日本テレビ勤務。営業として9年働いた後、2014年より報道局社会部に配属

もっと世界を俯瞰して見たくなった

私はテレビ局に勤務して9年になります。入社して以来、テレビCMの営業職にずっと携わっていました。

そんな私がビジネススクールに通おうと思ったのは、番組制作に携わる同期の女の子との立ち話がきっかけです。

そもそもテレビの地上波というのは番組を見る「視聴者」とCMを買う「クライアント」、2つの顧客がいる特殊なビジネスモデルです。彼女は「F1層(※1)の視聴率が取れる番組を作れ」、すなわち広告効果・単価の高い番組を作れと上司から指示を受けたそうなのですが、一方で制作者は「視聴者」に何を伝えるかを考えるもの。視聴者に伝えたい想いとビジネスモデルの指標の間に解離があったのでしょう。「自分はなにを作ったらいいか分からない。何を作りたかったのかも忘れてしまった」とボロボロ泣き出してしまったんです。

本来は「視聴者が見たいと思うもの」と「クライアントが望む内容」、そして「制作の見せたいという思い」全てつながるのが理想的なのに。彼女が葛藤している姿を見て、テレビという業界のビジネスモデルの“ねじれ”を感じました。そこで今よりもさらに業界を俯瞰して見たくなったんです。

※1 20歳~34歳までの女性

ビジネススクールの決め手は働きながら通える“夜間“

ビジネススクールは、日本・海外どちらも探しましたが、夜間のある早稲田大学ビジネススクール(WBS)の総合コースを選びました。テレビ局は24時間営業の会社ですので、仕事と両立させながら勉強時間を捻出するのは大変でしたね。しかし追い込まれた分、やるべきことを早く片付け、優先順位をつけるクセがついたし、処理のスピードが圧倒的に上がったような気がします。

授業では、元々携わっていた広告やマーケティングに関連する「マーケティングデータ分析」や「経営と脳科学」等も受講しました。その一方でスタートアップ周辺や、新しいビジネスモデルの作り方に興味があったので「起業ファクトリー」、そして視野を広げたいということもあり「グローバルビジネスの戦略」なども受けました。総合コースの魅力は、こうして自分の好きなように授業を組み合わせることができる点ですね。

品川さんの典型的な一週間 ※クリックで拡大

授業を選ぶ時のコツは、「内容」はもちろんですが、「先生」で選ぶというのもひとつのやり方だと思います。平野正雄先生(※2)や、入山章栄先生(※3)などが印象的でしたが、特に面白かったのは、世界銀行のコンサルタントで、カナダのSaskatchewan大学助教授などを歴任する樋原伸彦先生のゼミ。先生のゼミで有り難かったのは“実践”の場をどんどん与えてくれたことです。

「ベンチャー・ファイナンス」では、実際に起業家の方を呼んできて、模擬的な投資契約先を選んでもらうコンテストを行いました。模擬的ではありますが、起業家と投資家の間に必要な契約条件や企業価値の評価の方法を習得できたのは面白い体験でした。

また、ネット上のマネジメントゲーム「VirBELA」も在学中の貴重な経験のひとつです。国境も時差も越えて海外トップビジネススクールの学生とやり取りを行うこのゲームでは、WBSでの学びの“基礎体力”を実践し、それまでの学びを改めて実感できる機会となりました。VirBELAへの参加もWBSに入学したからこそできた経験であり、非常に有意義なものであったと考えています。

※2マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社長でカーライルグループ日本共同代表などを歴任
※3三菱総合研究所研究員、NY州立大学バッファロー校助教授を歴任

実践と理論を振り子のように繰り返す

世の中というのは、極と極の間を“振り子”のようにいったりきたりしていると捉えられます。 例えば、今はネット上に情報が氾濫し、バーチャルな方に時代のトレンドが振れていますよね。であれば、“リアル”へのよりもどしがいつか来ると考えられます。

自分は今までのキャリアでは、データ分析や最新技術に足を突っ込んでいた人間でしたが、在学中の学びで「数字やバーチャルを扱うなら、今度はリアルを知るべきだろう」と感じることができたのもあって、WBS卒業後は社会部の記者として現場取材に走り回る日々を選びました。決して2次元ではありませんが、時代の中心点は極と極の間にありますから、あえて“両極をおさえる”ことで時代の中心点を探り、闘うべき土俵が見極められると考えています。

樋原ゼミの活動の一環として始めた稲作。これもリアルな現場!

選択肢が広がると、学びの場も広がっていく

今回新たにWBSとファイナンス研究科を統合した「大学院経営管理研究科」ができ、ファイナンスに特化したゼミや授業が選択できるようになるそうです。学生にとって選択肢が広がることはありがたいこと。私自身も在学中は少し毛色の違う授業も受講していましたが、そういう場所には自分の専門では見ないようなタイプの学生が集まっているんです。

授業後に一緒に飲みにいってビジネスについてディスカッションするうち、専門分野以外のものにも興味を持てるようになる。自分の中での“学びの場”が広がっていくと思います。

ビジネススクール最大の醍醐味はビジネスの“基礎体力”を得られること。この基礎体力に経営理論という“共通言語”さえあれば、どんな国の人とでも素早く意思疎通でき、すぐ議論へ移行できる。私にとって、WBSで得た人的ネットワークは一生の宝物。「人生ってこんなにも楽しくできるんだ!」と思いました。通学の機会を与えてくれた会社にも本当に感謝しています。

早稲田大学ビジネススクールは、自分を成長させて「何か」をしたいという志を持つ人の潜在力を大きく開花させることを目指しています。現実世界で起こっていることを説明するだけでなく、実務への行動指針を示唆できる「実践知」を提供します。我々は、ハウツーを学ぶことをめざすのでもなく、机上の抽象論を学ぶことをめざすのでもない、熱い志を持つ方を求めています。

交通アクセス

〒169-8050
東京都新宿区西早稲田1-6-1
【JR】山手線 高田馬場駅から徒歩20分
【西武鉄道】新宿線 高田馬場駅から徒歩20分
【地下鉄東京メトロ】東西線 早稲田駅から徒歩5分 副都心線 西早稲田駅から徒歩17分

TEL.03-3202-4369
FAX.03-5273-4371


→ 早稲田大学ビジネススクール 特集ページはこちら

(マイナビニュース広告企画 提供:早稲田大学ビジネススクール)

[PR]提供:早稲田大学ビジネススクール