まだまだ暑さが和らがない今日この頃。秋に入っても夏のように暑い日があったりと、昔より気温が上がっているような印象がありますね。そんな近年の気候の変化は、人間だけではなくペットにも影響を及ぼしています。たとえば、「寄生虫対策」もそのひとつ。ペットの寄生虫は人にも感染する可能性があるため、しっかりと対策をしておきたいところです。

今回マイナビニュースでは、犬・猫を飼育している会員500名を対象に「ペットの寄生虫対策」に関するアンケートを実施。その結果とともに、現役の獣医さんからいただいたコメントをご紹介します。最新の寄生虫に関する知識や対策方法をきちんと押さえて、大切なペットの健康を守っていきましょう。

\ 今回、お話を聞いたのはこの人 /

獣医師・獣医学博士 松波 登記臣(まつなみ ときお)さん
獣医師11名が在籍し、外来件数・手術件数は、名古屋トップクラスの松波動物病院メディカルセンター(愛知県名古屋市)の院長。専門分野は内視鏡外科、内分泌専門診療科(糖尿病診療科)。

約8割の飼い主がペットの寄生虫対策を意識。特に力を入れている時期は?

まずはペットの寄生虫対策をしているかを尋ねたところ、約8割が「している」と回答。特に力を入れている時期について聞いてみると、最も多い回答は「季節問わず一年中」(47.4%)でしたが、「春」または「夏」と回答した人を合わせると51.1%となり、2人に1人は、気温が高くなる時期に寄生虫対策を意識していることがわかりました。

ノミが活発に活動を開始するのは13℃以上。マダニは、これまで夏に活動が盛んになるとされてきましたが、実は季節を問わず一年中活動している種類もいます。また、現在は温暖化によって冬でも暖かく、室内では常に20℃前後が保たれていることが多いため冬も注意が必要です。そのため、寄生虫対策としては、通年での対策も推奨されています。


シャンプーや自己流のケアと併せて、病院処方のお薬でサクッと寄生虫対策

寄生虫対策をしていると回答した人に、具体的にどのような寄生虫対策を行っているか尋ねたところ、最も多い回答は「病院で購入した駆除薬の投与」(32.2%)でした。ホームセンターなどで購入できる市販のノミ取り首輪、シャンプーや駆除薬などを用いている人も約3割みられました。

ノミやマダニ対策としてシャンプーは有効ですが、皮膚病の場合は無理にシャンプーすると悪化させてしまうことも。マダニの場合、無理やり引き抜くと、マダニの口だけ皮膚に残ってしまい、傷口から化膿する可能性もあるため大変危険です。寄生虫対策はぜひ、身近な獣医さんに相談してください。また、ホームセンターなどで販売している駆除薬は医薬部外品なので、効果の高さを求めるのなら、動物病院で処方される動物用医薬品が安心です。動物病院のなかには、病院処方と同じ駆除薬を購入できる通販サイトを運営しているところもあります。


寄生虫対策をしていない飼い主は約5人に1人。対策しない理由は?

「寄生虫対策をしていない」と回答した人に理由を尋ねると、最も多い回答は「外に出さない/室内飼いだから」(55.8%)。次いで、「身体に悪そうだから」(23.3%)、「動物病院に連れて行くのが面倒だから」(18.6%)と続きました。

室内飼いの場合でも、通年を通しての寄生虫対策が大切。散歩などの外出時に付着したノミ・マダニなどが室内に持ち込まれ、その後、暖かい室内で産卵・繁殖する可能性があるためです。特に多頭飼育の場合は、1頭に症状が現れると全頭が寄生されていることがあるため要注意。また散歩に出ていない場合でも、人間が外から持ち込んでしまい、そこからペットに寄生して繁殖してしまうこともあります。


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今回のアンケート結果では、多くの人が「ペットに寄生虫対策は必要」と認識していることが明らかになりました。ですが、気候や住環境の変化に合わせて寄生虫対策をこまめに見直している人はまだ少数派な印象です。「十分に対策している」「対策は必要ない」と思っている人でも、一度情報のアップデートをしてみるとよいかもしれません。
最後に松波先生から飼い主さんに向けて、寄生虫対策に関するメッセージを頂きました。

ペットの皮膚病の原因となるノミや、貧血や高熱を引き起こすこともあるマダニ。こうした寄生虫の影響はかわいいペットだけに留まりません。ペットから移動して、人にも寄生し、怖い病気をうつしてくることがあるのです。特に、ウイルスに感染したマダニに咬まれることで感染するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、治療法が限られているため人でも致死率が20%前後という恐ろしい感染症とされています。ノミが運んでお腹の中に寄生する瓜実条虫は、濃厚感染した場合には嘔吐や下痢、慢性腸炎などの症状を引き起こすため、こちらも感染が怖い病気です。
寄生虫対策をはじめ、ペットの病気についてインターネットでも多くの情報が発信されていますが、必ずしも正しい情報だけではありません。信頼できる情報元の発信であるかを確認したうえで正しい知識を蓄え、ペット・人間が家族として健やかに過ごせるように取り組んでいきましょう。


動物病院が運営するオンラインショップで、手軽に安心して駆除薬をゲット

ここで、あらためて寄生虫対策についてのポイントをまとめてみましょう。

●POINT1:寄生虫対策は季節問わず!
寄生虫は、環境によっては一年中活動できる可能性があるので、暖かい季節だけでなく秋冬含めた通年での対策が必要。

●POINT2:室内飼いでも油断はNG!
散歩や外出時に、ペットや人に寄生虫が付いてしまう可能性がある。

●POINT3:寄生虫は人にも影響することあり!
マダニが運ぶウイルスに人が感染すると、治療方法が限られているので死に至ることもある病気になってしまうことも。

●POINT4:効果の高い駆除薬を病院でゲットして簡単対策
寄生虫対策は身近な獣医師に相談。駆除薬は病院で処方してもらうか、病院運営の通販サイトなどでも入手できる。

今回コメントをいただいた松波先生が院長を務める松波動物病院メディカルセンターは、創立50周年の動物病院。インフォームド・コンセントに基づき、家族とともに大事なペットについて話をしながら最善の治療法を提案しています。同時にペットに関する正しい情報を発信することにも力を入れ、「松波動物メディカル ペットのお役立ちコラム」では、長年の経験によって得た正しい情報や知識を飼い主に向けて発信しています。

同院では、病院で処方されるものと同じ動物用医薬品を販売する通販サイト「松波動物メディカル 通信販売部 本店」も運営。病院が苦手なペットでも、通院することなく病院と同じ薬を購入可能です。会員になると、ペットの無料相談も受けられるのも頼もしい限り。ぜひオンラインサイトをチェックしてみてください。

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寄生虫予防・対策なら、進化した「フロントライン プラス®」

「フロントライン プラス」は、ドイツに本社を置く製薬会社ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスより発売されている寄生虫駆除薬。動物病院でも処方されている、安心の動物用医薬品です。ペットの首筋に垂らすだけの簡単投与で、寄生虫の被害からペットを守ります。
投与後、約24時間以内に成分が体全体に行き渡り、ペットに寄生するノミの成虫を駆除。さらにノミの卵の孵化・発育を阻止するダブル攻撃で、ノミのライフサイクルをシャットアウトします。また、マダニやシラミ、ハジラミも48時間以内に駆除します。(シラミは犬のみ有効)

気候の変化や気密性の高い住宅環境の影響もあり、今は寄生虫対策は年間を通して行うことが大切。通販サイトで購入できる動物用医薬品「フロントライン プラス」での通年対策で、寄生虫の被害から大切なペットを守りましょう。

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■ペットの寄生虫に関するアンケート 概要
調査期間:2024年7月26日~7月29日
調査対象:現在、犬・猫を飼っているマイナビニュース会員
調査数:500人
調査方法:インターネットログイン式アンケート
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[PR]提供:ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン株式会社