就職活動をしている人の中には、働くことへの理解を深めるためにインターンシップへの参加を検討している人もいるのではないでしょうか。今回「あたらしいを、あたりまえに」をブランドメッセージに掲げているJCOM株式会社(以下、J:COM)が営業職のオープンカンパニーを開催! 4人のガクラボメンバーが実際に体験してきました。

今回参加したオープンカンパニーは?

今回のオープンカンパニーでは、J:COMのビジネスモデルを知り、そのサービス内容を顧客に提案する「営業職」を体験できるプログラムとなっています。59名の学生が参加し約4名ずつの班になってワークをしました。担当するのは、J:COM人事部の久保田遥香さんと松尾実希子さん、新卒採用責任者の入江健治さんの3名です。

司会の久保田さん

まずはアイスブレイクのために自己紹介が行われました。用意された「自己分析シート」には10項目の設問があり「人と関わるのが好き」「地元が好きだ」「誰かの役に立ちたい」「映画やアニメが好き」「楽しいことをよく想像する」など、「私ってこんなヒト!!」を自己分析する内容です。この中から2項目以上チェックがあれば、J:COMの仕事に向いているそう。その理由は、これからの学びの中で明らかになっていくのでしょう。

自己紹介を終え、午前中はJ:COMという会社についての知識を深めていきました。

J:COMは1995年に設立され、2023年度の連結売上高は8,923億円、従業員数はグループ総計15,871名で、現在約10世帯に1世帯はJ:COMの有料サービスに加入しているそうです。サステナビリティ経営を行いながら、2027年には売上高1兆円を目指しています。

ケーブルテレビの起源は、山間部や都市部など電波が届きにくい難視聴地域でテレビ視聴を補完するために生まれたとのことです。ケーブルテレビ国内最大手のJ:COMは、インターネット接続やでんきやガスといったケーブル・プラットフォーム事業、映画や番組制作といったメディア・エンタテインメント事業、地域の社会課題の解決を支援する企業や自治体向けのソリューション事業など、幅広い事業を展開しています。

このような多角的で幅広い事業を手掛けていることから、複数社で行うような規模のサービスを自社だけで展開できる総合力がJ:COMの大きな魅力。そして、地域に根差したケーブルテレビという特性から、地域の課題やニーズに敏感に反応し、ともに取り組んでいく地域力が大きな個性となっているそうです。

J:COMの幅広いビジネス

J:COMという会社について知識を深め、午前中の最後は「営業職」についての説明で終わりました。

営業職では、お客さまのニーズを的確に理解することが重要です。ニーズには、顕在化したものと潜在的なものがあります。大切なのは、お話を丁寧に伺うことと、提案時に商品やサービスを利用する具体的な場面を明確にイメージし、お客さまにそのメリットを感じていただくことだといいます。

お客さまによって営業スタイルは変わるのか?

午後からは実践的なグループワークに臨みました。まずはBtoC営業のワークショップ。営業担当が架空の顧客にヒアリングしている録音を聞き、ニーズを考察しながらJ:COMのサービスを提案していくというシチュエーションです。手元にはサービス一覧とオプション一覧が表で用意され、その中から最適なプランを提案するため、班ごとに提案内容をまとめていくことになりました。

<J:COMのサービス例>
・J:COM TV:テレビ放送と動画配信を統合した「シン・スタンダード」プランが代表。テレビの大画面で放送・配信をまとめて見たいというニーズなどに応えている。
・J:COM NET:固定インターネットのサービス。特に次世代AI Wi-Fiなどが魅力。家の中で死角になる部屋を解消する“繋がりやすさ”が支持されている。(契約数:約441万世帯)
・J:COM MOBILE:お得な料金プランと訪問対応もできる充実のサポートが強みのモバイル(MVNO)サービス。(業界シェア4位)
・J:COMオンライン診療:病院に行かなくてもテレビで医師の診療を受けられるサービス。2023年1月からオンラインでの服薬指導も開始している。

モデルケースは夫妻と子ども2人の4人世帯。この世帯の現状を整理し、J:COMからの提案とコンセプトをどのようなものにするのか、それによって得られる価値がどのようなものかをホワイトボードにまとめ、発表していきます。

各班の提案は、夫とご子息が好きなスポーツチャンネル、そして海外ドラマが好きな妻のニーズを満たす基本プランに、ご息女の好きなディズニーコンテンツを視聴できるオプションを追加する、といったプランが多く見られました。そして、携帯電話の乗り換えにより通信コストを削減、リモートワークが多くなったことから固定インターネットサービスの見直しなどの提案や、でんきやガスも乗り換えることにより、支払いの一本化を図ることもできるという付加価値をアピールする班もありました。

提案は内容だけでなく「冒頭はっきりと名前を伝えること」「提案を複数用意して選んでもらえるようにすること」といった、営業のテクニック的な部分もしっかりと評価。営業は、お客さまの立場に立った提案と、お客さまのニーズを深く理解することが大切なようです。

続いて、BtoCだけではなくBtoBの提案についても検討されます。BtoBは企業や自治体、地域のケーブルテレビ事業者の課題に対して、自社のアセットを活用して解決していくことを求められ、Wi-Fiスポットの設置、地域や自治体の情報発信など、地域社会の進歩発展に貢献していくことが重要です。より高度なソリューションを提案し、地域DXを推進するために何ができるかを考えていきました。

J:COMでは2030年に目指す姿として「暮らしのうれしいと地域のゆたかさを進化させるパートナーへ。」と掲げているそうです。その達成を共に目指していける“人財”に出会いたいとメッセージを送り、オープンカンパニーを締めくくりました。

採用責任者の入江さん

今回のオープンカンパニーの参加者には、今後もJ:COMをより知ってもらうための先輩社員座談会やOG/OB訪問、就活講座などのイベントも企画しているといいます。

オープンカンパニー/イベント情報

インターンを経験して

――今日の体験の中で、印象に残っているプログラムは?

これほど幅広い事業をされていることは知らなかったのですが、営業の基礎的な部分やJ:COMさんが大事にしている部分は、特に勉強になりました。新しく気付くことや見えてきたことがたくさんあって、来てみなければばからないということを実感したので、インターンシップやオープンカンパニーには積極的に参加してみたいと思うようになりました。


営業の基礎から教えてくださって、営業というお仕事のだけではなく、日常生活の中でも使えるようなテクニックやスキルを教えてもらえました。日常生活と営業って、割とリンクしているんじゃないかと感じて、そのつながりを発見できたことが大きな学びになりました。


toB、toCのどちらにも顧客がいて、その両方を1日で体験できるというのが、すごく良かったです。特にtoBはイメージがつきにくいので、それを形にしていくプログラムを体験できたのが、すごく良かったです。


今まで参加してきたオープンカンパニーだと、会社の概要説明のあと、すぐにグループワークをするような感じだったんですけど、J:COMさんの場合は、営業職とは、という職種についての学びの時間があったのが印象に残りました。営業職について、きちんと改めて考えたことがなかったですし、今日初めて知ったこともあったので、今日参加できてよかったです。


toCのグループワークだけじゃなくて、toBのグループワークも、もっと時間をかけてやってみたかったですね。あと、もっと現場の営業職の方々にお話を聞いてみたくなりました。


今日、対応してくださった人事の方のお話も、入社したときは営業の部署で、そこから何年で異動して…というキャリアのお話をしてくださって、入社後にどんな感じで異動したりスキルアップしたりするのかを知ることができましたし、すごく勉強になりました。


――今回のオープンカンパニーで得られたことや、気付いたJ:COMの魅力的なところはどのようなことでしょうか。

まず、J:COMさんは想像以上に事業が多角化していると感じました。別の分野に関心があった私自身でも「オンライン診療」という興味を惹かれる事業があったので、きっと誰でも何かしら関心を持てる事業をされているんじゃないかという気がします。まったく違う業界を志している方も、一度こういったオープンカンパニーやインターンシップに参加してみると、意外な事業内容に気付くきっかけになるんじゃないでしょうか。それに、今回は「営業職」という職種に関しての学びも得られて、今後働いていく上ですごく役に立つ知識を勉強できました。これから就職活動という人は、絶対に参加した方がいいと思います。


榎坂さんと重なってしまうんですけど、本当に事業が多角化しているということに驚きました。J:COMのことをあまり知らなくても、参加してみると興味のあるジャンルが見つかるような、そういう会社じゃないかとおもいますね。それに、すごくホワイトな会社というのが印象に残りました。やっぱり、よく名前が知られている会社でホワイトな労働環境の会社に誰でも入りたいものですよね。そこはこれから就職活動をしていく人には魅力的じゃないかな。


プレゼンテーション資料を拝見していて、すごくワクワクするような、楽しい想像をさせてくれるようなコンセプトを感じました。営業のお仕事について学びながらも、J:COMという会社の楽しい雰囲気や、働きやすい環境、制度みたいな部分も見えてきて、何よりお届けしているサービスが素晴らしいんですよね。日々のワクワクを届けているという想いが伝わってきましたし、すごく素敵な考えだと思いました。


J:COMって大手企業なので、ちょっと固いイメージがあったんですけど、今日オープンカンパニーに参加してみて、割とアットホームな感じで、すごく風通しのいい職場環境だということが伝わってきました。働いているみなさんが、自分の仕事に誇りを持っていらっしゃることや、楽しんで働いていらっしゃることも伝わってきましたね。そこは、今日参加しなければ見えてこなかった部分だと思います。実際に、オープンカンパニーやインターンシップに参加してみることの大事さを感じました。


――オープンカンパニーやインターンシップに参加することの良さはどのようなことだと思いますか。

私は長期のインターンシップは経験したことがあるんですが、こういう短期のものもいろいろな業種や職種を見ることができて、短期の良さも感じましたね。


今回は営業職でしたけど、たとえば広報とか、職種についての情報や役割の内容って、ネットで調べてもわからない部分ってあるんですよね。それを知ることのできる貴重な機会だと思いますし、周りの大学生からもいい刺激を得られると思います。場数を踏むことで、就職活動の本番対策ができるのもいいと思ったので、どんどん挑戦していきたいですね。


僕もいろいろなインターンシップなどに参加してきましたが、そういう場に自分を投じることで、知らない自分が出てくるんですよ。環境に合わせようとする自分を知ることが、すごく面白くて。どんどんいろんな自分を知っていって、その中から気に入った自分を選んでいけるようになればいいんじゃないかと思っていました。


私の場合は、製薬業界に行きたいと決めて就職活動していたんですが、せっかくならいろんな業界を見てみようと、いろいろなインターンシップに参加しました。ITとか医療機器、介護なども見てきて、やっぱり製薬業界だと思えたんですが、いろんな業界を見ていくことで、想像していたこととのギャップや、自分の興味関心がどこに向いているかがわかってきたように思います。今回だと、J:COMさんがオンライン診療をやっていることは初めて知りましたし、業界を絞っていたとしても、別業界の中に関心のある分野が見つかることがあるんですよね。もし業界を決めている方でも、いろいろな業界を見た方がいいと、私自身の経験からもそう思います。


暮らしを支えるJ:COM

J:COMでは、ケーブルテレビを中心にさまざまな事業を多角的に展開し、個人顧客から企業、自治体といった法人顧客まで、幅広いニーズに応えることで地域や社会の発展に貢献しています。J:COMの事業に興味を持った人はもちろん、そろそろ就職活動を考えたいけれど、何から始めればわからないという人やまったく別の業界を考えている人も、幅広い展開を見せるJ:COMの事業に触れることで、新しい発見を得られるかもしれません。ぜひ一度、チェックしてみてはいかがでしょうか。

オープンカンパニー/イベント情報

採用情報

[PR]提供:JCOM株式会社