とある日、都内の駅で1枚の広告を目にしたマイナビニューススタッフN。
「加賀市でライドシェア始動? 石川県の加賀市って、今年北陸新幹線を使えば1本で行けるようになった温泉地よね。ライドシェアが導入されたんだ!?」
実は、北陸新幹線の延伸のニュースを見てから、加賀温泉がひそかに気になっていたスタッフN。これは行ってみるしかない! ということで、さっそく次の週末に行ってみることにしました。
新幹線で東京から1本! リーズナブル&安心のライドシェアで気まま旅♪
東京駅から、北陸新幹線に乗車したスタッフN。延伸してから初の北陸新幹線に、ワクワクが止まりません。「新幹線1本で行けるから、気軽に旅行に行けるのはすごく魅力的!」。
東京から3時間強で、目的地の加賀温泉駅に到着。広々として整ったロータリーは、開放感があります。さっそく、ライドシェア乗り場へ向かいましょう。
そもそもライドシェアとは、「乗る」のRideと「共有」のShareを組み合わせた言葉で、アプリ上でドライバーと利用者をつなぐサービスのこと。加賀市では、地域の助け合いによりタクシードライバー不足を補うため、一般のドライバーが自家用車を活用して運送する「加賀版ライドシェア」がスタートしました。
ライドシェアなら、料金はタクシーの8割で乗車が可能。決済方法はキャッシュレスなので、乗り降りもスムーズでラクラクです。また、ドライバーは普通自動車運転免許の「一種」もしくは「二種」を取得し、さらに国土交通省が行う大臣認定講習を受講した方のみ。タクシーとそん色なく、安心して乗車できます。
ライドシェアを配車するには、Uberのアプリを利用します。さっそく、スタッフNはアプリを起動。行き先を入力すると、配車される車の情報が表示されます。あとは乗車場所を確定し、待つだけ。さぁ、加賀温泉観光のスタートです!
電車やバスなどの公共交通機関はコスパよく回れるのが魅力だけど、ライドシェアは時間や場所を気にしないで利用できるから便利! 気ままに旅ができちゃいます♪ |
今年4月にオープンした新スポット!「加賀依緑園」で近代和風建築の趣を味わう
加賀温泉駅からライドシェアで20分ほど。最初の目的地「加賀依緑園(かがいりょくえん)」に到着です。
2024年4月にオープンした「加賀依緑園」は、かつて昭和天皇や多くの文豪などの著名人が宿泊した「旧よしのや依緑園別荘」を大規模修復したもの。当時の趣を残しつつ、美しく生まれ変わった加賀の新しい観光スポットです。
門をくぐり、池やもみじが彩る和風庭園の先に見える、明治時代の趣がただよう近代和風建築は、圧巻の一言! まるで当時にタイムスリップしたような歴史の深さとその美しさに、思わず見惚れてしまうスタッフN。
さらに、加賀依緑園の見どころポイントは3つ。1つは、昭和天皇が滞在した「御殿」です。
現在はカフェとして、山中温泉の老舗店のお菓子を山中塗の器で味わえる場所として改装。美しい庭園を眺めながら、ゆっくりお茶を楽しめます。
部屋中央の上にある、彫刻家の初代大島五雲による欄間彫刻や、鮮やかで洗練された群青色の壁など、当時の雰囲気をじっくり感じることができます。
2つ目は、唐船の棟にある茶室。元は浴室があったところを改修し、京都の裏千家家元の邸内にある茶室を元に作られました。屋根の一部には日本独自の伝統技術「こけら葺(ぶ)き」を用いるなど、細部までこだわりが見られます。
茶室の凛とした空気と静けさに、スタッフNも日ごろの忙しなさを忘れてたたずみます。
そして3つめの見どころは「金唐革紙(きんからかわかみ)」。中世ヨーロッパで使われていた金や銀を箔押しした皮革(金唐革)を、日本の伝統的な和紙の技術などで再現したものです。今回の改修に伴い、御殿や貴賓室の壁紙に用いられていたものを修復。当時の輝きを再び見ることができます。
実は、金唐革紙の技術は昭和に入って衰退し、幻の工芸品とも言われていたほど希少な存在。そこを数々の専門家や加賀市、政府の関係機関などととともに総額約6億円をかけて大修復しました。
展示室では、実際の金唐革紙と貴重な制作工程が見られます。細やかな技術と美しく繊細な紋様は、必見です!
素敵なフォトスポットがたくさん! 美しい建物はもちろん、貴重な展示やお庭の風景を堪能し、当時にタイムスリップしたような感覚が味わえました |
加賀で水揚げされたカニをまるまる一匹使用! 加賀市ならではの贅沢な「カニごはん膳」
お腹が空いてきたスタッフN。ランチへ向かうため、レストランへ向かいます。
やはり、北陸の加賀といえば、カニ料理!ということで、たっぷり堪能できる「加賀カニごはん」からチョイスすることに。
「加賀カニごはん」とは、加賀市橋立漁港などで水揚げされた貴重な香箱ガニ(雌のズワイガニ)を一杯(一匹)使用した、加賀市ならではの上品なカニごはん膳のこと。基本構成はカニごはんと海鮮みそ汁、小鉢が5品に献上加賀棒茶がセットになっていて、まさにカニづくし! 現在、加賀市内の4店舗限定で食べられます。
今回は、イタリアンテイストのカニごはんが味わえる「カーサフォルトゥーナ」へ。カニの味わいをじっくり堪能し、大満足のスタッフNです。
料理には伝統工芸品の九谷焼や山中漆器を使用していて、見た目も豪華。こんなにカニをたっぷり食べられるなんて幸せ~ |
建築やアート好きな方にもおすすめしたい! 見て触れて楽しめる「雪の科学館」
続いてライドシェアで向かうのは、雪の科学館。世界で初めて人工的に雪の結晶をつくることに成功した中谷宇吉郎(なかや・うきちろう)博士の記念館で、子どもから大人まで学びながら楽しめる施設です。
科学館と聞くと、シンプルで無機質な印象を持ちがちですが、雪の科学館は建物の美しさが魅力的。世界的建築家・磯崎 新氏によって設計されたもので、雪をイメージした3つの六角塔が雪の結晶の形になっているなど、細部にまでこだわりを感じます。
思わず撮影したくなるフォトスポットも多数で、特に雪の結晶のパネル前はおすすめの撮影ポイントです!
また、建物だけでなく、中庭にも細かいこだわりが。中谷宇吉郎博士の次女であり、現代美術家の中谷芙二子氏による「グリーンランド氷河の原」には、実際に運ばれてきたグリーンランドの石が敷き詰められ、人工霧発生装置により、刻々と変わる霧を眺めることができます。季節や気候によって変化するため、訪れる時期によって違う霧を楽しめるのも魅力です。
そして、科学館ならではの学べる要素も楽しみの一つ。毎日雪や氷に関する実験が行われていて、実際に見たり感じたりことで、自然科学を身近に感じられます。
今回体験したのは「氷のペンダント」作り。金属が素早く熱を伝える「熱伝導」を応用した科学実験です。アルミニウム製の型で氷を挟み、熱が伝わらなかった型の中の部分が残り、ペンダントになるという仕組み。
ただし、できたペンダントは溶けてしまうので、撮影可能時間はわずか数分! 一瞬ではありますが、カップルや友人と繊細なペンダントをお互いに撮り合うのも、盛り上がりそうですね。
科学館としての学びもありつつ、建物が本当に素敵! 建築やアートが好きな方も楽しめるスポットです |
ハートが可愛い! 唯一無二の「一心絵馬」で縁結びのご利益を祈願
最後に訪れたのは、片山津温泉守護寺である「愛染寺」。
地元で「お薬師さん」と親しまれているとともに、縁結びの仏「愛染明王」を祭っていることから、縁結びにご利益があると人気のあるお寺です。
さらに注目したいのが、はめ込み型の縁結び絵馬「一心絵馬」。愛染寺にしかないめずらしい絵馬で、一つ一つ職人が手作りしています。内側のハートに合う外枠の絵馬を自分で選び、組み合わせて完成させます。
いくつかはめ込みながら、しっくりくる絵馬を選ぶスタッフN。どれを使うか決めるのも、この絵馬の楽しみの一つです。また、ハートは決まった方向からだけはめ込むことができ、奥に抜け落ちることもありません。
裏側に願い事を書いたハートをしっかり絵馬に収め、奉納。願いが叶うよう、心を込めます。
愛染寺は、本尊の薬師如来を始め、たくさんの仏様に守られたお寺。お正月の三が日には「出世地蔵」の御開帳もあるので、年末年始の旅行にもおすすめです。
「一心絵馬」は見た目も可愛い! ぴったりはめ込まれる瞬間や書いている場面など、動画を撮ると楽しそう。願いが叶いますように。 |
ライドシェアで効率よく快適に! 充実の加賀旅を楽しもう
旅行で公共交通機関を使うと、どうしてもタイミングや滞在時間を計算したり、移動しにくさから観光をあきらめたりしがち。でも、ライドシェアなら行きたい時に行きたいところに行けて、効率的に観光をすることが可能です。しかもリーズナブルで、確かな運転技術のあるドライバーだから、安心して利用できますよね。
冬は、カニが美味しい季節。親しい人と一緒に、加賀で美味しく楽しい充実した旅をしてみませんか?
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