先日、JTBグループの調査・研究機関であるJIC旅の販促研究所より旅行に関するキャッチコピーベスト10が発表された。総合5位には近畿日本ツーリスト作成の「羊の数だけ感動があるニュージーランド」というフレーズがランクインしていた(既報参照)が、皆さんはニュージーランドにどんなイメージをお持ちだろうか。羊、大自然、スローライフ、エコ……。たしかにそういったニュージーランドの認識は間違ってはいない。だが、ニュージーランドには、自国で始まった"ファッション"と"アート"が融合した、少々ユニークなショーがある。それは「モンタナ・ワールド・オブ・ウェアラブル・アート・アワード(Montana World Of Wearable art Awards、以下、WOW)」だ。
WOWはニュージーランドの"祭"的存在
WOWは、ニュージーランドの南島にあるクリエイターらが集まる街・ネルソンのアーティストの提案から始まった、"Wearable art(身にまとう芸術)"のショーである。回数を増すごとに規模が大きくなり、2001年よりネルソンから首都ウェリントンへ移動。今年2008年で20周年という節目を迎える。
20周年を迎えた今年のWOWは、9月25日~10月5日に開催され、「子ども」「アバンギャルド」「南太平洋」「オープン」「イルミネーションイリュージョン(電飾を用いた光の衣装)」「建築インスピレーション」「ビザー・ブラ(奇想天外のブラジャー)」の7部門で構成された。賞は、各部門の中で1~3位までを決め、総合グランプリを選び出すというもの。部門は前年度より継承されている部門もあれば、今回限りの部門もあるそうだ。今年はニュージーランドを除く11カ国の国から約300の応募があり、189の作品が出展。メッセージ性のあるコスチュームを一般公募のオーディションを通過したモデルたち(大人42人、子ども80人)が身にまとい、ショーを盛り上げた。
(各部門の受賞作品をもっとみたい方はこちら)
現在のWOWはニュージーランドの一大イベントで、来場者は1日3,500人、10日間の会期中で3万5,000人に上る。チケットはすべて前売り制で、料金は50~350ドル、どの日のチケットも完売しているという。ニュージーランドの"祭"的なイベントのWOWが、長年にわたり国民に愛されていることは2001年にオープンしたWOW発祥の地・ネルソンにある「WOW博物館」で確認することができる。



