気になる彼女と、やっとの思いで漕ぎつけた初デート。当日は終始緊張して、上手くリード出来なかった……。

――――そんな、甘酸っぱい青春の記憶を、きっと誰しもが胸に秘めているのではないだろうか。

そして、その甘酸っぱい記憶に輝きを添えるのが、“音楽”の存在である。記憶と結びついた音楽は何年たっても忘れることがない。楽しくてちょっぴり切ない記憶を思い出す、大事なスイッチになってくれるのだ。

そこで今回は「思い出のデート」をテーマに、彼女との江ノ島デートを想定。あの頃に浸れる珠玉の楽曲をSpotifyのプレイリストにしてシチュエーション別に紹介していくことにしよう。

きっと記事を読み終わる頃には、Spotifyを入れたスマホを片手に海へ行きたくなっているはずだ。

***

今日は気になっていた彼女との初デートの日。13:30、待ち合わせの場所は、片瀬江ノ島駅。

(実は昨日の夜、緊張してなかなか寝つけなかったんだよな)

鮮やかな赤が印象的な駅舎に着くと、そこにはパステルイエローのノースリーブに、白のロングスカートが眩しい、彼女の姿が。

(まずい。待ち合わせ時間よりも早く着いたはずだけど、ちょっと待たせてしまったか)

「ごめん、待った?」

声をかけると、こっちに気がついた彼女。 イヤホンを外しながら「今きたところ」と笑顔を見せる。

(……なんて可愛い笑顔なんだっ!)

やばい、また緊張してきたぞ。

▼こんなとき、BGMにしたいのは……
朝の光のように軽快で爽やかなポップスの並ぶプレイリスト。今日、何かが起きそうな期待に満ちた日の朝にぴったりだ。


「今日は暑いね」とまぶしそうに目を細めながら、「でも風が気持ちいい」と歩き出す彼女。たしかに今日は散歩日和だ。海へ行く前に、少し駅周りを歩いてみようか。

都内から1時間も車を走らせれば着く片瀬海岸は、いわば江ノ島の入り口。多くの人が訪れる人気の観光地でありながら、どこかのんびりした空気感に包まれている。昨日まで仕事のトラブルで大忙しだった僕だけど、この町の雰囲気と彼女の笑顔にすっかり癒やされていた。

▼こんなとき、BGMにしたいのは……
心が弾むような選曲が、彼女と江ノ島散歩を楽しむ時間にマッチ。

そして、やってきたのは江ノ島。

「……ん? そういえば江ノ島ってどこからどこまでなんだろう?」そんなことを考えていると、彼女が「あっ」と声を上げた。

「ソフトクリーム食べたい!」

いいね! こんな暑い日はやっぱり冷たいアイスに限る。一緒にラムネも買って喉に流し込む。炭酸の刺激が体に染み渡り、汗ばむ身体を冷やしてくれる。

「あ、おだんご!」

今度はそんなことを言い出した彼女。ていうかおだんごってどこに……。あたりを見回す僕の手をひいて、「あそこだよ!」と彼女がつれていってくれる。

(さっきアイスを食べたばかりなのに、無邪気な彼女がかわいすぎる……!)

でもたしかにこれはおいしそうだ。 なんだか僕もお腹が空いてきたな。 おだんごを買って、すぐ近くの縁台に座る。

「みて、猫がいるよ♪」

……しかし、どうやら先客がいたようだ。この気持ちよさそうに昼寝している猫は、だんご屋の看板猫なんだって。

(猫と彼女、なんて素敵な組み合わせなんだろう……)

それにしても江ノ島の食べ歩き、なんて贅沢な時間なんだ。おいしそうに食べる彼女を見ていると、こっちも楽しくなってくる。

▼こんなとき、BGMにしたいのは……
気分が弾むこの時間を、さらに盛り上げてくれるだろう。


お腹も満たされたところで、江ノ島散策を再開。とりあえずすぐ近くの海へ足を運ぶ。

「すごい風だね!」

遮るものが何もない江ノ島には、海からの強い風が絶え間なく吹き付けてくる。少し湿り気を帯びた潮風が心地良くて、しばらく2人で海を眺めていた。

▼こんなとき、BGMにしたいのは……
ゆったりと流れる、彼女との心地よい時間。言葉がなくともこの音楽たちが、2人の世界を素敵なものにしてくれるだろう。

「そういえば待ち合わせしていたとき、何を聴いていたの?」

気になっていたことを聞いてみる。彼女は一瞬目を丸くして、それから笑顔で答える。

「お気に入りの曲を集めて、Spotifyでつくったプレイリストだよ」

そんなやりとりをきっかけに、音楽話に花が咲いた。彼女の好きなアーティストの話で盛り上がり、プレイリストも共有してもらった。聴くのが楽しみだな。

▼こんなとき、BGMにしたいのは……
どんなに時間がたっても消えない、好きな子の“好きだった”曲。いまも色褪せずに残っているはず。

江ノ島は有名な観光地だけど、一方でただ歩いているだけでも楽しめる場所だ。どこかホッとするような懐かしさにあふれていて、時間がゆっくりと流れていく。

―――あたりも暗くなり、時間も遅くなってくると、「あっというまだったね」と名残惜しそうな表情を見せる彼女。

ボクは「また来ようね」と答えた。

でも次は、都内までドライブデートもいいかもしれない。ドライブのお供はもちろん、彼女のお気に入りのプレイリスト。いや、ボクのプレイリストと交互で聞き合うのも、楽しいかもしれない。

  • ※妄想タイム

(……いい! 助手席に座る彼女、かわいすぎるっ!)

「あ、あのさ、今度は都内にドライブとかどうかな……?」

***

毎日を音楽で彩ってくれるSpotify。その時の気分や場面にぴったりなプレイリストは20億本以上。Spotifyで新たなお気に入りの音楽を見つけて、キラキラと輝く甘酸っぱい思い出に浸ってみては。

■今回ご出演いただいたモデル:引地裕美さん
・Twitter:@Ala_vanille
・Instagram:https://www.instagram.com/yuumihikichi/?hl=ja
・ブログ:https://ameblo.jp/loving-youme

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