千葉県船橋市に新たに誕生する収容客数約1万人規模の大型多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」(以下、「ららアリーナ」)。そのお披露目イベントが5月29日に開催され、多くのマスコミや関係者、抽選で選ばれた一般客が集まりました。

ららアリーナは千葉ジェッツの新ホームアリーナということもあり、イベント当日は富樫勇樹選手が登場。また7月にららアリーナで公演を予定しているフィギュアスケートショー「THE ICE(ザ・アイス)2024 東京公演」に出演するプロフィギュアスケーター・宇野昌磨さんや、千葉県船橋市在住の梨の妖精 ふなっしーも登場。テープカットセレモニーやトークショーなどが行われました。

今回は大盛り上がりとなった「LaLa arena TOKYO-BAY」お披露目イベントの模様をレポートします!

三井不動産の植田社長、MIXIの木村社長、船橋市の松戸市長が挨拶

まず登壇したのは、MIXIと共同でららアリーナを運営する三井不動産の植田俊社長です。植田社長は「三井不動産は従来よりスポーツ・エンターテインメントの力を活用した感動のある街づくりを推進してまいりました」と述べた上で、「ららアリーナ 東京ベイと連動した企画を周辺のららぽーとや、ららテラスでも行っていきたい」と意欲を示し、「これからのららアリーナ東京ベイと南船橋エリアの盛り上がりにご期待ください」と挨拶を締めくくりました。

続いては千葉ジェッツの親会社でもあるMIXIの木村弘毅社長が登壇。木村社長はまず会場に集まった千葉ジェッツファンに向けて「みなさん、チャンピオンシップ、非常に残念でしたね」と呼びかけ、「千葉ジェッツは強豪クラブとして成長を続けています。2022-23シーズンの平均観客動員数は4,394名で、この数字は前年比150%。またファンクラブ会員数は9,145名で、前年と比べて約4,000名増加しました」と千葉ジェッツおよびバスケットボールの人気の盛り上がりをアピール。「このアリーナを通じて、 スポーツの力で人々に夢と感動を与え、より豊かなコミュニケーションを創造することを誓います」と宣言しました。

代表者の挨拶の後はテープカットセレモニーへ。ここでは前述の3名に加えて、公益財団法人日本バスケットボール協会 三屋裕子会長、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ チェアマン 島田慎二氏、そして千葉ジェッツから富樫勇樹選手、プロフィギュアスケーターの宇野昌磨さん、千葉県船橋市在住の梨の妖精 ふなっしーが登場しました。

富樫勇樹選手、宇野昌磨さん、ふなっしーによるスペシャルトークショー!

テープカットセレモニーの後は、富樫勇樹選手、宇野昌磨さん、ふなっしーという豪華メンバーによるトークショーが開催。

富樫選手はららアリーナの印象について「一言でいうと夢のアリーナだと思います」と述べた上で、「5000人規模だった船橋アリーナと1万人規模のららアリーナはやっぱり全然違うと思います。プレッシャーももちろんありますが、皆さんの声援を受けてプレーできるのが今から待ち遠しいです」とコメント。

来シーズンの「B. LEAGUE ALL-STAR GAME 2025」が船橋市に決まったことについては「僕だけでなく、対戦相手のチームも楽しみにしていると思います。オールスターも含めて、ららアリーナが日本のバスケットボールの新たな聖地の1つになれるようがんばっていきたいです」と意気込みを述べました。さらにMCからの「ディープスリーのイメージはできていますか?」という質問には「なかなかこれだけ大きなアリーナでプレーする機会は少ないので、慣れていきたいです」と答えていました。

また、7月にららアリーナで開催される「ザ・アイス」に出演を予定している宇野昌磨さんは、MCから「3回転ジャンプの準備はできていますか」と質問されると、「4回転ジャンプの準備をしておきます」と茶目っ気たっぷりにコメント。プロに転向した件については「自由にスケートができるので、今まで以上に楽しくやれると思っています」と心境を語りました。

ちなみに富樫選手と宇野さんはこの日が初対面とのこと。宇野選手は富樫選手について「テレビで(富樫選手を)よく見ていたので、勝手に初めてではない気持ちでした。これからもテレビで見るのを楽しみにしています」とコメント。これに富樫選手は「ぜひテレビではなく、このららアリーナで(観戦を)お願いします(笑)」と笑いを誘っていました。

最後にふなっしーが、ららアリーナの印象について「ふなっしーもここで何かイベントができたらいいなっしー!」とコメント。「あらゆるスポーツ選手が多くのドラマや物語を作ると思うので、みなさんもその物語を見に船橋にお越しくださいなっしー」と呼びかけました。

千葉ジェッツのメンバーによるトークショーとフリースロー対決!

続いて、千葉ジェッツ スペシャルプログラムがスタート。富樫選手に加えて、金近廉選手と原修太選手も登場し、トークショーとフリースロー対決が行われました。

原選手はららアリーナについて「音や演出など、大きなアリーナにも負けないアリーナだと思いました」とコメント、さらにファンに向けて「船橋アリーナでの9年間、すばらしい声援のおかげでいい成績を残せました。ららアリーナは船橋アリーナの倍の人が入るので、声援も倍必要です。皆さんの力を貸してください」と話しました。

また金近選手は「アリーナだけでなく、ロッカールームもすばらしいので、選手としてもモチベーションが上がります」とコメント。ファンに向けては「(富樫選手や原選手のように長くいる選手と比較して)僕は今シーズンしか船橋アリーナでプレーできませんでしたが、皆さんと一体となって試合している感じがありました。ららアリーナでも応援お願いします」と呼びかけました。

富樫選手はあらためてららアリーナについて「ホームコートを移すことでいろいろな変化があると思いますが、選手としてはこれだけ大きなアリーナでプレーできるのは幸せです。期待に応えられるシーズンにしたいです」と来シーズンに向けての抱負を語りました。

トークショー後はふなっしーを交えて、千葉ジェッツの選手3名によるフリースロー対決を開催。ファンへのプレゼントがかかっているとあって、選手の3名は緊張しつつも着実にシュート!

会場に集まった2,500名の千葉ジェッツファンも大盛り上がりとなっていました。

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【インタビュー】三井不動産が構想する、スポーツ・エンターテインメントを活かした街づくりとは

スポーツ・エンターテインメントを活かした街づくりを目指す三井不動産は、どのような構想を描いているのでしょうか。

ららアリーナの運営を手がける三井不動産の商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部 スポーツ・エンターテインメント事業部 事業グループ主事・大澤有砂さんにお話を伺いました。

ーーまずは大澤さんの自己紹介をお願いします。

大澤さん:私は現在、三井不動産の商業施設・スポーツ・エンターテインメント本部 スポーツ・エンターテインメント事業部に所属しています。当社は現在「スポーツやエンターテインメントを活用した街づくり」を推進しており、その方針のもと今回ららアリーナの開業に携わっております。

ーー三井不動産では長年にわたり、「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」や「三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAY」など南船橋エリアの街づくりを行っています。そんな南船橋エリアに今回、ららアリーナを開業しようと考えたきっかけはなんだったのでしょうか。

大澤さん:船橋市には千葉ジェッツふなばしというB1リーグに所属するバスケットボールチームがあります。非常に人気のあるチームなのですが、新たに2026-27シーズンから立ち上がるB.プレミアへの参入のためには5,000席以上の観客席を備えたホームアリーナを持つことが必要な条件となります。千葉ジェッツの親会社であるMIXIさんと、以前より南船橋エリアで商業施設を展開し、さらにスポーツの力を活用したまちづくりを進めたい当社との意向が一致したことで、本プロジェクトが動き始めました。

ーー三井不動産とMIXIは業種もまったく異なりますし、意外なコラボレーションですね。

大澤さん:たしかにこれまでMIXIさんとはあまり接点はなかったですね。当社はデベロッパーですし、MIXIさんはネットワーキングやエンターテインメントの会社ですから。ただ、だからこそお互いの得意分野を活かして、当社は開発などのハード面を、MIXIさんは大規模イベントやコンサートの開催実績があるため、イベント主催者への営業活動などのソフト面を担当するなど、うまく役割分担できたのではないかと思います。

ーー他のアリーナとの差別化や、ららアリーナならではの強みを教えてください。

大澤さん:ららアリーナで目指したのは、アリーナにお越しくださる一般のお客様とイベント主催者の両方にとって使いやすい施設です。そこでまずはどういったアリーナが使いやすいのか、イベント主催者さんにヒアリングを重ね、ららアリーナの設計や運営面に反映していきました。

たとえばアーティストのライブの場合、設営にすごく時間がかかります。今は人手不足ということもあり、なるべく効率化するために機材を積んだトラックがそのままアリーナ面に入ってくることもあるそうなんです。ところが既存のアリーナによっては、荷重や動線の問題から、トラックが入れないこともあります。ららアリーナは大型トラックが入れるだけの大きさの搬入口と床荷重を確保しているので、設営時間の短縮につながるんです。

ほかにも、こだわった点としてセンタービジョンや天井からの荷重があります。主にバスケットボールの試合で多様な演出が可能となるほか、天井から音響や照明用の機材を何十トンと載せることがあるので、それを加味して百トンまで耐えられる設計にしました。

さらにほかのアリーナだと控室が不足する問題も起きがちということを伺ったので、ららアリーナでは会議室や倉庫をたくさん作って、スタッフの方が使いやすい施設を心がけています。

ー一般のお客様へのアピールポイントはいかがでしょうか。

大澤さん:一番は座席の見やすさですね。ららアリーナは1万人が収容可能ですが、席の傾斜を工夫したことでどの席からでも試合やコンサートが見やすくなるよう設計してあります。席自体も広くて、ゆったりと座れます。

また、ほかのアリーナではトイレ不足の問題が多いということで、ららアリーナでは収容人数に対して330台のトイレを用意しています。これはイベント会場のトイレとしては十分な数だと思います。またイベントによっては男女比が変動するので、男性用トイレと女性用トイレを入れ替えるなどフレキシブルな対応が可能です。

さらに出入りの混雑をなるべく避けられるよう、待機スペースを広く取る、1階と2階の両方から入れるようにするなど動線も工夫しています。

ーーVIPエリアなども充実しているそうですね。

大澤さん:はい。VIPエリアは大きく2種類あって、1つはお食事を楽しんでいただきながら観戦・鑑賞が可能なラグジュアリーな空間である「VIP ROUNGE」とそれに併設した個室(VIP ROOM)があるエリアです。

もう1つは「バスケットボールのコートをイメージした意匠を施したカジュアルな飲食ゾーン(BOOSTER SQUARE)と個室(VIP BOX)を揃えたエリアになります。

ーーららアリーナでは今後、どのようなイベントが開催されるのでしょうか。

大澤さん:7月6日、7日のMr.Childrenによるこけら落とし公演を皮切りに、先日引退を発表されたプロフィギュアスケーターの宇野昌磨さんも出演される「ザ・アイス」や、ディズニーのファミリー向けイベント「ディズニー・オン・アイス”Find Your Gift”」など様々なイベントが開催されます。10月からはBリーグの2024-25シーズンが始まり、千葉ジェッツによるホームゲームが開催されます。

屋内スポーツであればバレーボール、車いすバスケットボール、4人制サッカーなど幅広く対応できますし、そのほかのイベントについても開催したいと考えています。。

ーーららアリーナは今後、南船橋という街の発展にどう貢献していくのでしょうか。

大澤さん:これまでもららぽーとTOKYO-BAYやららテラスTOKYO-BAYはありましたが、ららアリーナはそうした商業施設とはまた違った層のお客様に足を運んでいただくきっかけになると考えています。そこをうまく連携できれば、もっと南船橋を盛り上げていけるのではと思います。

たとえば、ららアリーナでのイベントはチケットを購入しないと見られないわけですが、それだけだと寂しいですよね。そこでららテラスの芝生広場でパブリックビューイングを行ったり、千葉ジェッツのグッズ販売やプロモーションを行ったりして、ららぽーとやららテラスを訪れた人にもららアリーナを感じていただけるような施策も考えていきたいと思います。

ーー最後に読者へメッセージをお願いします。

大澤さん:これから様々なイベントが開催されるので、ぜひららアリーナに足を運んでいただければと思います。

また、ライブに行って帰って終わりではなく、南船橋にはららぽーともららテラスもあるので、ぜひイベントの前後に買い物やお食事を楽しんでいただきたいですね。私たちもお客様に「いいアリーナだね」と言っていただけるよう盛り上げていきたいと思っています。

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「LaLa arena TOKYO-BAY」プレス説明会・内覧会/お披露目イベント

来場者に特別な体験を提供するフード&ビバレッジ

イベントのワクワク感や音楽イベントの熱狂・興奮をキーワードにした壁画アート

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