鉄道事業を筆頭に、不動産業や旅行業、広告業など幅広い事業を展開しているJR東日本。同社はグループ経営ビジョンとして「変革2027」を掲げており、「鉄道を起点としたサービスの提供」から「ヒトを起点とした価値・サービスの創造」に転換し、グループ全体で新たな成長を目指しています。
そんな同社の取り組みや、そもそもどういう会社なのか、どんな事業を行っているのか、どんな社員が活躍しているのかを深く知れるイベント「RAIL TO NEXT」が、2024年11月17日にベルサール東京日本橋にて開催。同イベントはJR東日本としては過去最大級の規模で、当日は社員自らが事業の魅力を伝えました。

マイナビニュースでは、同イベントの様子をレポート。また、スペシャルトークセッションに登壇された執行役員 人財戦略部長の井口 亮資氏に聞いた、イベント開催への想いや就職希望者へのメッセージも併せてお届けします。

  • 「RAIL TO NEXT」参加者の様子

 

どんな仕事があるの? 参加者やブースの様子を紹介

「RAIL TO NEXT」では、主に8つのブースが展開。

データ活用・DXブース

「データ活用・DXブース」では、JR東日本グループのデータ領域の幅広さについて解説。グループ経営ビジョン「変革2027」のスピードアップのため、デジタル技術を活用した業務変革(DX)を推進していること、また実際の取り組みについて、関係するグループ会社社員と一緒に紹介しました。

学生の方に私たちの事業を直接お話できる機会って、そんなに多くはないんです。今回のイベントで学生さんの興味・関心領域が分かって、私自身もすごく刺激になりました。入社後のキャリアプランを考えるうえでも、事前に会社のことを知っておくのは、すごくいいことだと思います。


  • 「データ活用・DXブース」の参加者の様子

駅、まち、くらしをつくるブース

「駅、まち、くらしをつくるブース」では生活サービス事業全般について紹介。同社は、「CITY UP!」をスローガンに掲げ、“駅を中心とするビジネス”から“「住んでよかった・働いてよかった」というくらしづくり(まちづくり)”への変革を目指しています。ブースでは、ホテルやフィットネスクラブのマチナカ(市中)への展開推進、ITを活用したネットビジネスや地域活性化への取り組みなどに関する説明を行いました。

ブースでは、各回100名ほどの方が話を聞いてくれました。こんなにたくさんの学生さんに興味を持っていただけて、素直に嬉しいです。今回のイベントは、JR東日本グループがやっていることを知っていただける良い機会だったと思っています。


  • 「駅、まち、くらしをつくるブース」の参加者の様子

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その他、イベントでは「スマートメンテナンス」「次世代のモビリティ」「新たな事業をつくる・地方創生」「働き方・キャリア」「海外鉄道プロジェクト」「Suicaの可能性」といったブースが展開。さらには座談会エリアも設けられており、実際の社員とコミュニケーションを取りながら同社のことを深く知ることもでき、各ブース・エリアは多くの就職希望者でにぎわっていました。

  • 「座談会ブース」の様子

 

人事トップが採用現場のリアルな声を届ける

メインステージでは、人事トップから働くことの面白さや求める人材像について聞くことができるスペシャルトークセッションを実施。そのなかで、人財戦略部長の井口氏はJR東日本で働く社員について、「堅くて真面目な人が多い印象。でも、それはいいこと。仕事に対して誠実であることはストロングポイント」と言葉にし、自身の経験も踏まえながら「やりたいことは知っていることの中にある。知っていることが増えないとやりたいことも限られる」と、就職活動をする学生たちに向けて、エール・アドバイスを贈りました。

マイナビニュースではトークセッション登壇後に井口氏へインタビュー。イベントに込めた想いなどをお聞きしました。
  • 執行役員 人財戦略部長 井口 亮資氏

--「RAIL TO NEXT」を開催しようと思った理由を教えてください。

トークセッションでもお話しましたが、私はJR東日本のキラーコンテンツは社員だと思っているんです。ただ、そういった当社の強みである社員の魅力を伝えるのが、あまり得意ではなかったんです。「JR東日本ではこういう人たちが働いているんですよ」と知ってもらう場をひとつでも多く作ろうと思い、イベントを開催しました。


--イベントの様子をご覧になっての率直な感想を教えてください。

これほどの大規模な就職イベントを開催するのはJR東日本としては初でしたが、思っていた以上に多くの学生さんに来ていただけて、非常に嬉しかったです。みなさん前のめりで、真剣にお話を聞いてくださったな、という印象を受けました。社員側も非常に熱心に学生たちへ説明をしていましたね。彼らも、実はこういう機会を求めていたんじゃないかな。「私たちの想いを聞いてくれ!」という気持ちがあったのではないかと。


--井口さんは今回のイベントを開催するにあたって、どんなことを心がけていましたか?

これは採用活動を通じて意識していることですが、嘘をつかない、素直でいるということです。どこの会社にも絶対に課題はありますから、やっている事業や会社の魅力を伝えながらも「こういうところが課題としてはあります」ということを伝えることは心がけていますね。いいところだけを伝えても、入社後のミスマッチが起こるだけですから。
そしてこの素直さというのは、学生のみなさんに就職活動において求めていることでもあります。トークセッションでもお話しましたが、採用面接というのは選ぶ・選ばれないという話ではなく、マッチングだと思っています。面接では緊張される方も少なくないとは思いますが、型に振り回されて自分の良さを損なうのは、もったいないと思います。


--その他、就職を希望される方に求める能力や考え方を教えてください。

まずは基本がしっかりしていること。当社はベーシックなところでは人の命に関わる業務に携わっているので、仕事に対して誠実である方と一緒に働いていきたいなと思っています。
一方で、基本的なことだけやっていても事業の発展に繋がらないので、創造的なことをやれるかどうかも求めていることではありますね。極端に言えば、「今のJR東日本がこういう会社だから入りたいです」ではなくて、「今はこうですけど、この先こうなってほしい、こうしていきたい」と、JR東日本のこの先を見ている、考えてくれる人に来てほしいと思っています。もしJR東日本に興味を持ってくださり、入社も検討いただいている方には、ぜひそういう話を聞かせてもらいたいなと思っています。


--改めて、就職希望者の方々にメッセージをお願いします。

当社は業務の領域が割と広いので、さまざまな活躍の場があると思います。まずは興味を持って、当社のことを調べて、知っていただけたら嬉しいですね。改めてですが、採用はマッチングだと思っていますので、JR東日本に入ったらいろいろな面白いことができそうだなと感じた方にぜひ来ていただければと思います。もし一緒に働くとなったら、一人前になるまで責任を持って育成するということをお約束します。


 

よりよい未来へ続く道を創る、JR東日本

「鉄道を起点としたサービス提供」から「ヒトを起点とした価値・サービスの創造」への変革を目指すJR東日本。今回のイベントでは、変革に向けてどんな取り組みを行っているのか、その一部を垣間見ることができました。実際に参加した方からは以下のような声が挙がっています。

インフラを通して街を作っていくという大きな仕事に携われるところに魅力を感じた。


井口さんのお話を聞いて、事業展開の幅広さについて詳しく知れたのが良かった。今回のイベントを通して将来の展望を改めて考えるきっかけとなった。


JR東日本に興味を持つ多くの就職希望者が訪れた「RAIL TO NEXT」。未来を見据えてさまざまな「変革」を行っているJR東日本グループが、今後はどんな取り組みを行っていくのか。もしかしたら、その「変革」の中心となるのは、この記事を読んでいるみなさんかもしれません。

[PR]提供:JR東日本