みなさん、この世で一番の幸福ってなんだと思いますか?
それは……仕事終わりに飲むお酒です!!
マイナビニューススタッフのS君も、そんな仕事終わりの一杯を毎日楽しみにしている1人。今日は新しい缶チューハイの情報がサントリーから届いたので、ちょっと飲んでみることに。
……!? お、おいしい……! みかんの味がめちゃくちゃ濃厚で、でもフレッシュでさっぱりしていて……! なにこれ、今まで飲んでいた缶チューハイとぜんぜん違うぞ!
思わずパッケージを二度見するS君。そこには「CRAFT-196℃〈ひきたつみかん〉」の文字が。
CRAFTってどんな意味が込められているんだろう。このひきたつみかんってのも気になるな。たしかにみかんの味わいなんだけど、それだけじゃない感じ……。
CRAFT-196℃のことが気になって仕方ないS君。このままだと仕事にも支障をきたしてしまう(!)ということで、CRAFT-196℃の開発担当者においしさのヒミツを聞いてきました!
CRAFT-196℃の開発はお客様の気持ちに寄り添うため
はじめまして! 本日はよろしくお願いします。CRAFT-196℃のおいしさに衝撃を受けてしまって、これはもう絶対においしさのヒミツを知りたいなと思いました。
ありがとうございます! CRAFT-196℃の商品開発を担当した米澤と申します。
商品を作るために必要な原料の研究や、香味の開発をしています。様々な原料と技術を組み合わせて、商品の味わいを作り上げる仕事です。
お酒の味を決めるのって難しそう……。どうやってアイデアを思いつくんですか?
お酒だけじゃなくて、他のいろいろな分野からヒントを得ることが多いですね。清涼飲料水とか、料理とか、いろいろなところにアンテナを張っておいて、「これは使えるかも」とひらめいたら実際に試してみて味わいを考えていくんです。
米澤さんはずっとチューハイの開発をされているのですか? 経歴を教えていただけますか?
入社当時は果汁飲料の商品開発を担当し、その後大阪工場でリキュール製品や原料酒の開発と品質保証を担当し、現在はチューハイの商品開発を担当しています。果実を使った清涼飲料からお酒づくりまでを経験した私にとってCRAFT-196℃にかける想いは特別でした。
なるほど! ぜひCRAFT-196℃のおいしさのヒミツについてもお聞きしたいのですが、そもそもCRAFT-196℃を開発するきっかけは何だったのでしょう?
きっかけはお客様により満足してもらえるチューハイを目指して「果実以上」の味わいを実現したいと思ったところからです。
これまで−196℃シリーズでは、-196℃で果実をまるごと瞬間凍結してパウダー状に粉砕し、それをお酒に浸漬する−196℃製法でいかに果実をまるごと味わえるようにするかを追求してきました。その製法を活かして「果実以上」の味わいを開発しようというのがCRAFT-196℃のスタートです。
そうだったんですね。そういう想いを背負って商品開発に臨むのは、普段よりもプレッシャーがすごそうですね。
こだわりの原料酒と開発者のアイデアから生まれたCRAFT-196℃の中味
CRAFT-196℃には世界でも有数の製造環境が整った大阪工場のスピリッツ・リキュール工房で作ったこだわりの原料酒が使われています。それに加えて、香りや味わいも様々なこだわりを込めて開発しました。そんな想いから、「CRAFT-196℃」という名前をつけたんです。
つまり、クラフトにはこだわりがいっぱい詰まった手作りの作品という意味があるんですね。
ネーミングも本当にたくさん考えて、たぶん1,000くらいは候補がありました。ネーミングと製品は同時進行で作っていったのですが、ネーミングが決まったことで、開発の方向性が最終的に定まった部分はありましたね。
レモン、みかん、りんご。それぞれの開発で苦労したことは……
今回の新商品が「CRAFT-196℃〈ひきたつレモン〉」「CRAFT-196℃〈ひきたつみかん〉」「CRAFT-196℃〈ひきたつりんご〉」と3種類あるのですが、私が担当したのは「CRAFT-196℃〈ひきたつみかん〉」でした。他の2種類は同じチームのメンバーがそれぞれ1名ずつ担当したのですが、それぞれの個性とアイデアがあったからこそ生まれた中味なんですよ。
たとえばレモン担当は分析が得意な熟考派で、いろいろ考えながら開発を進めるのですが、途中で考えすぎて手が動かなくなってしまった時期があって。でも、最後の最後に、それまでとぜんぜん違うタイプの味を作ったことがきっかけで殻を破って、「CRAFT-196℃〈ひきたつレモン〉」の味を完成できたんです。
ドラマですね……。「CRAFT-196℃〈ひきたつりんご〉」の方は?
りんごの担当者はまったく別で、アイデアが多く感覚を大事にするアーティストタイプ。どんどん試作をしてトライ&エラーをくり返して、先に先に進んでいました。りんごのシャリシャリ感を出すためのアイデアもいち早く見つけて、チームを驚かせていました。 そんなアイデアの多さを見ていたレモンの担当者は刺激を受け、今までの枠を超えたチャレンジができたのではないかと思っています。
まさにチームワークですね! ちなみにりんごだけアルコール度数が6%というのはなぜなのでしょうか。
よく気付きましたね。果実それぞれの味わいをベストで感じられるように設計しているからなんです。りんごにはコクを出すためにホワイトブランデーを使っているんですが、どれも「果実以上に果実」を味わってもらうための各担当のこだわりになっています。
となると、米澤さんも「CRAFT-196℃〈ひきたつみかん〉」の開発は苦労があったんですか?
大変でした。日本人にとってなじみの深いみかんの味を捉えながら、果実以上に果実を体感できる感動を感じてほしかったので、そのバランスをどう取っていくのかが難しかったです。商品開発には明確な正解がないので、なかなか出口が見えなくて苦しい時期もありましたね。
開発の裏には本当にいろいろなドラマがあったんですね。
あ、実はパッケージにも秘密があって、これ、わかりますか?
これが今回みかんの果実感をより感じてもらうためにブレンドしているハーブのイメージなんです。レモンやりんごにも加えてるものをイメージしたデザインになっています。
なるほど! 皆さんのアイデアは味だけじゃなく、パッケージにも落とし込まれてるんですね。
目指したのは“ものまねタレント”!?
そんな皆さんの作品であるCRAFT-196℃シリーズですが、ずばり、レモン、みかん、りんごの3商品に共通するこだわりは何ですか?
それは、「果実以上に果実」ということです。CRAFT-196℃では、レモンやみかん、りんごといった果実そのものの要素はもちろんですが、当社独自の原料酒、そして作り手のアイデアにより、本物の果実以上に華やかな香りと厚みのある多層的な味わいの複雑さを表現しています。
たしかに、僕もCRAFT-196℃〈ひきたつみかん〉を飲んで、めちゃくちゃおいしいみかんだ! って思いました。でも、冷静になって考えると、たぶん本物のみかんの方がもう少し香りや味が控えめだと思うんです。そこが「果実以上に果実」ということですよね。
そうなんです。今回、私が開発中に言っていたのが、「ものまねタレントさんのような感動を」ということなんです。
超一流のものまねタレントさんのものまねって、時には真似る本人以上に本人らしく見えますよね。 強調しすぎて本人がわからないこともなく、ちゃんと誰のものまねをしているかわかるんです。あれは、そもそも本質をしっかりと捉えて、特長をひきたてているから、本人よりも感動させることができると思うんです。
そうですね。ご本人がベースにあって、そこにものまねをする方のオリジナル要素が付け加えられていると思います。
それと一緒で、生の果実を食べるのでは感じられない、チューハイで味わうからこそ感じられる、果実を超える果実らしさを引き出せるのではないかと思ったのです。それが「果実以上に果実なチューハイ」。実現できたら、本当においしいチューハイとして感動と驚きを与えられるはずです。
すごく納得しました! たしかに、CRAFT-196℃シリーズは、レモンとかみかんとかりんごって言われたときに、僕らが想像する「イメージの中の生の果実」よりも果実らしさが感じられました。果実の本質はぶれていないから「これ、何なんだ?」とは決してならない。絶妙なバランスです。超一流のものまねタレントさんからヒントを得ているとは驚きました。
新たに始まったばかりのCRAFT-196℃シリーズですが、今後の展開についてもお聞きしていいですか?
発売したばかりなので、まずはCRAFT-196℃のレモン、みかん、りんごを多くの方に楽しんでいただきたいです。その上で、“ネクストチューハイ”として、他のチューハイとはちょっと違うぞとか、これからも何かやってくれそうだなとか思っていただけたら嬉しいですね。CRAFT-196℃シリーズで、これからも世の中をワクワクさせていきたいです。
開発担当の想いがあふれる、CRAFT-196℃
3月29日より全国で発売となった「CRAFT-196℃(クラフトイチキューロク)〈ひきたつレモン〉」「CRAFT-196℃〈ひきたつみかん〉」「CRAFT-196℃〈ひきたつりんご〉」。
サントリーの独自技術である-196℃製法と、独自のこだわり原料酒、そして商品開発チームの皆さんのアイデアがつまったチューハイです。終始笑顔でインタビューに答えてくださった米澤さんが担当している「CRAFT-196℃〈ひきたつみかん〉」は「チューハイでワクワクしてほしい」という想いが詰まった味わいになっています。
「果実以上に果実」な味わいを、ぜひ味わってみてください。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
※感染症対策を十分に行ったうえで撮影をしております。
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