どこよりも詳しい、クラブメッド・チェラティンビーチ基本情報

マレーシア東海岸、ジャングルに囲まれた約80haもの敷地内に位置する「クラブメッド・チェラティンビーチ(マレーシア)」。本稿では、同ビーチの基本情報を紹介する。

※クラブメッド・チェラティンビーチ基本情報は、2010年3月末時点での情報を基に作成しております。

アクセス

チェラティンビーチに近いクアンタン空港までは、成田空港からクアラルンプール空港まで約6時間、そこから国内線で乗り継いでおよそ1時間。クアンタン空港から車で1時間程揺られると、クラブメッド･チェラティンビーチに到着する。

クラブメッド･チェラティンビーチとは

クラブメッド･チェラティンビーチはマレーシアの東海岸に位置する。ジャングルに囲まれた約80haもの敷地内には、「パレ・オリエント(東洋の宮殿)」と呼ばれる高床式の建物が立ち並ぶ。夜にもなれば建物がライトアップされ、バーや劇場付近には大勢の宿泊者が、毎日開かれるショーを楽しんだり、お酒を飲み明かしたりする。にぎやかな雰囲気をよそ目に、ふと闇の向こう側に耳を傾けると、都会では聞こえない動物や鳥の鳴き声が響いてくる。そこで、自分がジャングルの中にいることを改めて気づかされる。

3階建ての宿泊施設は海岸沿いに面し、目覚まし代わりに波の音が耳を撫でる。カーテンを捲ればヤシの木、どこまでも続くかのような砂浜、遮るものが何一つない海岸線……。ベッドや洗面所は敷地内の花で彩られ、女性心をくすぐる。客室数は361室。アメニティもイグアナやカエルなどをあしらった愛らしいもので、気に入ったら購入することも可能だ。部屋はスイート、デラックス シーサイド、スーペリアの3種類から選ぶことができ、部屋が2つつながったコネクティングルームも用意されている。

■基本客室設備

エアコン, テレビ, シャワー(スイートのみバスタブあり), 電話(モーニングコールセット可), セーフティボックス, ドライヤー, 湯沸しポット, コーヒー&ティーセット, バスタオル, フェイスタオル, シャンプー, 石鹸

好きなだけ楽しめるアクティビティ・食事

クラブメッドが展開するリゾートでは、「プレミアム オールインクルーシブ」システムを導入しており、旅行代金に往復の航空運賃や宿泊費はもちろん、基本的なアクティビティや滞在中の食事、アルコールを含むドリンクなどの費用が含まれているため、現地で追加費用がかかることはない。とくにアクティビティは、クラブメッドのスタッフであるG.O(ジーオー)によるレッスンがあるものもあり、初めて体験するプログラムも安心して参加できる。

■「プレミアムオールインクルーシブ」に含まれているもの

・往復の航空運賃、空港～クラブメッドの送迎、日本国外の空港諸税、燃油サーチャー ジ

・宿泊費、滞在中のお食事、軽食、各種アルコール・ソフトドリンク(一部除く)

・オリジナルエンターテインメントショー、イベント、パーティー

・空中ブランコやバンジーバウンス、水中エアロビクスなどの各種アクティビティ

・お子様をお預かりするプログラム(一部除く)

■オールインクルーシブで楽しめるアクティビティ一覧(◎はレッスンまたはG.Oの同行あり)

アーチェリー◎、空中ブランコ◎、ゴルフ・練習用グリーン◎、エアロビクス◎、バンジーバウンス◎、パワーウォーク◎、テニス、スカッシュ、バドミントン、卓球、バスケットボール、ペタンク、ビーチバレー、セーリング◎、水中エアロビクス◎、カヤック、プールゲーム、G.Oショー◎、ストレッチ◎、ヨガ◎等

これ以外に、有料でマレーシアの特産品「バティック」(染布)を制作できるアート&クラフト教室等も用意されている。ビーチは2つあり、客室近くのビーチでは遊泳が禁止されているが、リゾート内を走るシャトルバスで数分のところにあるパンタイビーチに行く。パンタイビーチでは、セーリングやカヤックも行われているので、ついでに足を運ぶというのも手。プールは子供用もあり、水中エアロビクスといったアクティビティも随時実施されている。ジャグジーもあるので、リゾート気分をプールで味わうというのも一興。

食事は基本、メインダイニングルームにて供される。マレーシア料理や中華料理、イタリア料理、フランス料理、韓国料理、和食など世界各国の料理のほか、ケーキ、フルーツ、チーズ、サラダなどがビュッフェスタイルで好きなだけ楽しめる。ビールやカクテル、ジュースも好きなだけ楽しむことができて、至れり尽くせりだ。

オープン時間以外にも、メインダイニングルームでは軽食などを提供しているので「おなかが空いたけど、レストランのオープン時間に間に合わなかった……! 」といった心配もない。

■メインダイニングルーム オープン時間

・朝食 7:30～10:00
・遅い朝食 10:00～11:00
・昼食 12:15～14:15
・夕食 19:15～21:15

メインダイニングルーム以外に、スペシャリティレストラン「ラングラン」(ディナーは不定期オープン、要予約)があり、遅めの昼食やシーフードのコースディナーが楽しめる。またバーでは、「チェラティンビーチ」「オアシス」といったトロピカルなオリジナルカクテルが用意されており、こちらも好きなだけ楽しめる(一部有料)。ここではアルコール類以外にジュースやコーヒー、スナックも提供されている。バーのそばには、ゆったりと座れるソファが置かれ、そのそばにはエアコン完備のインターネットルームもある。

オプショナルツアーに、気になるスパ

食費やアクティビティは旅行代金内に含まれているが、スパやオプショナルツアーは別途代金がかかる。とはいえ、それほど高い値段設定ではないので、せっかくだから体験してみるというのも手だ。

■クラブメッド･スパ(マッサージメニューの一例)

・バリニーズマッサージ 約50分 280MYR 全身マッサージ
・ピュアネイチャーフェイシャル 約50分 270MYR フェイシャル
・ファンシーフットワーク 約50分 270MYR フットスパ

全身マッサージからフェイシャル、フットスパなど様々なメニューが用意されていて目移りしてしまうほど。連日スパに通うと割引になる特典もある。事前に予約をすると一部割引になるものもあるので、旅行代理店などに問い合わせてみるとよい。

※1MYR＝約27.2円(2009年10月現在)

■オプショナルツアー(一例)

ミニサファリ&象保護区域

・最少催行人数 : 6名(大人)より
・料金 : 大人330 MYR / 子供(3～11歳)250 MYR
・内容 : DEERLANDで鹿や熊、サルなどと触れ合い、ジャングルの中でランチ。その後はマレーシア国内に3箇所あるうちの一つである、象保護区域で象乗り体験。象と一緒に川に飛び込む(!?)イベントも!?

チニ湖

・最少催行人数 : 6名(大人)より
・料金 : 大人260MYR / 子供(3～5歳)120 MYR・子供(6～11歳) 170 MYR
・内容 : マレーシアで最長のパハン川に続くチニ湖を小型ボートで訪れる。原住民の住むオラン・アスリ村に立ちより、ゴムの木から樹液を作る実演など、昔ながらの生活を垣間見ることができる。

カンポンライフ

・最少催行人数 : 6名(大人)より
・料金 : 大人140MYR / 子供(3～5歳)70MYR・子供(6～11歳) 100MYR
・内容 : ケママン市内の朝市、蘭園、ココナッツ農園などを回る。チェラティン市でマレーシアならではのアートクラフトを手に入れたら、サルが上手に落とすココナッツジュースで乾杯!

パサ・マラム(ナイトマーケット)

・最少催行人数 : 6名(大人)より
・料金 : 大人120MYR / 子供(3～12歳)90MYR
・内容 : 人気のマレーシア式シャンプーマッサージでリフレッシュしたら、週1回で開催されるケママン市内のナイトマーケットを訪問。

クアンタンショッピング

・最少催行人数 : 6名(大人)より
・料金 : 大人110MYR / 子供(3～5歳)85MYR・子供(6～11歳) 95MYR
・内容 : パハン州の首都クアンタンで観光とショッピングを楽しむコース。クアンタンで一番の規模を誇るブルーモスクは必見。マレーシアの特産品バティック(染布)の工場で製造過程も見学できる。

なお、スパやオプショナルツアーは、レセプションで発行されるデポジットカードでの支払いとなる。現地通貨から円・米ドルへの両替はできないので、デポジッドカードを有効活用しよう。なお、デポジットカードの発行には国際クレジットカードが必要。

かゆいところに手が届く、チェラティンビーチ情報

1. 部屋からのインターネットアクセスは可能。Wi-Fiが利用できるので、パソコンやiPhoneを持参するとよい。なお、契約プロバイダーのアクセスポイント及び機種により、確認しておく必要がある。また、通話料は別途必要。
2. 海外旅行で気になるのは、やはりチップ。でも、クラブメッドであればチップも旅行代金内に含まれているので、小銭を持っていかなければならないといった心配は無用。なお、敷地外のレストランでは、料金の10%が目安。
3. 結局子供の世話で、ゆっくりリゾート気分が楽しめなかった……。そんなことがないよう、チェラティンビーチでは2歳～17歳まで専任のG.Oが朝食後から夕食前まで預かってくれる。なお、2・3歳児のプティクラブ以外は追加代金不要。ミニクラブ(4～7歳)では、セーリングやジャングルウォーキングなど充実の内容が用意されているほか、熱帯雨林の環境についても学べるプログラムが盛り込まれている。
4. 海外に行くと一番心配なのが言葉の問題。クラブメッドでは、各国の言葉が通じるG.Oと呼ばれるスタッフがいるので安心だ。チェラティンビーチでは100人程度のG.Oが在籍。15カ国の言語に対応しているので、気軽に話しかけてみよう。なお、G.Oはとても気さく。毎日夜はG.Oによるショーが開かれている。毎回趣向を凝らされており、長期滞在していても飽きのこない内容が好評だ。
5. チェラティンビーチに隣接するチェラティン・ウミガメ保護センターでは、絶滅の危機に瀕しているウミガメの保護を目的に1972年、孵化施設として設立された。常設展示のほか、保護されたウミガメの様子を見ることができる。客室棟に近く、入場料も無料(募金はあり)なので、是非足を運んでみよう。

気になるお値段は……

クラブメッド・チェラティンビーチ5日間、成田空港発
旅行代金例 : 大人1名 スーペリアルーム利用 12万8,000円～24万9,000円

※航空運賃・宿泊費のほか、全食事、食事時の飲み物、スポーツプログラム&レッスン、エンターテインメントショー等を含む。

問合せ先

クラブメッド バカンスダイヤル フリーコール
0088-21-7005
http://www.clubmed.co.jp

行ってみての感想

マレーシアの東海岸にあるクラブメッド･チェラティンビーチを訪れたのは3月末～4月初旬。チェラティンビーチ周辺は乾季にあたるそうだ。熱帯性気候のため、毎日が夏日で、照りつける日差しが熱帯に来たことを嫌が応にも実感させる。施設内では幾度となくサルやイグアナといった野生動物に出会える、まさに自然の宝庫だ。熱帯に生息する美しい花を愛でては、ビーチをのんびりと散策。疲れたらバーでお酒を一杯(といいたいところだったが、飲めないのでジュースで我慢)。汗をかいたらプールでひと泳ぎ。普段海外旅行といえば、スケジュールをめいいっぱい詰めて帰ってくる頃にはぐったり……という経験がある方も多いと思うが、クラブメッド･チェラティンビーチに行ったなら、是非「何も予定を入れない」過ごし方をオススメしたい。