Twitter配信番組・家族会議型バラエティ「竹山家のお茶の間で団らん」は、パパ役のカンニング竹山さん、ママ役の篠田麻里子さん、娘役の越智ゆらのさんが、毎回異なるテーマで、トークを繰り広げるバラエティ番組だ。今回は、9月30日の21時に配信された第14回目の内容をレポートする。


ゆらのが不在の今回の放送。なにやら竹山パパに大きな悩み発生!

なんと今回は、ゆらのが体調不良でお休みのため、竹山パパと麻里子ママの2人で番組がスタート。

番組の配信日は9月30日。翌日には10月に突入するが「10月には、大問題があるんですよ!」といつになく深刻な様子の竹山パパ。「加熱たばこの税金が上乗せされて、値上がりするの! これまでも、何度もたばこ税は引き上げられているけれど、そもそも一体、何に使われているのかなと思っていて」と、疑問を投げかける。

麻里子ママも「確かにたばこ税は頻繁に上がっているイメージですね。国のために使われているとは思うけど、具体的にどんなことに使われているのか私もわかってないかも……」ということで、今回のテーマは「税金」に決定!

パパの後輩と問題解決に挑む!?

少し取っつきにくい税金を分かりやすく解説するために、今回、ゲストに招いたのは竹山パパの所属する事務所の後輩で、R-1グランプリにも出場したことがある芸人の渡部崇文(以下、わたび~)さんだ。わたび~さんはなんと公認会計士、税理士、証券アナリスト、フィナンシャルプランナーの資格を持つ。実は今日、顔を合わせるのは初めてという2人。噛み合っているような噛み合っていないような微妙な空気の中……。

わたび~さんが「たばこ価格の内訳」に絡め、3年ぶりの新ネタを披露。例えば、1箱580円のたばこの金額は、たばこ本体の価格(222円)と、税金(358円)の2つで構成される。 たばこ本体より税金の方が高いという事実に、麻里子ママはもちろん、愛煙家の竹山パパもびっくり!

  • 1箱580円のたばこの内訳を新ネタで披露

続いて紹介されたのが税金に関する街頭インタビューだ。「税金と聞いて、どんな税が思い浮かぶ?」などを聞いたところ、消費税、住民税、酒税、相続税などさまざまな税金の名称が挙がった。 一方、実際こうした税金がどのように使われているか尋ねたインタビューでは「あまり詳しく知らない」「公共設備の改善などに使われていると思う」「社会福祉に使われている? 細かい部分までわからない」と、漠然とした回答が目立った。

「たばこ税」の使い道についても然りで、公共施設などで使われているイメージを持っている人は多いが、具体的な使われ方を把握している人は少なかった。

最終的に「税金が何に使われているか知らない人が70%を占めている」という結果となった。それを受けて、わたぴ~さんが「税金は、国民のみんなの暮らし、社会の助け合いために使われる大切なお金。警察・消防・道路・水道の設備、年金・医療・福祉・教育などに使われている」と解説。「いわば、社会参加のための"会費"のようなもの」という例えに、竹山パパと麻里子ママも納得の表情を見せた。

「たばこ税」の税収は年間いくら? 驚愕の金額に竹山家もびっくり

次は、竹山パパが気になる「たばこ税」について深堀り! わたび~さんによると、たばこ税は4種類の税金(国たばこ税・地方たばこ税・たばこ特別税・消費税)から成り立っているそう。

税源は主に一般財源(用途が定められていない)と特定財源(用途が特定されているに分けられるが、たばこ税は一般財源に含まれている。なので、各都道府県の判断により病院やゴミ処理施設、交番や公園、信号機などの公共事業などに使われていると知った竹山パパと麻里子ママは、「この国で生きていくために、必要なサービスや施設に使われているんだ」と納得した様子を見せた。

続いてわたび~さんは「たばこ税」の税収が1年間でどのくらいか2人に質問。すると竹山パパが「実は知っているんです。2兆円でしょ?」とまさかの正解回答! 「想定より支出が多かったと言われる東京オリンピックの経費が、約1.4兆円でしょ? 東京オリンピックを開催して、さらにおつりが出るくらいの税収なんだよね」という竹山パパの言葉に、麻里子ママは「(たばこ税で)毎年オリンピックができる!」と驚きの声をあげた。

ちなみに酒税は1兆1,760億円。こちらも1兆円超えと、想像以上の額に2人とも驚いていた。

竹山家がこれまで収めたたばこ税・酒税で、学校の教室を作るとしたら?

たばこ・お酒とも、年間の税収はそれぞれ1兆円超であったことから、社会のために欠かせないお金であることは確かだ。だが、具体的に自分がどの程度貢献しているのかわかりにくい。そこでわたび~さんが提示したのが、これまで竹山家の3人がそれぞれ払ってきたたばこ税や酒税が、どのくらい社会に貢献してきたか「学校の備品」で例えたイラストだ。

例えば、23歳のゆらのが、お酒を20歳から1日1本毎日飲んだと仮定すると、3年間の酒税で「黒板」が1枚、椅子と机が2人分を用意できる計算になる。竹山パパからは「備品に例えるのは分かりやすいね」との声があがる。

続いて麻里子ママの場合。ゆらのと同様、20歳から1日1本毎日お酒を飲んでいたと計算すると、「黒板」1枚、椅子と机のセットが、35人分用意できる計算に。「すごい! 1つの教室になった! 貢献してますね!」と嬉しそう。

最後は竹山パパ。「30年間、毎日たばこを1箱吸っているパパは、もっとすごいんじゃない?」と麻里子ママが予想した通り、わたび~さんが提示したイラストは、なんと6教室分(「黒板」6枚、椅子と机のセット×180人分)。1学年に相当する数だが「1日3箱吸っていた時期もあったんだよね。だから実際は、小学校高学年分の教室くらい作っているんじゃないかなあ」と竹山パパ。

イラストをしみじみ見ながら、「こんなに社会に貢献していたんだね。たくさん税金を納めることで、子どもたちの教育の役に立っている。喫煙者は肩身が狭い思いをしがちだけど、必要以上に悪者のように思わなくてもいいのかもしれないね」と、心なしかホッとした表情を見せる竹山パパだった。

渋谷の投票型喫煙所で「たばこ税で使ってほしいこと」をリサーチ

  • 投票型の喫煙所

話題は変わって、ユニークさから注目を集めている喫煙所があるという。渋谷の「宇田川クランクストリート」内に土日限定で設置されており、掲示されている質問に対し、吸い殻を使って投票することができるのだ。

今回、番組スタッフが特別に喫煙所で「たばこ税で使われたいこと」に関する質問を設置。「人工衛星開発orスーパーコンピュータ開発」「氾濫を食い止める河川の整備or事故を食い止める道路の整備」「教育費の無償化or介護費の無償化」「スポーツ活動の支援or芸術活動の支援」のどちらを、たばこ税で使ってほしいか投票してもらった。

実際に投票した人からは「教育費の無償化に投票。子どもがいるので」「事故を食い止める道路に投票。自分が車を運転するので、事故が無くなればと思って」といった意見が飛び出した。4日間設置した結果、「スーパーコンピュータ開発」「氾濫を食い止める河川の整備」「教育費の無償化」「スポーツ活動の支援」が多く票を集めた。

最後に登場した質問は「カンニング竹山は好き?or嫌い?」。税金とは全く関係ない質問に「何これ? 勝手に人の名前使って。本当にびっくり」と、ちょっと憤慨気味の竹山パパ。結果は、圧倒的に「好き」が多く、竹山パパはホッと胸をなでおろした様子であった。

最後に、喫煙者・非喫煙者の両方にたばこ税の使い道の例を伝え、「たばこ税は社会に貢献しているか」を尋ねた街頭インタビューの結果を紹介。たばこ税が「失業対策や、公共の建設の建設に役立っている」「図書館の運営や、公共施設、ゴミ収集などに使われ、暮らしやすくなっていると思う」などの声が寄せられ、96%が「貢献している」と答えていることがわかった。

街頭インタビューや今回の収録で学んだことを振り返って、竹山パパは「喫煙者だけでなく、たばこを吸わない人も含めて9割以上が、貢献していると回答したということだよね。間違いなくたばこ税は役立っているのは確か」となんだか誇らしげな表情をみせ、麻里子ママも「私もたばこ税が社会に貢献していると思った」とフォローした。

  • 間違いなく役立っているのは確か

たばこ税や酒税の年間の税収、どのような用途に税金が使われているのか、自分たちがどのくらい社会生活に貢献してきたのかなどがわかった今回の「竹山家のお茶の間で団らん」。番組が始まる前は、10月からのたばこの値上がりに悩んでいた竹山パパだが、番組の終わりには「これからも、社会のために、(たばこを吸って)貢献していこうかな」と、なんとも頼もしい一言が。

そして、「さっそく今から貢献してきますわ!」と、麻里子ママとわたび~さんに番組をまかせて、一服しにスタジオを飛び出した竹山パパなのだった。

  • これから貢献してきますわ、と席を立つ竹山パパ

本編の視聴は番組公式アカウントから

配信のアーカイブは番組公式Twitterから視聴できる。ぜひ竹山家と一緒に、実はあまりわかってなかったかもしれない税金について理解を深めてほしい。

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