2015年にラッパーとして本格的に活動を開始したあっこゴリラ。翌年に1stアルバムをリリースし、2017年1月に開催された日本初となる女性MCバトル「CINDERELLA MC BATTLE」では、決勝戦で審査員の満場一致で勝利を決め、初代“シンデレラ”の座を射止めた。そんな彼女の楽曲「ゲリラ×向井太一」が、SpotifyのCM曲として抜擢され、現在、絶賛オンエア中だ。今回のCMキャンペーンを統括したSpotifyのマーケティング責任者であるソバジェ ジュン氏にも話を聞きながら、日本No.1フィーメールラッパー、あっこゴリラにその胸中を語ってもらった。

――まずは、CM映像をご覧いただきたいと思います。あっこさんは、完成した映像を観るのは今日(取材当日)が初めてなんですよね?

あっこ「そうなんです! 絵コンテとかは見ているんですけど……。すごく楽しみですね。

ジュン「ちょっと緊張しますね(笑)」




  • CMを鑑賞中の二人(左:あっこゴリラ、右:Spotifyのソバジェ ジュン氏)

(CMをふたりで一緒に鑑賞)

あっこ「すごい! ちょっとゴリラ出て来ましたね(笑)。うれしい~!」

ジュン「よかった! 少し前に、人からあっこゴリラさんを紹介していただいて、何かしたい!とその場で直感的に思ったんですよ。でも、こんな早くに実現できるとは思いませんでした。個人的にラップも大好きなので、こういう形で関われて私もとてもうれしいです」

あっこ「なんか、映像から愛を感じます(笑)。最初のゴリラもそうだし、すごく細かいところまで作ってくださっていて」

ジュン「おばあちゃんの服装とかも、おばあちゃんっぽくもあるけど意図せずヒップホップっぽいテイストになっていたり、おじいちゃんがおばあちゃんにドヤ顔しているんですけど、おばあちゃんは興味なさげだったり、よく見るといろいろなストーリーがあるんです。冒頭のゴリラももしかしたら最初は見逃して、何回か見るうちに気付いたりとか。イースターエッグを探すように、随所に散りばめられた面白い仕掛けを発見していただけると嬉しいです。実は、ゴリラを入れたのも、私のこだわりなんです(笑)」

あっこ「なんだか感動(笑)。こんなことってあるんですね。何回見ても、見るたびに新しい発見がありそうですね。リズムをとっている犬もすごくいい」

ジュン「ワンちゃんは、(撮影現場で)とってもおりこうさんでしたよ(笑)」

――今回のCMのイメージについて教えてください。

「ちょっと普通じゃないものにしたかった」と語るジュンさん

ジュン「家族でこたつを囲んでみかんを食べるという典型的な日本の冬の光景ですよね。まったりとして心地良いんだけど、特にやることがなくて何だかつまんないな、なんて瞬間が誰にでもあると思うんです。そんなときに、あっこさんの『ゲリラ』が流れてくるとだんだんと周囲がヒップホップ的な躍動感に包まれていくというストーリーです。これなら私にもありえそう、って共感できるものにしたかったんですけど、やっぱりSpotifyは普通じゃないので(笑)、ちょっとぶっ飛んだ感じにもしたかったんです」

あっこ「本当に曲にぴったりで、すごく気持ちいいです。私自身、リズム中毒というか(笑)。家事とかも嫌いで、大根をすりおろすときとか床の掃除とかも、ビートに合わせてやらないと嫌なんですよ。だから、CMを見ていて、そのあたりの感覚が近いのかな、なんて思いました。自分にとっての気持ちいい部分が近いような気がします」

――自分の曲からインスピレーションを受けて、このような形で映像が出来上がるのも興味深いのでは?

あっこ「変な話、この曲はそういう自分の感覚的なフェチをリリックに落とし込んだ初めての曲だったんですよ。どしゃ降りがリズムに聴こえた、のように、日常の音がリズムになるっていうのは私にとっては当たり前のことで。そういうことを漠然と曲にしたいと思ったところから曲作りが始まったんです。そういう私の想いをCMの映像がすくい取ってくれている感じがして……。でも曲を作ったときは、まさかSpotifyのCMになるなんて思ってもいなかったし、まさかまさかの奇跡でこういう事態になっているので。こういうフェチから繋がることってあるんだな~、と今でもドッキリじゃないかと思っているくらいです(笑)」

――この楽曲を作った時のことを教えてください。

「いいじゃん!」と即決でできた曲だという

あっこ「ものすごくすんなりできた曲だったんです。自然の中にも音楽やリズムがあって、それを漠然といつか曲にしたいと想っていて。それをやっと形にしようととりかかったんですけど、本当に1日とかで出来上がったんです。すぐでした。トラックが上がって、すぐに『いいじゃん!』ってなることはあんまりないんですけど、この曲に関しては1発目で『これでいい!』と即決だったんです」

ジュン「なんだか運命を感じますね。実は今回のCMも同じで1回ですんなり方向性が決まったんですよ。通常こういうCMを作るときは、いくつもコンセプト案を出し、何度も協議・検討してやっと方向性が決まる、ということが多いんですが、今回のコンセプトはファーストプランなんですよ。もちろん、こたつの上にあるのはみかんがいいのか、あっこさんだしバナナがいいのか、とか細かいところは調整を重ねていきましたけど」

あっこ「そこはやっぱりみかんがいいですね(笑)」

――楽曲のパワーがCMのクリエイターにもしっかりと伝わった結果かもしれないですね。自分の楽曲がこういったCM曲として抜擢されたことについてはいかがですか?

あっこ「最初に事務所から電話をもらって、事務所のスタッフもすごい興奮してて(笑)。地道に頑張っていたら、こういうご褒美があるんだなぁと思いましたね。今もまだ信じられないくらいですもん。昔の自分に教えてあげたい(笑)。CMになることもそうだし、自分の楽曲をすくい取って映像にしてくれるなんて贅沢なことが起こるんだよって。めちゃくちゃうれしい! うれしすぎます!」

ジュン「年末年始に流れるので、きっとたくさんの人に見てもらえますよ」

あっこ「そうですよね! これって、なんだか見入っちゃうCMになっていると思うんですよね。そういうのって数少ないと思うけど、これはその数少ないCMになっていると思います」

ジュン「なにこれ?何が起こっているの?ってね。私としては、もちろんCMを通じてSpotifyのことを多くの人に知ってほしいという気持ちがある反面、同時にあっこゴリラさんのことも皆さんに知ってほしい。CMをきっかけに、あっこゴリラさんの曲を聴いてみたいと思ってもらうこともとても大切なんです。Spotifyを通して、新進気鋭のアーティストに光を当てるという活動も、私たちの大きな仕事のひとつだと認識しています」

あっこ「めちゃくちゃうれしいですね……。ミュージシャンという立場からしても、Spotifyさんが私という、あっこゴリラというものを選んでくれたということに、ものすごく夢を感じます。

勇気がもらえる。私は当事者だけど、客観視している自分としても、ものすごくドリームだなって。私と同じようなミュージシャンに夢として受け取ってほしいですね。音楽でビジネスをしている世界的な企業が私のようなミュージシャンをすくい上げるって、すげーカッコいいじゃないですか!

単にビジネスだけを追求しているわけじゃない、熱をもって仕事している会社なんだなってすごく感じます。一般の人にも伝わってほしいですね、そういうことが。私の同業者には伝わるはず。

やっぱり仕事していると、世知辛いこともいっぱいあって(笑)。チクショーって気持ちを原動力にしている部分もあるけど、こういうドリームも起こるっていうことは本当に勇気になる。みんなにそれを気付いてほしい」

――あっこさんもSpotifyを実際に使っていらっしゃるそうですが、どんな印象ですか?

あっこ「Spotifyは自分でディグらなくていいんですよ。自分の聴いている楽曲の傾向をSpotifyがAIで読み取ってくれて、オススメを紹介してくれるので。私、CDショップとかでディグるのが苦手なんですよ。モノが多すぎると、ちょっともう無理ってなっちゃうんで(笑)。

  • 「spotifyは音楽を教えてくれる先輩」

私みたいなタイプの人間には超サイコーですよね。新しい曲を知れるし、その新しい曲が今の曲とも限らないんですよ。最先端から昔のものまで、時代に関係なく出してくれる。そういう部分はすごく信用していますね。音楽を教えてくれる先輩みたいな。 『これも好きなんじゃない?』って(笑)。すごく楽しいですね」

――本当に、ピタッとハマる曲が出てきたりしますよね(笑)。さて、今回のCMは年末年始のシチュエーションですが、あっこさんは年末年始はどのように過ごすことが多いですか?

あっこ「私は、スキー&スノボに行きます! あと、普段はテレビをあんまり見ないんですけど、年末年始は絶対に見るんですよ。だからこのCMも絶対に見ると思います(笑)。実家のおこたで。みかんめっちゃウマいんですよね。それでもつ鍋とか食べる。みかん食って鍋食って、みかん食って…のエンドレスですね」

ジュン「そういう人、とっても多いと思うんですよ。最近の若い子は普段はテレビじゃなくてインターネットで動画を見るって人も多いですけど、実家に帰ると家族や親戚と揃ってテレビを見るっていうことが今でも多いのではないでしょうか。ちなみに、東京で育った私も、正月はおばあちゃんの家に行ってこたつに入ってました(笑)」

――ゲレンデだったり、仲間内と集まったりしたときに、みんなで音楽を聴いたりすることもあるんですか?

あっこ「ラッパーって、不思議な人種で(笑)。ずっとビートを流して、ずーっとフリースタイルで対話しているんですよ、会話で。それがいい感じに締まるまで終われない(笑)。下手したら何時間もやるハメになるんですよね。

仲間でディグるのが好きな奴がいて、そいつに紹介してもらった曲を流しながら『いいね!』ってなりながらも、そこもフリースタイルになっていくんです。あとは車の中とかでも。普段は話せないことも、ラップだと話せたりするんです。会話ではなくラップをするぞ、というマインドなので。普通なら言わないっしょ、というところまでラップでコミュニケーションをとってしまう人種なんです」

――そういうフリースタイルのやり取りの中から、新しい楽曲のヒントが生まれたりするんですか?

あっこ「それがですね、実は無いんですよ(笑)。もちろん、紹介してもらった曲が良くて、何回も聴いて自分の中に残っていて。こういう曲も作ってみたいな、とかそういうことはあるんですけど。

フリースタイルの中から、っていうのは無いですね。時に神がかったリリックとか生まれるんですけど、全部忘れる。それがフリースタイルの醍醐味なんですよ。その気楽さがいいんですよね」

――なんだかもったいない気がしますね…。楽曲づくりはどのようにしているんですか?

あっこ「私の場合、漠然とこういう楽曲をつくりたいなというところから始ります。細かいところを作っていくとき、必ずフロウから入りますね。

今回のゲリラに出てくる歌詞の『ゲリラ豪雨』も最初は『あらたさ~ん』だったんですけど(笑)。そのくらいメロディが先なんです。音楽に対して自分が感じている圧倒的に楽しいという想いと、自然現象に抗えない感じが似ているなと思って、自然現象系にしたくなって。『あらたさ~ん』にハマる自然現象ワードを探したんです。それで『ゲリラ豪雨』をみつけたんです。なので、そういうフロウが最初の取っ掛かりになります」

――何かキーになるワードが先では無くて、漠然とした想いから始まるんですね。

あっこ「ラッパーもいろいろだと思うんですけど、私の場合はそうですね。詩の朗読みたいなところから始まるのはつまらないと思っていて、グルーヴとリズム、そこにバチッとハマってて、ライドしているのが私にとってのラップの魅力なんですね。そこは最重要視しています。大根おろしがすりやすいかどうか(笑)」

――なるほど(笑)。あっこさんのラップは、ラップの根底にあるような反骨精神のようなヘビーな内容を扱っていないわけでは無いんですが、重すぎずに耳に心地いいんですよね。例えるなら、のどごしが良いというか(笑)。

あっこ「ありがとうございます。人間、誰しも感情があるから、すっごい後ろ向きになったり、振り切ったりすることもあると思うんです。ほんとにヒステリックにヤバい状態になるときだってあるんですよ。ホルモンバランスだったり。

それもわかるんだけど、そこにスポットライトを当てるよりは、もうちょっとラフにカラッと生きたいんですよ。そっちに希望を持っていたい。 そういう意味では、昔の自分みたいな人に向けているようなところはあります」

ジュン「メッセージが前向きですよね。いろんなコメントがあるけれど、最終的なメッセージが前向きなのが印象的なんですよ。

私はラップやヒップホップが好きなんですけど、アメリカのラップとかは“怒ってます!”という気持ちが表現の軸になっていて、それはその社会で必要なことだと思うんですけど、あっこさんの場合はそれとも違ってとても前向きになれる」

あっこ「私自身、感情をうまく吐露するのが本当は苦手なんですよ。ラップに出会ってできるようになってきたところがあるんです。

ラッパーとして私はまだまだだと思っていて、私なりのもうちょっと吐き出せる部分は欲しいと思っているんだけど、やっぱり半端ない怒りをぶつけるような形にはならないんじゃないかと思っています」

――どこか俯瞰でみているというか、怒りやいろんな感情を含めて笑い飛ばしているような感じがあるんですよね。

  • 「ジャパニーズである自分としてシャウトしたい」と語るあっこゴリラさん

あっこ「あぁ、俯瞰でみているところはありますね。私はブラックミュージックが大好きで、感情をブワッと出せる音楽を本当にリスペクトしているし、本当にカッコいいとおもってるんですけど、日本人ってシャイだし、そういうジャパニーズである自分としてシャウトしたい。

表現として、自分自身のものでありたいとは考えています。昔に読んだ本で“この世は無常で、そういう原理なんだよ”みたいな言葉があって。私はそっちの言葉に救われたんですよね。だよね、オッケーって。そこで前向きになれて、こういう人間になったので」

――ヒップホップでは、自分を大きく見せたりするような表現も多いですが、あっこさんの場合は自分の大きさを分かったうえでそう見せているからこそ伝わってくるものがあるのかもしれないですね。

あっこ「私はヒップホップの自分を大きく見せるという部分にものすごく感動したんですよ。ずっと自分を小さく小さく、卑下していたから。でも日本人って結構そうですよね? 私は、自分なんかどうせ、っていうそういう人間だった。だからヒップホップやラップに衝撃を受けて、ラップを始めたんです」

――以前バンドをやられていた時の流れからラップに身を投じたというお話は知っていましたが、そういうラップに対する強い想いもあったんですね。

あっこ「そうですね。リズムが大好きだっていうベースはあるんですけど、そういう感情の部分で、

なんであんなに自信満々なんだろう。それって自分を誇っているからだ。なんで自分はあんなに卑下していたんだろう。それって人と比べていたからだ。なんで人と比べていたんだろう。それって数字社会だからだ、平和だからだ…。

ってどんどんつながっていって。ちゃんと自分を誇っていこう、強くあろうという部分で私は大きく影響を受けたんです。自分に自信を持っているヒップホップはめちゃくちゃカッコいいと思っていて、私もまっすぐ在りたいと思っています。自信持たなきゃ、と思いすぎて慢心しちゃったりバランス崩すこともあるんですけどね。人間だから。

そこで、自分なりのヒップホップをやっていこうと思っていますね」

――強く見せようとするところに虚像が無いのかもしれないですね。ちゃんと自分の葛藤も含めて表現されているから。

あっこ「ドラムをやっていたし、最初はリズムの面白さだけだったんですけど。ドラムをやっていた時は、周りから何か嫌なことを言われたらドラムに集中しよう、ドラムだけに熱中しよう、メンタルを強くしようとして周囲シャットダウンして、ドラムに依存していた。今もドラムは大好きだけど、当時は距離感が良くなかったんですよね。ドラムがダメだと私のすべてがダメ、みたいな。そこをヒップホップが変えてくれたんです」

――まさに運命的だったんですね。

あっこ「現代の20代女性ってそういう人が多いと思うんですよ。自分も同じでしたから、、そういう思考回路になるのは分かるんです。小さいころからそういう教育だったし、そうなるよね、って。

日本人のシャイで奥ゆかしい部分も素晴らしいと思っているけれど、もしかしたら自分を誇るっていう部分は少し欠けているかもしれない。少なくとも、昔の自分に関してはそう、確実に。 そういう、昔の私みたいな子たちに、知ってほしいんですよね、ヒップホップの世界を。マジ、お前はヤべェ存在なんだぞ、って。そう思えるようになったのも最近ですけどね(笑)」

――本格的にラップをやるようになってから、まだ2年半ほどですもんね。

あっこ「やりながら、体当たりなんです。いろんなことも言われまくるし、逆にむっちゃいいことも言われるし。そういうことを繰り返しているんですよ。 今はSNS上にみんなの空気を崩しちゃいけないというような委縮した感じがあるんですよ。

ダサいことはできないし、みんなオシャレだし。昔の方がぶっ飛んでて、何それダッサみたいな恰好している人も沢山いた。そういう思い切りがなくて萎縮してる。そういうのを打ち破るメッセージを打ち出していきたいんです」

ジュン「同じ女性として、心強いですね。私はハーフですが日本育ちで、子どもの頃に日本でこのまま生きていても自分らしく生きられない気がしていたんです。自分の在り方や表現ができる場所がないような気がして。私の子供の頃ですから、今以上に言いたいことを言ってはいけないような世間の空気感があったと思います。

今あっこさんのお話を伺って、そんなことを思い出しました。あの頃の私にそのメッセージが届いていたら、すごく共感して勇気づけられたと思います」

あっこ「『ウルトラジェンダー』みたいに、ヒップホップのタブーみたいなことを破るようなこともたくさんやってしまっているんですけど、そこで縮こまってしまったら、悪い癖になっちゃうと思うんですよ。

一流じゃないから、専門家じゃないから、って、どんどんちっちゃく萎縮しちゃうと昔の自分みたいになっちゃうから。そうやってると、いろいろ言われちゃうんですけど(笑)」

――それでも、自分を貫いていくのがラッパーでもあるわけですから。

「昔の自分みたいな人を救いたい」

あっこ「いろいろ言ってくる人についても、その人なりのヒップホップを貫けばいいと思うし、尊重しているんですよ。

でも、女性ラッパーっていろいろとカテゴライズされすぎな気はしていて……。若い世代にも女性ラッパーを根付かせないとなと思っています。未来を見ていきたいですね。本来の自分からどんどんかけ離れていってしまった、昔の自分みたいな人を救いたいから。そういう人を救えるのがアートだと思うし、音楽だと思っていますね」

――女性ラッパーが非常に少ない現状で、あっこさんは先頭で旗を振っているひとりだと思います。今後、どのようなラッパーになっていきたいですか?

あっこ「全然先頭じゃないし、孤立無援なんですけど(笑)。ジャンヌ・ダルクみたいに道なき道を行っている感はありますね。

やってみたいことは…村を借り切って、イベントとかやりたいですね。 今、チームがどんどんトライブ化しつつあって、仲間たちと面白いことをいっぱいしていきたいと思います。萎縮しないような社会にするためには、我々がやらないと。 同世代の仲間と、なにかそういうムーブメントを作っていきたいですね」

ジュン「Spotifyとしても、あっこゴリラさんとは長いお付き合いをしていきたいです。ヒップホップは最近日本のSpotifyでも急速に人気が高まっています。個人的にもヒップホップは大好きなので、日本にもヒップホップがさらに根付くようにぜひ頑張ってほしいです」

あっこ「ありがとうございます! 頑張ります」

「自然の音だけじゃなく、それこそ換気扇のファンの音にもビートを感じるくらい、リズムオタクなんです私って」 と話す、あっこゴリラ。彼女から繰り出されるビートとリリックは、ハードな苦悩を吐き出すことがあっても、それを俯瞰で笑い飛ばし、その視線は常に前を向いている。

絶賛オンエア中の新CMとともに、彼女の楽曲もSpotifyでチェックしてみてはいかがだろうか。

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