長らく「寄付文化が根づかない」と言われてきた日本。しかしこの十数年で、状況がガラリと変化していることをご存じですか? その大きな要因となったのが、誰もが気軽に寄付できる仕組みが構築されたこと。それによって私たちのチャリティー意識を醸成し、寄付文化の発展に大きく貢献してきたのが、2004年11月にサービスを開始した「Yahoo!ネット募金」です。

「最近では、10代~20代のいわゆる“Z世代”の方たちからの支援も増えており、日常的に寄付に参加する動きが浸透してきています」と語るのが、「Yahoo!ネット募金」のサービスマネージャーを務める鈴木哲也さん。今回は、「Yahoo!ネット募金」の仕組みや日本における寄付の広がりについて、詳しくお聞きしました。

ネットで気軽に寄付の先駆け、「Yahoo!ネット募金」

駅前での募金活動やコンビニの募金箱などを目にすることはあっても、寄付という行動にはなかなかつながらない……。そんな状況に変革をもたらしたのが、インターネット。その一翼を担う「Yahoo!ネット募金」は、2004年に発生した新潟県中越地震をきっかけに立ち上げられたそう。

「『Yahoo!ネット募金』は、地震のような災害から子供の貧困への支援、動物の保護、新型コロナウイルス関連など、国内外に存在するさまざまな社会課題を、ITの力を使い解決に導くプラットフォームです。ユーザーだけではその社会課題の解決をすることは難しいけれど、インターネットを通じて寄付することで、支援先の団体に課題解決のアクションを起こしてもらうことを目的にしています」。

今やネット上で気軽に寄付ができる、日本最大級のインターネット募金サービスとして知られていますが、2004年当時では大変めずらしかった、“クレジットカードやポイントを使って寄付ができる”という新しい形を確立した立役者でもあります。

「寄付は、クレジットカードを使って100円から可能であり、Tポイントを活用して1ポイントからも気軽に行うことができるので、これまでに延べ1,000万人以上のみなさまからご協力をいただき、2021年2月の時点で寄付総額は72億円を超えています」。

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寄付先を開示して透明性を確保。“自分で選択する寄付”が支持を集める

ただ、「寄付したい」という気持ちはあっても、「どこに寄付したらいいかわからない」、「寄付が必要とされている方々にきちんと届いているのか」という不安や疑問から、つい躊躇してしまうという人も多そうです。

「そういった声は『Yahoo!ネット募金』にも届いています。『Yahoo!ネット募金』では、サービス開始時から現在までに累計800を超えるプロジェクトが立ち上がっています。寄付案件には、国内外を問わず甚大な災害に対して寄付を行う“緊急災害募金”と、NPOなどの団体が寄付を募る形態があり、その中から自分で寄付先を選んで支援をすることができます。

  • 募金プロジェクトが立ち上がるまでの一例プロセス

緊急災害募金の中で代表的なものは、東日本大震災に対する寄付で、寄付額は、過去最高額の13億7,000万円以上にのぼりました(※現在は受付終了)。現在は国内の主要NPOをはじめ、任意団体や企業など約400団体にご利用いただいています。公益性や非営利性などの審査基準を定め、信頼性の高い団体を登録し(※)、寄付していただいたお金の使われ方までをしっかりと追い、協力いただいた方々に情報をお伝えすることも大切にしたいと考えています」。
※2021年2月現在、「Yahoo!ネット募金」の新規団体登録受付をいったん停止しています。

コロナ禍で広がる支援の輪。「共助」の気持ちが行動につながる

昨年からの新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活は一変しましたが、ユーザーの寄付行動に変化はありましたか?

「2020年の寄付件数は約130万件で、寄付総額は、前年の約2倍となる約14億円が集まりました。特に、令和2年九州豪雨や新型コロナウイルス感染症対策の最前線で働く医療従事者への支援を目的とした緊急支援募金などに多くの支援がありました。有事の際には“ともに助け合い、乗りこえていこう”という思いがみなさんの行動に表れた結果だと感じています。

『Yahoo!ネット募金』は、“『想い』を集めて『世界』を変える。より良い世界に変えることで、すべての⼈々を幸せに”というサービスミッションを掲げています。先行きが不透明な状況の中でも、周囲に目を向け、目の前の社会課題を解決していこうという思いが多くの人に芽生え、行動に反映されていることは、日本にも寄付文化が浸透してきている表れだと思います」。

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10~20代からの寄付も増加。広がる、寄付文化のすそ野

最後に、寄付文化にまだあまりなじみがない読者に伝えたいことは? 

「寄付と聞くと、高所得の方や意識の高い人が行うことというイメージがあるかもしれませんが、最近は特にコロナの影響もあり、10代、20代の寄付意識が高まっているとの調査結果もあります。『Yahoo!ネット募金』は思い立ったときに少額から気軽に寄付ができます。それは立派な社会参画であり、社会課題解決のアクションを一緒に起こしているということです。『Yahoo!ネット募金』が目指しているのは、社会課題の解決に取り組む人と、それを応援したい人とをマッチングするプラットフォーム。ITの力で世の中の課題解決力が底上げされ、“ともに助け合い、進んでいける”、そんな社会を目指しています。より多くの方に気軽に寄付をしてもらえるような仕組みづくりに、引き続き取り組んでいきたいです」。

ひとりの思いだけで社会課題を解決することはむずかしく、インターネットを通じて寄付をすることで、支援先の団体に課題解決のアクションをしてもらう。その参加へのハードル・仕組みを可能な限り下げることで、日本に寄付文化を根付かせてきた「Yahoo!ネット募金」。支援したいと思えるプロジェクトや団体を自分の価値観で選択して寄付できるという点が、特に“自分らしさ”を大切にしながら行動するZ世代の参加を促す要因になっているようです。

クレカで100円、Tポイントで1ポイントから、気軽に寄付のアクション!

日本最大級のインターネット募金サービス「Yahoo!ネット募金」。クレジットカードで100円から、またはTポイントを使って1ポイントから気軽に寄付できる点が大きな魅力です。いつでもどこでもリアルタイムで寄付先を選択し、支援が可能。まずは自分が参加したいと思える寄付先をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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