クリック証券では6月2日より、仮想資金でFXを疑似体験できる「シストレFXグランプリ2008」を開催している。開催期間は、2009年4月30日まで。
「シストレFXグランプリ2008」とは、『マネージャパン』『月刊アスキー』『週刊アスキー』の3誌が主催するFX取引の大会。独自に作成したシステムトレードソフトを評価する「シストレソフト部門」と、約1年間通してのトレード収益を競う「トレード部門」に分かれる。賞金総額は2部門合わせて2,000万円、「シストレソフト部門」「トレード部門」のそれぞれ1位には300万円を贈呈する。
初心者でも参加できる「トレード部門」のルールはいたってシンプルで、デモ取引の口座に入っている500万円の仮想資金をリアルタイムで変動する為替レートを使って運用し、どれだけ資金を増やせるかを競うもの。デモ取引といえども、損失を出せばそれだけ資金は減少する。また、仮想資金で取引できないぐらい損失を出した場合、「シストレFXグランプリ2008」からドロップアウトすることになるので十分に注意しよう。
以上のことを踏まえたうえで、今回は実際に「シストレFXグランプリ2008」のトレード部門に参加してみた。通常のクリック証券で使っている取引画面が利用できる上、取引ツール「はっちゅう君FX」やシステムトレードソフトなども使えるので、さながら本物のFX取引を体感できるという点に注目してみてほしい。
ステップ1 : 新規登録をしてみよう
まずは「シストレFXグランプリ2008」のサイトから新規登録をしよう。まずは、右上の「新規登録」ボタンをクリックする。
次画面では、個人情報保護方針をよく読んで同意した上でチェックを入れ、「名前」「カナ」「ニックネーム」「パスワード」「Eメールアドレス」「生年月日」を入力。また、「シストレFXグランプリ2008」に「参加する」にチェックを入れるのも忘れずに。終わったら、「確認画面へ」を選択して次画面へ移動しよう。
内容を確認し、問題なかったら「この内容で申し込む」。申し込み完了の画面が出たら「閉じる」をクリックして、登録Eメールアドレスにログイン情報が届いているか確認する。
ステップ2 : ログインして取引を開始しよう
送られてきたメールに記載してあるログインURLへ移動し、ログインID・パスワードを入力して「ログイン」すると、トップページに移動できる。トップ画面では、通貨ペアのリアルタイムやスワップポイントの状況が確認できるようになっている。ちなみに取り扱い通貨は9通貨、14通貨ペア。各通貨ペアの取引単位は、画面下の「取引ルール」をクリックすると一覧が出てくるので、確認してみるとよい。
ステップ3 : 新規注文にチャレンジ
ではさっそく、新規注文をしてみることに。上記メニューバーにある「新規注文」をクリックし、新規注文入力画面に移動する。注文タイプは、成行注文、指値注文、逆指値注文、IFD注文(新規注文と決済注文を同時に出せる注文方法)、OCO注文(異なる2つのも注文を同時に出し、一方が約定したらもう一方は自動的にキャンセルになる注文方法)、IFD-OCO注文(IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法)から選択可能だ。今回は、もっともスタンダードな指値注文を選択した。
続いて「通貨ペア」「売買」「注文レート」「指値・逆指値」「取引数量」「有効期限」をそれぞれ入力・選択し、「確認画面へ」をクリックする。ちなみにレバレッジは、100倍までかけることが可能であり、ハイリターンを狙うこともできる。次画面に進んだら注文内容を確認して「注文」を選択しよう。
約定されていない注文分を確認するなら、メニューバーの「注文履歴」を見てみよう。この時点では、変更や取り消しも可能。一方、注文分が約定できたかどうかは、メニューバーの「約定履歴」から確認することができる。
ちなみにメニューバーの「余力確認」では、現在の資金の状況やレバレッジの状況などを見ることができる。
ステップ4 : 決済注文をしてみよう
ポジションをもったら次は、適切な時期を見計らって利益・損失を確定しよう。決済するには、メニューバーの「決済注文」をクリックして好きな注文タイプを選択する。ここでは「通常」、すなわち指値注文を選択した。
続いて「取引数量」「注文レート」「指値・逆指値」「有効期限」を入力・選択し、「確認画面へ」をクリック。注文内容を確認したら、「注文」する。なお、注文履歴・約定履歴は、新規注文と同じメニューバーで確認できる。
ちなみに建玉(売買契約成立後)の状況は、メニューバーの「建玉一覧」から評価レートや評価損益などを含めて見ることができる。決済する際の参考としよう。
ステップ5 : 提供ツールを活用しよう
「シストレFXグランプリ2008」では、クリック証券で提供する「はっちゅう君FX」のデモサイト版や、WebサービスAPIを利用したオリジナルシステムトレードソフトウェアを使用することも可能。ただしWebサービスAPIは、専門的なプログラミングの知識が必要となるので、初心者には「はっちゅう君FX」の利用をおすすめしたい。
「はっちゅう君FX」では、為替レートの一覧や注文一覧、保有ポジションの一覧などが1つの画面で表示。面倒なクリック動作を省いて、必要な情報が把握できるのがメリットとなっている。注文も画面移動などなしにできるので、迅速な発注が可能だ。
今までの説明からも分かるように、「シストレFXグランプリ2008」では、仮想取引ながらリアルタイムな為替レートを用いてFX取引を体験することができる。どのようなツールを使って取引していくかは自分しだい。自分なりの戦略を練りながら、約1年後の保有資金NO.1を目指してみてはいかがだろうか。