは、ワインが貯蔵されている蔵を再現したカーブ状の天井。
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デザインしたのは、代官山T-SITEなどを手がけたデザインスタジオの「Kda クライン ダイサム アーキテクツ」
また、ワイン樽と同じオーク材で作ったソファやぶどう畑をイメージしたカーテンなど、レストラン全体でワイナリーを表現しています。その他、スタッフの制服のボタン内にはドメーヌ ミエ・イケノで剪定したぶどうの枝のチップが入っていたりと、さまざまなところにこだわりがつまっています。
料理におけるこだわりは、「ワインと野菜」のコンセプトどおり、コースのすべての料理に野菜を使うこと。そして、ワインや野菜をはじめとする食材を届けてくださる生産者の想いやストーリーをお伝えすることです。
そのため、スタッフが実際に食材やワインの生産現場に出向き、生産者の声を直接聞いています。そうやって生産者と信頼関係を築くことで、普段は公開していない畑を見学させていただけたり、ネット上にはない生産秘話をうかがうこともできます。また、メーカーズディナーを開催した際には、特別なワインをご提供いただくこともあります。これはリゾナーレ八ヶ岳のメインダイニングであるOTTO SETTEでしかできない食体験であり、それをご提供することがリゾナーレ八ヶ岳の使命であると考えています。
楽しみ方は十人十色! リゾナーレ八ヶ岳で山岳のヴァカンツァを実現
リゾナーレ八ヶ岳の見どころや楽しみ方をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。今回ご案内した施設以外にも、高原の森を間近に感じられる露天風呂「もくもく湯」や、約3,000冊の本とカフェメニューをお楽しみいただける「BOOKS&CAFE」、全天候型プール「il mare」、スパ「RISONARE YATSUGATAKE SPA」、さまざまなアクティビティなど、たくさんの楽しみがリゾナーレ八ヶ岳にはあります。
リゾナーレ八ヶ岳が目指すのは“山岳のヴァカンツァが叶う街”。時間を忘れてのめりこめるような想像を超える体験をお届けしますので、ぜひ遊びに来てください。
[PR]提供:星野リゾート