おっはモーニング。酒村です。とある日に、友人こと地球少年から何かが届いた。箱には彼のお店「ANTCICADA(アントシカダ)」のロゴがプリントされているではないか。

  • ANTCICADA(アントシカダ)のお家で作れる「コオロギラーメン」を食べてみた(写真:マイナビニュース)

開封して目の前に現れたのはお家で作れる「コオロギラーメン」だった。私が大のラーメン好きであるということを知っていたので、送ってくれたのだろう。圧倒的感謝だ。

地球少年の作る昆虫を使った料理やお酒は、食の世界を広げてくれる学びと旨さが同時に堪能できるものばかりなので今回もワクワクが止まらない。しかし、家で一人コオロギラーメンを作って食べることになるとは予想外だ。

冷凍の凝縮されたスープの中にチャーシューが化石のように見え隠れしている。メンマもいるな。

そしてコオロギが練りこまれているという麺。ゆずや山椒などが入った薬味。クスッと笑ってしまったのが、素揚げコオロギだ。ちょこんと真空パックに収まっている。

袋には手書きでメッセージとちょっとしたイラストが描かれていた。一つひとつメンバーのみんなで描いたのだろうか。コオロギへの愛はもちろん、ほっこりとした瞬間だった。

早速調理してみる。一口コンロなので先にスープを作る。スープの中から現れたチャーシュー、思ってたよりも厚みがあるぞ。その後、麺を二分前後で茹でる。スープの醤油のような香ばしい香りが広がり汁テロに遭いながらも120秒を耐え抜いた。最後にトッピング。薬味は好きな量をかけてねと書いてあったが、それに気づく前に全部入れてしまった。

本日の主役、マスコットキャラでもある素揚げコオロギを中央に添える。作り方の紙に「素揚げコオロギは躍動感を大切に」とラインまで引かれていたのでちょっと上の方からバンジージャンプさせてみた。麺とチャーシューのクッションに無事着地してくれたようだ。

完成だ。冷めないうちにスープをまずは一口。醤油ベースであっさり。スープが身体中を駆け巡っていく。普段二郎系ばかり食べているので、醤油や塩などあっさりとしたラーメンを食べることは某チェーン店以外滅多にないだけに、醤油ラーメンってこんなに美味しかったけ!? と忘れた心を取り戻させてくれる。

薬味に入っている柚子を一緒にいただくと、さっぱりと柑橘の香りが広がるので味の世界がガラッと変わる。驚くことにスープには2種類の国産コオロギが1杯100匹ほど使われているそうだ。そしてコオロギは育て方や餌などで風味が変わるらしい。一から愛情たっぷり丁寧に彼らが育てたコオロギだからこそ引き出せた味なのだろう。

よくインスタグラムに、虫の成長過程や昆虫たちに対する愛情を素で呟いているのを見かけるので、このコオロギも幸せだったんだろうなと安堵する。

そして麺。コオロギを粉末にしたものが麺に練りこまれているとのことだ。すすってみると、モチモチとした噛み心地に加えしっかりとコシがある。最近はカップ麺ばかりだったので麺のクオリティの高さに泣いた。

チャーシューは厚みがあり、脂身も少なくスープがしっかりと染み込んでいたので醤油とコオロギの香ばしさを同時に楽しむこともできる。メンマ、コリコリでおいしーーー!

最後に素揚げのコオロギ。一口でパクリ。

サクサクパリパリ。可愛らしい見た目からは想像できない上品な香ばしさ。コオロギの味としか形容しがたいが、わかりやすく例えるならエビやナッツのこうな香ばしさに近いものを感じる。

心なしか少し甘さも感じた。もしかしたらコオロギに込められた愛情が甘みとして感じられたのかもしれない。舌から始まる食の世界がまた広がっていったのかわかる。これからもどんな新しい世界を見せてくれるのかが楽しみだ。

酒村ゆっけ(さかむらゆっけ)

ネオ無職を全うする飲兵衛(酒好き)でありながら文字を書くひと。好物は、角ハイと麺類。趣味は映画と本を見て読むこと。

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