世界の大手総合旅行ブランドの一つであるエクスペディアは、日本でのサービス開始から今年で18周年を迎える。それに際してブランドの刷新と新たなマーケティングキャンペーンを発表した。

この発表に合わせ、エクスペディア・グループのピーター・カーン副会長兼CEOとブランド統括のジョン・ギーゼルマン氏が来日し、記者発表会が行われた。本記事では、その概要とギーゼルマン氏の単独インタビューをお届けする。

  • エクスペディア・グループ ブランド統括 ジョン・ギーゼルマン氏

「日本への投資を強めていく」と明言、AI活用の新サービスも展開

エクスペディアは、オンライン旅行会社として1996年にサービスを開始。日本では2006年から事業を展開し、テクノロジーを駆使したサービスで業界をけん引している。

エクスペディア・グループの訪日客データによると、2023年のアメリカからの旅行者のうち、48%がエクスペディアを使って訪日している結果に。

  • 左:エクスペディア ホールディングス株式会社 代表取締役 兼 エクスペディア・グループ リテール日本統括ディレクター 木村奈津子氏
    中央:エクスペディア・グループ 副会長 兼CEO ピーター・カーン氏
    右:エクスペディア・グループ ブランド統括 ジョン・ギーゼルマン氏

そこでカーン氏は「AIなどのテクノロジーを駆使していくことで、ベストなサービスを提供し、カスタマーの信頼を得ていきたい」と、日本市場への期待とテック企業としてのユーザビリティの向上について触れた。具体的には、旅程などを家族や友人と共有できる「トリッププランナー」や、航空券の価格変動をチェックできる「プライストラッカー」など新たな機能を追加。そして日本市場向けに、24 時間年中無休で日本語音声サポートとチャットサポートを開始し、よりよい旅をテクノロジーによってサポートしていくという。

「パッケージ割引や会員プログラムによる特別価格などをぜひ活用してほしい」と、エクスペディアを通じて旅行を楽しんでほしいことをアピールした。

「テクノロジーの力で旅行体験をもっと最高なものに」

今回、会見後にギーゼルマン氏への単独インタビューができた。日本市場の印象やエクスペディアは日本でどのような存在になりたいかなどの話を紐解いていく。

――本日はお時間をいただきありがとうございます。ギーゼルマンさんが日本に来日されるのはもう6回目になるそうですね。

そうなんです。もともとサングラスメーカーのレイバンで製品開発の仕事をしていて、日本に来る機会が何度かありました。日本食も好きで、昨夜も食事を楽しみましたよ。

――今回のステイも楽しんでいただけているようで嬉しいです。さっそくですが、エクスペディアのサービスはどのようなものか教えてください。

エクスペディアは、航空券やホテルだけでなく、レンタカーや現地ツアーなども予約できる総合旅行代理店です。27年の歴史があり、「オンライン旅行代理店(OTA)の先駆者」といっても過言ではありません。新たなプロダクトと使いやすいサービスを提供することで、ユーザーのみなさんに旅をより楽しんでいただきたいと思っています。

――旅行業界はコロナ禍の影響を受けたと思いますが、現在はいかがでしょうか。

私たちは27年という歳月をかけ、さまざまな技術を蓄積してきました。コロナ禍によってビジネスが停滞する時期もありましたが、今までに培った技術を使ってビジネスを再構築しようとしており、実現できていると感じています。日本市場においては、海外旅行の需要がコロナ禍以前のレベルまで回復していないという側面がありますが、これは経済的な影響や円安といった要因が大きく、時間が経てば回復していくと考えています。

――今回、ブランドの刷新をし、マーケティングキャンペーンを日本から展開していくそうですが、その狙いはどのようなところにあるのでしょうか。

昨年、コロナ禍による対策が緩和されて日本でも観光業に復活の動きがありました。再び需要が生まれることを踏まえ、回復の兆しが見える日本でキャンペーンを行うことにしました。

――先日、エクスペディアとNetflixとの広告パートナーシップの締結が発表されましたが、なぜNetflixとのパートナーシップを結んだのでしょうか。

今世の中から非常に注目されているこの分野においてリーダーシップを担っているNetflixと、世界初となる広告グローバルパートナーシップを組むことで、私たちエクスペディアも先駆者としての役割を担っているということを多くの人々に知ってもらえるきっかけになると考えました。

――エクスペディアは革新的技術を開発するテック企業でもありますが、今回のようなAIが導入されたことでどのように効率化されたのでしょうか。

AIを使うことで、よりパーソナライズされた旅行体験を提供できるようになったと考えています。旅行をする際、どこに行きたいか、何をしたいかというのは人それぞれ異なります。そこにAIを使用することで、各々の好みに合わせてカスタマイズでき、効率的な旅行体験に繋がると考えています。

――AIの活用において、今後はどのようなビジョンを描いていますか。

私たちが担っているサービスは、航空券や宿泊先の予約、レンタカーの手配など旅行におけるさまざまな分野に及びます。今後は、ユーザーの方々が心の中で「こんなことができるといいな」と思い描いているようなことを、AIによって具現化したいと考えています。例えば、天気によって異なるアクティビティのアイデアをもらえたら便利ですよね。仮に雨であれば美術館などの屋内で楽しめるもの、天気が良ければ屋外でのアクティビティをおすすめするようなものです。

――最後に、エクスペディアが今後の日本でどのようなブランドになっていきたいのか教えてください。

私たちはオンライン旅行会社として、テクノロジーの活用により力を入れています。世界中のさまざまな国へ旅行したいと考えているユーザーのみなさんに対して、新しいものをどんどんご提供していけるような企業でありたいと思っています。

安心・お得・便利な旅の側に

最後に、便利でお得な機能が盛りだくさんのエクスペディアのアプリ機能を紹介。 まずは、今回日本に向けてローカライズされた機能をチェック!

アプリで使える新機能をチェック

1)ダイナミック旅行ガイド
都市によって最適な時期や近隣の目的地、アクティビティの情報などを提案、アイデア収集から実際の旅行の実現までをサポート。 (エクスペディアおよびHotels.comのモバイルアプリで利用可能)

2)トリッププランナー
旅行計画の立案や旅程の作成、家族や友人とのアイデアを共有できる機能。ホテルやアクティビティ、フライトなどの情報を保存し、旅程や予約済みアイテムなどを表示する。表示された情報に家族や友人を招待してお互いに確認することができるほか、「いいね」をすることも。 (エクスペディアおよびHotels.comのデスクトップおよびモバイルアプリで利用可能)

3)プライストラッカー
航空券の価格変動を常に把握できるようにプッシュ通知でお知らせする。ベストタイミングで予約できるようにサポートする機能。 (エクスペディアおよびHotels.comのモバイルアプリで利用可能)

4)スマートショッピング(宿泊施設比較ツール)※
宿泊施設のオプションを一覧で比較し、ホテル選択のプロセスを簡略化。価格、評価、アメニティ、VIP+Access施設(エクスペディアのお客様から継続的に高い評価を受けている、クオリティが高い宿泊施設)のステータスなど、さまざまな要素を比較し、よりよい宿泊施設の選定をサポートする。 (エクスペディアおよびHotels.comのデスクトップおよびモバイルアプリで利用可能)

※現在はデスクトップならびにAndroidで利用可能。今後iOSでもサービス開始を予定している

アプリのダウンロードはこちら

その他にも便利な機能がたくさん!

●モバイルアプリ価格でお得に予約
エクスペディアのモバイルアプリの利用を使うと、アプリ限定の割引もあり、対象ホテルがお得に予約可能。

●会員プログラムとポイント利用でさらにお得に
無料の会員登録をすると、10%以上割引になる会員価格で対象ホテルの予約が可能に。さらに、予約するとポイントが獲得でき、そのポイントを利用すれば次の旅行がさらにお得になる。旅行のたびエクスペディアを利用すれば会員ステータスがランクアップし、VIP Access提携施設での特典など多くの会員特典を利用することも。アプリを利用すれば、予約のたびにポイントを2倍獲得できる。

今回エクスペディアでは、リブランディングに合わせて新たなマーケティングキャンペーンもスタート。新ブランドメッセージ『いつものそとへ』を掲げ、CM動画「Two Steps」の放映を開始する。エクスペディアは、すでにNetflixとの世界的な広告パートナーシップを締結したことを発表しているが、今回のCM放映はこのパートナーシップにおける最初のクリエイティビティとなる。

ギーゼルマン氏は、日本市場向けに作られたメッセージ『いつものそとへ』について「旅行への根本的な欲求を支援するための私たちの考えを示した」とキャンペーンに込めた意図を話した。

新CM「Two Steps」の視聴はこちら

ブランド刷新と新マーケティングキャンペーンを発表し、さらに便利になったエクスペディア。航空券やホテルの予約の際にはぜひエクスペディアを使って、旅行を楽しんでみてはいかがだろうか。

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[PR]提供:エクスペディアホールディングス株式会社