――今回の女の子は「保安官見習い」という設定ですが、五十嵐さんなりに膨らませたイメージはありますか?
五十嵐「やはり番組を観てくださる方を相手に話しているという形なので、見た目のイメージを崩さない程度に、可愛さを意識した演技を心がけました。恋愛的な要素も少しだけ入っているので、そのあたりは特に可愛くなるようにと(笑)」
稲垣P「今回の女の子に関しては、放送日などの日付を意識していただくと、ドキドキできるような要素も取り入れたストーリーになっていると思います」
――2月、3月はイベントが豊富ですからね
五十嵐「すごく元気で、どちらかというと中性的な子だと思いますし、保安官というのはたぶん男社会なので、あまり女の子過ぎるのもちょっと違うなって思いつつ、可愛らしさを出すところではしっかりと出す。そのあたりで差がつくように意識して演じています」
――今回のシンデレラも名前は設定されておらず、視聴者から募集されることになると思いますが、名前に関して何かイメージはありますか?
五十嵐「中性的な感じが合いそうですが、すごく女の子っぽい名前で、少しギャップがあったほうがより魅力的に見えるかもしれません。彼女の場合は、やはりカタカナっぽい名前かなって思いますが、あえて漢字にするのも面白いかも。実はこれで、本当はすごいお嬢様だったりすると、さらに面白いですよね。家を飛び出して、自由に飛び回っているみたいな(笑)」
――アニメではできないことをやるというのが『60日のシンデレラ』の基本コンセプトになっていますが、もしこれがアニメなるとしたら、いかがですか?
五十嵐「それぞれのキャラクターの日常やその後が見てみたいので、何か短編のような感じでアニメになると面白いですね」
稲垣P「第4弾まで続いたので、何かやってみたいという気持ちもだんだん大きくはなっているのですが、それにあわせて、イラストのほうもどんどんと大変な感じになっていて (笑)。もはやひとつの世界観に融合させるのはかなり困難になっているので、五十嵐さんがおっしゃったような短編的なアプローチというのは面白いかもしれません」
五十嵐「一緒にするのは難しいですよね。現代だったり、妖精さんだったり……今回は時代背景すらわからないですし(笑)」
稲垣P「"魅力的な女の子"というコンセプトで、イラストを描いていただき、声をあてていただいているわけですが、ここまで世界がちがってくるとは思っていなかったですね。想定外のことなのですが、だからこそ面白いのだと思っています。本当にクリエイターさんの一番の魅力を感じてもらえる作品になってきている気がします。あと、もちろん先の展開も考えないわけではないですが、かなり難しくなってきました。続ければ続けるほど、自分の首を絞めていっている感じです(笑)」
五十嵐「私個人としても、もっと彼女と付き合ってみたいですね。このままで終わるのはちょっともったいないです。ドラゴンの声も聞いてみたいですし……どんな声なんでしょうね。すごいイケメンボイスなのか、ダンディな声なのか。どちらかというとダンディ希望ですが(笑)」
――カエルはいかがですか?
五十嵐「すごく世話焼きで、女の子のことをすごく心配しつつ、いつも振り回されていて、手を焼いている感じですね。カエルは一応、女の子の相棒という設定になっていて、女の子はいいコンビだと思っているんだけど、カエルからすると『やれやれ……』という感じ(笑)。女の子が自由にしていて、男の子が手を焼くというシチューションっていいですよね」
――そういう関係性が好きですか?
五十嵐「好きです(笑)」
――そういうストーリーが好きなのか、それともご自身がそういう関係性になりたいとか……
五十嵐「自分がなりたいです(笑)。でも、実際にそういう感じかもしれないですね。周りの人はみんな私に手を焼いているみたいで……。私、ちょっと精神年齢が低いんですよ。だから、みんなが『はい、はい』って言いながら手を焼いてくれています。だから似ているのかもしれません、この子と。私が勝手に寄せちゃっただけかもしれませんが(笑)」
――それでは最後に番組を楽しみにしている方へのメッセージをお願いします
五十嵐「今回、『60日のシンデレラ』という作品に参加させていただき、すごく楽しかったですし、本当に面白い企画だと思いました。この作品をずっと観てくださっている方、たまたまテレビを観ていて、目に触れたという方もいらっしゃると思いますが、ぜひこれからも続けて観ていただいて、周りの方にも広めていただけるとありがたいです。まだ観たことがないという方は、ぜひ一度観てみてください! よろしくお願いいたします」
――ありがとうございました
藤田香氏の素敵なイラストと、五十嵐裕美の魅力的な声……そんなコラボレーションが楽しめる『60日のシンデレラ』は、「キッズステーション」にて毎日深夜23時59分50秒より放送中。テレビの番組表などには載らない枠なので、まだ観たことがない人は注意深くチェックしてほしい。なお、今回のシンデレラは3月31日までの放送予定。その後の展開については、続報を楽しみにしたい。
また、公式サイトではシンデレラの名前募集のほか、藤田香氏と五十嵐裕美のインタビューが掲載されているので、こちらもチェックしてみよう。
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