最近はキャンプブームということもあって、自然のなかで余暇を過ごす人も増えている。 しかし、焚火で調理というのはハードルが高く、いつも家で使っている家電で調理をするという人もいるだろう。そんなニーズを受けてキャンプ場にはAC電源が備えられているキャンプ場も多く、ライトユーザーを中心に人気だ。ただし、そんな好条件のキャンプ場ばかりではないので、自前のポータブル電源やポータブル発電機を持ち込むユーザーも増えてきている。今回はそんなユーザーにぴったりのお手軽な「EENOURインバーター発電機 GS1800i-B」 を紹介しよう。

そもそも「インバーター発電機」とは?

今回は、野外で大活躍のインバーター発電機を紹介するのだが、そもそも「インバーター発電機」についてご存じだろうか? 簡単にいえば、単純な発電機とは違い、発電した電気を「インバーター」という装置を使って、周波数や電圧を整えて出力する発電機のことである。

電気の流れ方には「直流」と「交流」の2種類があり、電圧と電流の向きが異なるのだが、 電気製品を安定して稼働させるために、“作った電気を直流から交流に変換”し、高品質な電気を供給できるのがインバーター発電機なのだ。

さらに関東と関西では周波数も違ってくるが、インバーター発電機なら、野外であっても交流電源が使えるだけでなく、50Hz/60Hzといった周波数帯の違いにも対応できるのが魅力だ。

ちなみに発電機にはインバーターなしというモデルもあるが、出力が安定しないため精密機器のようなものには利用できない。単純にモーターを回すといった用途に使うなら問題ないが、それ以外の用途を考えるなら、インバーター付きの発電機の方が応用範囲は広いだろう。

今回紹介する「EENOUR インバーター発電機 GS1800i-B(以降、GS1800i-B)」は、約16kgの本体に、CB缶(カセットボンベ)を2本差し込んでエンジンを回す方式を採用しているインバーター発電機になる。ガソリンとは違い、燃料の取り扱いが楽なのがメリットで、出力は落ちるがOD缶(アウトドアコースを目的としたガス缶)にも対応する。つまり、ガス缶を常備しておけば、電源不要で緊急時にも役立つし、もちろんキャンプやDIYなど、野外での使用にも最適だ。そんな便利なGS1800i-Bを試すことができたので、使い方から実機レビューまで紹介していきたいと思う。

▼「GS1800i-B」
燃料:CB缶ガスカートリッジ
出力:定格1.3kVA
電源コネクタ:AC、DC、USB
周波数:50Hz/60Hz切り替え可能
重量:約16kg
価格:167,880円(参考価格)

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どんな用途に使える?

キャンプや車中泊に

冒頭でも述べたように、キャンプや車中泊などの野外でも家電を使いたいという人は増えている。車中泊などでは、室内で火を使うのが難しく、必然的に電気に頼るしかないケースも多い。そんな時にインバーター発電機があると、AC電源がなくても家にいるのと同じように家電が使えるのでとても便利なのだ。

ただし、キャンプで人気のOD缶も使うことはできるが、別途アダプタを買う必要があること、定格出力の75%しか出なくなることは注意が必要だ。

野外でのDIYに

コロナ禍によって働き方が大きく変わったことから、上手に余暇を使う人が増えている。そんななか、時間を有効に使う手段としてDIYを趣味として始めた人もいるのではないだろうか。DIYでは、電動工具を必要とするシーンが多く、本体を動かしたり、バッテリーの充電のためにコンセントを探し回ることも少なくない。

そんなときにGS1800i-Bがあれば、どこでも電動工具の利用ができるようになる。バッテリー式のものを使っているケースでも、どんな場所でも充電できる安心感は計り知れない。GS1800i-BはDIYとも相性抜群だ。

防災対策に

GS1800i-Bの真骨頂はやはり防災対策にあるといえる。なにせ、燃料がコンビニやホームセンターなどで気軽に手に入れることができるCB缶なので、入手も保管も容易で使い勝手はすこぶる良い。卓上コンロ用に買いためている人もいると思うが、長期間保管しておけるのもCB缶の良いところだろう。

燃料によるメリットのほか、GS1800i-Bのシンプルな構造はトラブルが少なく、安定稼働が期待できる点が魅力だ。エンジンを搭載しているので、オイルやプラグの管理はしておく必要はあるが、しっかりメンテナンスさえしていれば、いざというときにしっかり働いてくれるだろう。

「EENOUR インバーター発電機 GS1800i-B」
詳細はコチラ

実際に試してみよう!

さて、それでは早速GS1800i-Bを動かしてみよう。箱から出した状態だと、CB缶をセットしてもまだ動かすことはできない。説明書をよく読み、定量の4サイクル用オイル(SAE10W-30または10W-40 API分類SE級以上)を用意する。規定量は550mlなのできっちり量ること。同梱されているオイルジョッキがあるので上手に使うとよいだろう。

  • カバーは簡単に外れる。メンテナンスしやすいのもメリットだ

  • プラグにも簡単にアクセス。プラグレンチも付属し、至れり尽くせりだ

①まずはオイルを入れよう

  • オイルはここから入れる。適量があるので間違えないように!

  • じょうごとオイルポットが付属するので上手に活用しよう

  • 実際に動かす前にオイルを用意する。550ccあれば良いので、まずは小さいもので十分だ

  • 付属のオイルジョッキは200cc用なので、200cc+200cc+150cc(合計550㏄)と3回にわけて入れる

  • 説明書を見ながら正しくいれよう

  • オイルが適正量入っているかは、インジケーターで確認する。わかりづらいが、規定量のほぼど真んなかで落ち着いた。適量があるので間違えないようにしよう

②CB缶をセットしよう

オイルを入れたら、CB缶をセットする。最初はなるべく満タンのものを選ぶようにしてほしい。数回使ってわかったが、ガスが少なくなってくるとさすがに回転が安定しなくなるので、購入したての頃はなるべく良い状態で回す方がよいだろう。

  • CB缶はここへ差し込む

  • CB缶をセットする。これで準備完了だ

  • カセットガスコンロを使ったことがある人ならわかると思うが、切込みをきちんと合わせれば問題なくセットできる

次に「エンジンスイッチ」を「ON」にして、チョークレバーを「起動」の位置に動かす。この状態でリコイルスターターグリップを引っ張るとエンジンが始動するはずだ。最初は回転が不安定になるかもしれないが、しばらくすると落ち着いてくるのでチョークレバーを「運転」の位置に戻してあげよう。出力表示ランプが緑色に点灯していれば、電源を使うことができる。

GS1800i-Bを止めたいときはエンジンスイッチを「OFF」にするだけなので、操作もわかりやすくて初心者でも使いやすい。 ただし、小型、ガス駆動とはいえ、エンジンはエンジンなので、排ガスも出れば、音もする。一酸化炭素も当然出ているので、締め切った室内での利用は控えよう。もちろん、テントや車のなかで使うのも厳禁なので、あくまでも屋外で使うものだと心得ていただきたい。

  • チョークは左側面にある。スターターの左上と覚えておけばわかりやすい

  • 使えるポート類はこちら

  • 「出力表示灯」がグリーンに光っていればコンセントが使えるぞ!

ちなみに2本のCB缶での連続稼働時間はエコボタン使用時で1時間20分、エコボタン未使用の定格負荷時で50分となっている。テストしたときでもほぼこの通りの結果になったが、実際には気温によって大きく左右されるので、この数字をあまりあてにしない方が良い。エンジン音をよく聞いて、回転にバラツキが出てきたらそろそろ交換の目安なので、次のCB缶を準備しておこう。

また、GS1800i-Bの重さ約16kgではインバーター発電機のなかでは軽量な方だ。 デザインはいかにも「発電機!」という無骨さはなく、スマートな印象なので、家のインテリアにもなじむだろう。 実際にレビューした感覚だと、手軽かつ操作も容易で、誰にでも扱いやすい製品だといえる。ランニングコストを考えると、やはりガソリンに軍配が上がるが、CB缶によるメリットは本当に大きいと思うので、そこに共感できる人には大いにオススメだ。

ちなみに、すでにバッテリー式のポータブル電源を持ってる人であれば、GS1800i-Bをバッテリー代わりにすることで、ポータブル電源の充電がなくなっても繰り返し使用することができる。いざというときにも心強いだろう。

趣味だけでなく災害時など幅広いシーンで大活躍するGS1800i-B

キャンプやDIYなどの趣味にももちろんだが、災害時に大活躍すること間違いなしのGS1800i-B。多くのシーンで使い勝手がよく、初めてインバーター発電機を使うという人にも使いやすい製品といえる。ちなみに参考価格は約17万円だが、実売価格でいえば11万円前後 で手に入るところが多い。また、GS1800i-Bは購入時から12カ月+12カ月のメーカー保証もついてくるのもメリットだ。CB缶によるお手軽運用と十分なコストパフォーマンスを持っているGS1800i-B。気になる人はこの機会にチェックしてみてはいかがだろうか。

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