就職活動、転職活動における企業選びにはさまざまな軸があると思いますが、昨今は、個々の充実した生活のために、暮らしたい環境で働くことへのニーズが高まっています。そんな中、三井住友海上火災保険(以下三井住友海上)が「会社や仕事によって暮らしたい場所で生活できない」といった課題を解消すべく、新卒採用向けに「地元LOVE&PRIDE採用」を2024年10月より始動。最初に勤務したい場所を選ぶ配属地確約型の採用となり、さらに入社2年目からは管理職を含む全国のポストにもチャレンジできる、自由度の高い制度です。

今回は、そんな三井住友海上で働く社員の方々へ、それぞれが歩んできたキャリアや働き方、人生における葛藤などについてインタビュー。そして「地元LOVE&PRIDE採用」に期待したいことを語っていただきました。

「地元LOVE&PRIDE採用」ってどんな制度?

2024年10月に導入された「地元LOVE&PRIDE採用」とは、ずばり配属地が確約された採用制度。以前は、「住んでいるところから通えて転勤はなし」「近隣エリア内での異動あり」「日本全国・世界への異動あり」という3つのスタイルでの入社で、やりたい仕事があっても働きたい場所から転居しなければならない、また逆に働きたい場所ではやりたい仕事ができない、などのバランスが難しいという問題がありました。

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「地元LOVE&PRIDE採用」では、47都道府県から働きたい場所が選べ、さらにどのエリアでも同じ給与水準。望まない転勤もなく、給与を重視して不安を抱えて都心を選ぶ、という無理をする必要もありません。まさに、地元への“LOVE”を重視できる制度なのです。

入社2年目からは応募制で異動が可能。仕事をしてみて、チャレンジしてみたいことができた場合、手を挙げれば、スキルを最大限活かせる部署への異動を希望できます。キャリアを重視し、“PRIDE”を持って働けます。

「地元LOVE&PRIDE採用」は、場所とやりたいことのバランスを取りながら自分らしく働ける制度なのです。

ライフステージの変化や移住…先輩社員が見つけた“自分らしい働き方”を教えて!

社会人になると、考え方や価値観だけでなく、結婚や出産などのライフステージが変わることで、働きやすい環境も変化します。そこで、実際に三井住友海上で働いてきた先輩社員4名に伺った、ご自身の働き方や心境・キャリアの変遷などをご紹介します。

  • 左から三井住友海上の関口さん(人事部)、小川さん、山口さん、今井さん、土居さん

◇CASE1:2018年入社・今井千紘さん
大阪でキャリアを積んだのち、東京へ! 転職活動を視野に入れるも異動で夢を叶える

現在は東京のマーケティング関係の部署にいますが、私は大阪出身で、入社当時は地元で働きたいと考え、大阪で入社しました。新卒でいきなり新しい土地で働くのはちょっと怖いという思いがあったんです。実際に家族や仲の良い友達も近くにいてくれたから、つらくなった時にすぐ相談できてよかったです。育った土地ということもあり、ストレスなく通えましたし、お客さまも地元の企業で知っているところも多く、なじみのある会社さんだとやりがいにもつながりました。

東京に行きたいと思ったのは、入社して4年くらい経ったころです。実は、新卒の時に広告業界も検討していて、その方向でも仕事をしてみたいなと考えていました。実際に転職活動もしていたのですが、業界的に東京に集中していたこともあり、このころから「東京に出てみてもいいな」と思うようになったんです。でも、今の会社は福利厚生もいいし、働く環境はとても良くて。だから転職せず、今の会社のまま広告やマーケティングの仕事ができないかな、と考えるようになりました。

入社6年目で異動の可能性も高まり、改めてキャリアを考えていた中、東京にマーケティング関係の部署が新設されたことを知りました。勇気を出し、公募制度を使って異動のエントリーをしたところ、希望の部署で働けることになりました。大阪にいる時は、「東京は住むところじゃない」なんて聞いてドキドキしていましたが、実際に住んでみたらとても暮らしやすくて(笑)。充実した毎日を過ごせています。チャレンジしたことに後悔はまったくありません。

これからずっとやりたかった広告を作るチームに加わるので、とても楽しみです。これまでの経験を活かしながら新たに専門的なスキルも身につけて、キャリアアップしていきたいと思っています。

◇CASE2:2021年入社・山口哲平さん
まずは慣れ親しんだ地元・岡山で勤務 経験の幅を拡げるため全国転勤型にチェンジ

就職活動をしていた時、自身は全国転勤して活躍したいという思いは持っていました。でも、大学が香川だったこともあり、周囲の友人はみな地元で公務員や地方銀行などに勤めることが多く、自分だけ離れて生活するイメージが持てなくて。当時はまだ今ほど上昇志向が強くなかったですし、家族や友人の近くで働けて、一定のキャリアアップができればと考えていました。だから近隣エリアへの異動がある働き方を希望して、現在の会社に入社しました。

最初に勤務した場所は、地元・岡山。きつめの岡山弁を使うお客さまの言葉を理解できたり、家から徒歩30秒くらいのところにある代理店さんに「そこの家の山口です」って挨拶したり、地元ならではのコミュニケーションが取れたのは良かったなと思います(笑)。

全国転勤ありの働き方に変えようと考えたのは、管理職になりたいと思うようになってからです。4年働いて、全国を転勤してきた上司の方々を見て「将来こうなりたい」と思いました。そのためには全国で経験を積んで、いろいろな解決策を提案できるスキルが必要だと思ったんです。また当時、東京に行く機会があったり、友人が東京に勤務することになったりして、地元以外の土地で住むことをリアルに捉えられるようになったのも、全国転勤ありの働き方に転換してみようというきっかけになったと思います。先輩方にも相談し、「結局決めるのは自分だから」とたくさんの方に言っていただいたので、一度やってみて、もし考えと違っていたらまた戻そうと思って、一歩を踏み出しました。

東京の部署でも、今までの営業の経験を活かしながら、たくさんの幅広い知識とスキルを得たいと思います。東京の規模ならではの大企業やスタートアップ企業などを担当し、幅を広げていきながら、管理職を目指していきたいです。

◇CASE3:2011年入社・土居慎司さん
家族を最優先に大好きな沖縄へ移住 人生の変化に合わせてキャリアをデザインできる

現在、沖縄で暮らす妻と子どもと離れ、熊本に単身赴任しています。4月から、沖縄へ異動し、転勤のないスタイルでしばらく働いていこうと考えています。入社した時は、全国転勤ありの働き方でした。やはり転勤すればどんどんキャリアアップできるだろうし、いろいろな所に行けるのも楽しいかなという気持ちもあって、むしろ転勤したいなと自ら希望していたんです。

現在は熊本で勤務していますが、それまで埼玉と京都を経験しました。結婚したのは、京都に住んでいた頃です。お互いに沖縄が大好きで、妻と出会った場所も沖縄(笑)。どこかの段階でしっかりと居を構えたいとは思っていましたが、子どもが生まれた時に、二人が大好きな沖縄で子育てするのが良いんじゃないかと考え、移住することに決めました。

それと同時に、転勤のない働き方にシフトすることにしました。キャリアに対する不安はもちろんありましたし、住んだことのない沖縄で暮らすことも悩んだのですが、希望すればまた全国転勤の働き方に戻ることもできるので、子どもが大きくなるまでは転勤のないスタイルで働きたいと思いました。もう、子どもがめちゃくちゃ可愛くて(笑)。家族と一緒に住みたいという気持ちが今の自分にとっては一番大きいんです。今はまだ熊本に住んでいて月に1回しか帰れないので、妻がワンオペで育児をしている状態。一緒に暮らせば妻の負担も軽くなると思っています。実はビジネスの面でも、沖縄は魅力的な土地。人口は自力で増えているし、東アジアのハブ的な場所でもあって、さまざまな可能性を感じられるエリアなので、仕事もまた面白そうだなと期待が膨らんでいます。

手を挙げれば元の働き方に戻れるという安心感もあり、キャリアの不安はありません。むしろ選択肢が広がり、決断がしやすくなったのはとてもありがたかったです。

◇CASE4:2017年入社・小川紗也加さん
大阪から東京、そして世界へ 社内制度フル活用で学生時代からの夢を実現

入社当時は、転勤のない勤務スタイルを選んで働いていました。実は入社した時から、3年働いたら国際協力の業界に転職をしようと密かに決めていたんです。学生の頃から、海外で働くのが夢で。でも実際に3年目の終わりになってみると、仕事の楽しさを感じ始めていました。一応、会社の休暇制度を使って、国際協力で働く覚悟を試すために1週間アフリカのルワンダにホームステイをしてみたのですが、やはり今の会社で頑張りたいという考えに落ち着きました。ただ、当時は同じ営業でも働き方が違うだけで給料に差があったこともあり、2年後に近隣エリアへの異動があるスタイルに転換し、大阪から東京に異動しました。

さらにその1年後には、海外で働きたいという夢を叶えるため、全国転勤がある働き方へと転換。保険会社として国内だけでなく海外の社会課題解決にどのように貢献できるのかをより考えるようになりました。そしてついに今年の4月から、多様性の国シンガポールでの1年研修に参加できることに。現地法人の経営を学ぶ中で、第一線で活躍する女性のロールモデルをたくさん見られるのが楽しみです。

プライベートでは、昨年結婚しました。夫も海外へ行くことを理解してくれていて、「行ってらっしゃい、頑張ってね」と応援してくれています。寂しくなるかもしれませんが、やっと実現した夢への一歩、家庭もキャリアも大切に進めていきたいです。研修が終わった後も将来的に海外で働き、家族で移住ができたらいいなと思っています。

「地元LOVE&PRIDE採用」をwebサイトでくわしくチェック

先輩社員が思う「地元LOVE&PRIDE採用」の魅力とは

旧制度の中で自分らしい働き方と向き合ってきた、4名の先輩社員たち。ここからは、人事部の関口さんとともに「地元LOVE&PRIDE採用」の魅力について座談会形式で語っていただきました。

「地元LOVE&PRIDE採用」を安心材料に。地元LOVEの想いが社会貢献につながる

関口さん:そもそも「地元LOVE&PRIDE採用」が誕生した背景には、社会の流れとして、望まない転居や転勤は受け入れられなくなってきているという変化があります。できる限り、会社都合の望まない転勤を減らしていこう、ということで人事制度の改革を始めました。以前も、手を挙げて働き方のスタイルを変えれば、希望の部署に異動ができたのですが、勤務地を自由に選ぶことはなかなか叶いませんでした。これから入社される方々には、好きな土地で慣れ親しんだところからキャリアをスタートして、理想的な働き方を実現しよう、というメッセージを掲げて「地元LOVE&PRIDE採用」を設立しました。

今井さん:全国転勤だとどこに行くかわからない不安があるし、異動しない勤務スタイルだとやりたい仕事ができないというモヤモヤがあったので、最初から希望が叶うのはとてもいい制度だなと思います。

関口さん:配属地確約型と聞くとキャリアが狭まるような印象を受けるかもしれませんが、入社後の異動は公募制なので、自由にどこでも応募できますし、ライフプランによっても働く場所を変えられます。もちろん、公募は誰にでもチャンスがある一方、競争だから叶わないこともある訳で、自分の想いを叶えるには、皆さんのように継続的なアップスキルの努力と、チャレンジし続ける強い意志が必要ですね。

あとは、ビジネスにおいても地元LOVEは良い効果があると思っています。三井住友海上は日本全国で地方創生に力を入れているのですが、やっぱりその土地が好きじゃないと、その土地に本気で向き合って、貢献したいと思えないと思うんですよね。

土居さん:すごくわかります。やはり沖縄が好きなので、仕事を通して沖縄を幸せにしたい! 地元のお客さまも、愛を持って住んでいる人に対して、心を開いてくれると思います。

山口さん:私のようにずっと地方で暮らしていた人は、ネームバリューがあって給料の高い会社に行きたいけど、全国転勤はイヤだなと思っている方も多いはず。そんな方にはうってつけですよね。しかも入社して、希望を変えることもできる。私がまさにその通りのキャリアを歩んでいるので、「セルフ地元LOVE&PRIDE」をやっていたのかも(笑)。入社時にこの制度があったら喜んで使っていたし、最初からできるのはすごく幸せなことだと感じます。

小川さん:私の同期にも見知らぬ土地に配属され、友達も家族もいない場所で社会人人生を始めることに不安を抱えている子がいたので、配属に運の要素がなくなるのは、とても安心感があると思います。人数の多い会社なので自分の欲しいものを欲しいタイミングで手に入れられるとは限らない部分もあると思います。でも2年目以降は公募もできて、ずっと希望を持ち続けられる制度になっているし、この会社なら、望み続けていれば叶えてくれると思います。ずっとチャレンジしやすい環境があるって、ありがたいなと思いますね。

土居さん:人生もキャリアもそうだけど、学生時代に思い描いていることって変わってくる人の方が圧倒的に多いから、事情が変わった時に選択肢があることがすごく大事かなと。私もまさか沖縄に移住するとは、入社の時には思ってもみなかったです(笑)。入社して数年後に、人生に合わせて場所を変えられることは心の支えになると思うので、まずは「地元LOVE&PRIDE採用」を安心材料に、最初の働く場所を選んでもらえたらいいですね。

今井さん:そうですよね。就活生のころって、まず「働くって何だろう」から始まると思うんです。そんな時にいきなり見知らぬ土地に行くって大変なので、土居さんがおっしゃるようにこの制度は安心材料になるのかなと思います。三井住友海上の良いところは、社員の“やりたい”を応援してくれること。自分が強い思いを持ってしっかりキャリアを積み重ねていけば、やりたいことや行きたい場所への夢が叶います。だから初めは慣れた土地で働きつつ、1年でやりたいことが見つかれば手を挙げるのもいいですし、地元にいたいという選択肢があればそこで働き続ければいい。選択肢や夢が広がって、良い制度だなと思います!

関口さん:皆さんのように、大好きな地元からキャリアをスタートさせた方や、結婚を機に好きな土地に住まわれる方など、人生や働く上でさまざまな価値観の変化があると思います。三井住友海上では、暮らす場所やキャリア、仕事の価値観に変化があっても、柔軟に対応できる選択肢をご用意しています。

「セルフ地元LOVE&PRIDE」をしていた山口さんのように(笑)、「まだ人生設計なんてよくわからないし、迷っている」という方にも、「とりあえず入社したあとで考えていこう」という気持ちで、ぜひこの制度を利用していただきたいですね。

「地元LOVE&PRIDE採用」で、自分らしい働き方を叶えよう

住む・働く環境は、人生においてベースとなる大事な要素。やりたいことだけでなく、暮らしやすさがプラスされることで、仕事のパフォーマンスも上がっていくはずです。

三井住友海上では、新卒採用のマイページ会員登録時に希望勤務地のアンケートを取り、都道府県ごとの倍率を定期的に公表。本選考時には、競争率を確認したうえでチャレンジする勤務地を選ぶことができるという画期的な仕組みも取り入れています。

「家族や親しい友人の近くで働きたい」「慣れ親しんだ地域に貢献し、活性化させたい」など、地元へのLOVEを発揮して働きたいという方も、「全国転勤や海外を夢見てバリバリ仕事をしてみたい」と仕事へのPRIDEを追求したい方も、ぜひ三井住友海上火災保険の「地元LOVE&PRIDE採用」を活用してみてはいかがでしょうか。

「地元LOVE&PRIDE採用」をwebサイトでくわしくチェック

[PR]提供:三井住友海上火災保険