皆さんは、「弁護士」「法律事務所」と聞いてどのようなイメージを思い浮かべるだろうか。一般的になんとなく敷居が高いように感じられる人も多いだろう。しかし、時代の流れや法律の改正とともに、弁護士のあり方も変わりつつあるという。
今回マイナビニュースでは、会員に対し「弁護士・法律事務所について」のアンケートを実施。新型コロナウイルスによって社会や価値観が変化している今、弁護士と法律事務所の役割とはいったい何か。テレビCMなどでお馴染みの弁護士法人アディーレ法律事務所の代表である、代表社員弁護士 鈴木淳巳(すずき・あつし)氏に話を伺った。
―― 今回お話を伺ったのは ――
弁護士法人アディーレ法律事務所
代表社員弁護士 鈴木淳巳(すずき・あつし)氏
アディーレ法律相談事務所は、「より身近な、より依頼しやすい法律事務所へ」を目指し、法律相談実績60万人を誇る法律事務所。全国60拠点以上の支店数は法律事務所としてはNo.1の多さ。
債務整理や交通事故被害、浮気・不倫の慰謝料問題、残業代請求、退職代行、B型肝炎の給付金請求、アスベストの賠償金請求など、幅広い分野で相談・依頼が可能。
弁護士は「パートナー」 - “正しい情報”の重要性
――まずは弁護士と法律事務所の社会的役割について簡単にご説明いただけますか。
鈴木 基本的には、
「お客様に正しい判断をしてもらうため、正しい情報の提供をする」
「正しい情報を知った上で行った判断を活かすために、弁護士を使って問題を解決する」
の2つと考えています。
一般的には弁護士への依頼経験がない人の方が多く、法律に基づく判断も難しいと思います。なので、まずはお客様に正しく判断してもらうために、正しい情報を提供するというのが私どもの役割になります。そして、依頼するかしないかは、正しい情報を得た上で考えればいい。近年では法律相談も無料のところが増えていますので、お金の心配をする前に、まずは相談をして正しい情報を得ることが大事だと思います。
――この場合の「正しい情報」とは具体的にどのようなものを指すのでしょう。
鈴木 例えば、不貞の慰謝料や残業代の請求、交通事故に遭った際に相手から言われたことの是非など、問題を抱えた時に判断の基準となるものです。自分は「500万円払ってもらえる権利がある」と考えていても、実は100万円かもしれないし、それとも1,000万円かもしれない。正しい情報を知ることで、動くべきか動くべきではないか決められるのです。
――自分一人だけでは判断が難しい問題に対し、弁護士は正しい情報を与えて一緒に考えていくパートナーと考えればよいでしょうか。
鈴木 そうですね。弁護士はお客様からのご要望と自身の見込みを判断した上で、アクションを起こすメリットがあると考えればオススメします。決して無理に勧めることはしません。もちろん、行動する過程に意味があるというお客様もいますので、要望によっては応じることもありますが。逆に、お客様が問題を解決しようとする気持ちがなければ前に進むことは難しいですし、弁護士としても限界はあることをご理解いただければと思います。
アンケート結果から見る「弁護士(法律事務所)のイメージ」
――今回、マイナビニュースが行ったアンケートでは、弁護士(法律事務所)に対するイメージとして「費用が高そう」が1位でした。
鈴木 私も依頼する立場だったらそう感じると思います(笑)。ただ、これは恐らく利用したことがない不安感から来るものではないでしょうか。アディーレに関しては、取り扱い分野(※1)の法律相談は無料です。弁護士だから偉い、何か教えてやるというような考えは一切持っておりませんし、安心して相談をしてほしいですね。
(※1) 債務整理、交通事故被害、浮気・不倫の慰謝料問題、残業代請求、退職代行、B型肝炎の給付金請求、アスベストの賠償金請求
――弁護士費用の目安はありますか?
鈴木 ホームページがある弁護士や法律事務所の場合、着手金や成功報酬の原則的な額が明記されているので、そちらを参考にすれば基準はだいたい分かると思います。昔はホームページを持っているところも少なかったですが、今は比較検討の余地が確実に広がっています。ただ、基本的に弁護士の報酬は依頼者の経済的利益によって変わっていきますので、求める額が大きくなれば相対的に支払う報酬も高くはなります。
――弁護士(法律事務所)を「利用したことはない」「利用しようと思ったことはあるが、結局利用しなかった」と答えた人は約70%でした。相談するタイミングについてはいかがでしょう。
鈴木 私どもを含め、今はほとんどの法律事務所がホームページで問題解決へのヒントなどを提供しています。なので、最初から直接相談する勇気が出ない場合には、まずはネットで検索していただければと思います。自分にも可能性があるのではないかと思ったり、疑問が生じたりした際には、いつでも気軽に声をかけていただきたいですね。
私たちは100%サービス業です
――サービス面から見た場合、法律事務所にも時代の変化とともにきめ細かい対応が求められるのではないでしょうか。
鈴木 いろいろな法律事務所がありますが、当事務所は当事務所でなければ価値がないということを追求しなければいけません。お客様に対して非礼がないよう従業員を教育していくことはもちろんですし、お客様からいただいたアンケートは、私もすべてチェックしてフィードバックする体制を整えております。
――そのなかでもアディーレ独自のサービスはありますか?
鈴木 私どもでは、お客様の経済的利益を超えた「手出し(※支払い金)」を生じさせない、つまり「損」をさせない保証を、取扱うすべての商品において提供しています(※2)。これまでは業界的に、着手金は依頼の結果に関わらず返還しないのが当たり前でした。しかしアディーレでは、もし結果が出なかった場合には、利益を超える着手金をお返しします。当然、着手金無料の案件に関しては、利益を超える成果がなければ最初から最後まで原則報酬をいただくことはありません。なので、お金の心配をされることなくご依頼いただければと思います。
(※2) 具体的なサービス内容は取扱商品により異なるため、ホームページをご確認ください
――新型コロナウイルスの影響がまだまだ続くと思いますが、法律事務所の視点から見た今後の予測を教えてください。
鈴木 やはり法人の倒産に伴う借金問題や、債務整理に関する案件は相対的に増えていくでしょうね。当事務所では未払いの残業代に関する請求も手がけておりますが、今後は複合的なケースも出てくると思います。
――最後にマイナビニュース読者にメッセージをお願いします。
鈴木 私どもアディーレ法律事務所はテレビCMなどで宣伝活動を行っておりますが、業務内容やサービスを含め、世間的な認知としてはまだ十分ではありません。そして「正しい情報」を得られないがために、「動かない」「何もしない」という選択肢を選んでしまう人がいることは非常に大きな問題です。まずは「損をしない」法律事務所があることを知ってもらい、そこからさまざまな行動に移してもらえたらと思います。
――弁護士や法律事務所も新しい時代に向けて変わりつつあるのですね。
鈴木 もちろんです。私たちは常に100%サービス業だと思って働いておりますので、どうぞ気楽にご相談・ご依頼下さい。
弁護士・法律事務所とだけ聞くと、自分とは縁がないように感じるだろう。しかし、いつ必要な場面に直面するかは誰にもわからない。鈴木氏の言うように、「正しい情報を得て初めて正しい判断ができる」。正しい情報を得るためのひとつとして、弁護士・法律事務所への相談は有力な手段ではないだろうか。
[PR]提供:弁護士法人アディーレ法律事務所