自分がハマっている音楽や、好きなゲームやアニメの音楽を集めたオリジナルのプレイリストを作って楽しんでいる人は多いはず。でも、熱量が高まれば高まるほど、自分ひとりで楽しむだけでは物足りなくなり、「この曲のこういうところが良い!」「このゲームの、このBGMが最高!」と語ったり、「この音楽を誰かと共有したい!」と思ったことはないだろうか?

そんな経験を持つ人たちにぜひオススメしたいのが、Spotifyからリリースされた「Music + Talk(ミュージックアンドトーク)」だ。同サービスを活用すれば、音楽とトークを組み合わせ、誰でも簡単にオリジナル番組を作ることができる。

「Music + Talk」を今すぐチェック!

ただ、これだけでは「なんだか難しそう」と感じる人もいるかもしれない。そこで今回、『non-no』専属モデルや『ZIP!』のお天気キャスターなどを務める人気タレント・貴島明日香さんに「Music + Talk」に挑戦してもらうことにした。ゲームチャンネルを持っていたり、ボカロイベントのMCを務めたりするなど、大のゲーム&ボカロ好きとしても有名な彼女。果たしてどんな番組が完成するのか!?

また記事の後半では、「Music + Talk」を作り終えた貴島さんに直撃インタビューもしているのでそちらも注目だ。

■「Music + Talk」とは

ポッドキャストなどの音声コンテンツ配信プラットフォーム「Anchor(アンカー)」を利用し、自身の音声とSpotify上で配信されている曲を組み合わせた、世界にひとつだけのオリジナル番組を手軽に作成できるサービス。

誰でも簡単にラジオパーソナリティ気分を味わえ、「誰かと音楽を共有したい」という思いも簡単に叶えられるし、お気に入りのアーティストやアイドルの推し活にもぴったり。まさに音楽の新しい楽しみ方を提示してくれるサービスなのである。

\オリジナル番組『貴島明日香のFirst Radio』をチェック!/

「Music + Talk」の手順紹介&解説

※本サービスはパソコン、スマホなどで使用できます(アプリ版は現状スマホのみ)
STEP01「Anchor」に登録後(無料)、ログインする
「Anchor」で新規登録を行い、完了したら、マイページへログインします。
※スマホアプリを使用の場合はストアよりダウンロード。

           

STEP02 エピソードを作成する - 音声録音編
  • 「録音」タブを押すとその場で音声のレコーディングができます。友達を招待して一緒に録音も可能

  • ※今回の『貴島明日香のFirst Radio』は別撮りした音声を使用しています。その際は「ライブラリ」タブから、音声データをアップロードしましょう

           

STEP03 エピソードを作成する - 音楽追加編
  • 「音楽」タブから、好きな曲を選択します。Spotifyのプレミアム会員であれば、自分のSpotifyアカウントと連携できるため、事前に作成しておいたプレイリストを活用するなど、スムーズに作成ができます
    ※無料会員の方でもSpotify上の曲の使用は可能です

           

STEP04 エピソードを保存後、必要箇所を入力する
  • 必要なトークと音楽がすべて選択できたら、[プレビュー]で作成した番組を聞いてみよう。問題なければ、[詳細]からタイトルやエピソード概要など必要な箇所を記載し、好きなカバーアートを設定したら事前準備完了です

           

STEP05 Spotify上に公開する⇒完了!
作成したエピソードを送信して、審査が完了したらSpotify上に公開されます。
公開希望日がある人は、公開日を設定しておくのがオススメ!

※審査には数日かかる可能性がございますので予めご了承ください。
※番組のなかでトークの合間に挿入された楽曲は、プレミアムプランのユーザーであればフル再生、無料プランのユーザーは30秒まで聴くことが可能です。また、スマートフォンもしくはデスクトップアプリから再生が可能で、ブラウザでの再生はできません。

special
貴島明日香さんインタビュー

段あまり感情を表に出さない分、音楽なら気持ちが入り込める

――まずは貴島さんの音楽の楽しみ方を教えて下さい。

移動中やアンケートなどの作業中によく聴きますね。家にいる時も音楽を聴くかテレビをつけるかという感じです。もともと邦ロック、男性のバンドが好きで、ボカロも中学生の頃からずっと追いかけていますし、気になったアーティストさんのプレイリストや、番組などでゲストに来ていただいたアーティストさんの音楽を聴いたりしています。

――「Music + Talk」でもボカロがお好きと話していましたが、ハマったきっかけは?

中学生の頃、ニコニコ動画をよく見ていて、その型にハマらない多彩な音楽性や、いろいろなジャンルにわたる多様性が心に響いたんです。元々テクノポップが好きだったのでボカロもすんなりハマりました。初音ミクちゃん、鏡音リンちゃんなど、オススメの曲は数え切れないのですが、初音ミクちゃんの公式ライブのテーマ曲である、和田たけあきさんの『ブレス・ユア・ブレス』はとくに大好きです。

ボカロって音楽だけでなく動画制作やグラフィックにまで広がっていて、その意味ですごくクリエイティブですよね。私自身、昔はそういう分野の職業に憧れたことがあるし、実際に作ったことはないのですが、Photoshopとかを使うのもすごく好きなんです。

――貴島さんといえば、ゲームの腕前もかなりのものですよね。

FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)が大好きで、中学生の頃からやっていました。兄の影響が大きかったと思います。なかでも『Apex Legends』はBGMがめちゃくちゃカッコイイです。CMソングと同じだと思うんですけど、耳慣れた曲って聴いただけでテンションがあがりますよね。

※FPS……シューティングゲームの一種。ゲームの世界を、操作するキャラクターの本人視点で進める手法のゲームを指す。

――今回番組内で6曲選んでいただきましたが、どれも貴島さんのパーソナリティを反映しているようで興味深かったです。

メロディも好きですけど、私、わりと歌詞重視というか、歌詞に影響を受ける派なんですよ。心を打たれるとそればかり聴いちゃうところがあって……(笑)。音楽って、そういう風に自分の気持ちに寄り添ってくれますよね。

――確かに、その時の気分や天気、場所などで選べるのも音楽の魅力ですよね。

私自身、わりと感傷的な曲が好きなのかもしれないです。雨の時は秦基博さんの「Rain」が聴きたくなりますし、普段あまり感情を表に出さない分、音楽なら気持ちが入り込めるというか。ほかにも仕事前の緊張する時間に前向きで明るい曲を聴いて、気持ちを明るくして臨むこともよくあります。

――ちなみに最近、興味のあるジャンルは?

基本的には最近気になっている曲をまとめて聴くので、ジャンルはけっこうバラバラです。ボカロを流したり、ロックをガンガン流したり(笑)。K-POPだとTWICEとかITZY、NiziU、IZ*ONEもよく聴いています。あと最近、友だちに教えてもらったのが、ポーター・ロビンソンさん。ボカロに影響を受けた作品を発表している方だそうで、英語だとより機械感が増すのでハマって聴いています。そんな風にこれからは聴くジャンルの幅も広げていきたいですね。

の時の自分が何を考えていたのか振り返るツールに

――今回「Music + Talk」で番組を作成していただきましたが、いかがでしたか?

ブログを更新するような感覚で、すごく簡単に出来ました。今回はパソコンでしたけど、スマホから直接トークを録音して作成出来るのも手軽でいいですよね。普段ラジオを聴いている人でも、たくさんの人に音を届けられる側になれると思ったら、とても可能性を感じます。日記に似ていて、作った時に自分はどんなことを考えていたのか振り返るツールとして活用しても面白いと思いました。

――エピソードや思い出を交えて曲を紹介するのはちょっと照れ臭かったですか?

いえ、こういう機会でもないとなかなか自分の内面を出さないので、私にとってはとても良い機会でした(笑)。聴いて下さった方からの反応があることはもちろんですが、自分の趣味に共感してくれる人がたくさんいることが分かると嬉しいし、もっとその世界を知ろうというきっかけにもなると思います。曲もSpotifyさんの豊富な音楽のなかから好きなだけ選べるのはとてもありがたいです。

――全曲、貴島さんが大好きなボカロでまとめた番組も作れそうですね。

全然、出来ると思います!(笑)。それぞれの曲に対する思い入れもエピソードもたくさんあるので、ぜひ作ってみたいです。

――楽しみにしています(笑)。お気に入りの音楽を友だちとシェアすることはありますか?

あります! 仕事で知り合った人とボカロの話題で盛り上がってオススメの曲を教えていただいたりとか。逆にオススメを聞かれることもよくあります。自分だけではなかなかたどり着けないようなジャンルの音楽でも共有することで、新たに知るきっかけになりますし、やっぱり音楽の趣味が合うと一気に距離が縮まりますよね。

――貴島さんなら「Music + Talk」をどう活用したいですか。

誰かに届けることもいいけど、自分のために作るのもいいと思います。「写真」と同じように「音楽」を残す感覚で、「だから今この曲を聴きたい!」という、その時の心情を音楽とともに残したいです。

――では、最後に読者のみなさんへメッセージをお願いします。

私自身、今回の体験で「音楽」がより身近になった気がしました。自分の音楽の趣味の幅を広げたい人、自分が好きな音楽を共有したい人にぜひ使ってもらいたいですね。

***

このように、トークと曲を組み合わせて誰でも手軽に番組を作成することが出来る、Spotifyの「Music + Talk」。新しい音楽の楽しみ方として、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

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