不定期の特急「スペーシア日光42号」が恵比寿付近を通過する(2012年6月撮影)

写真は今年の夏、たまたまとらえた特急「スペーシア日光42号」の後追い。東武鉄道のスペーシア車両(100系)を使用するJR線直通特急は通常、新宿駅発着となっているが、不定期の「スペーシア日光」では品川駅発着(湘南新宿ライン経由)の列車も設定されていた。

湘南新宿ラインを経由し、栗橋駅から東武日光線へ直通運転を行う特急列車は、現在、スペーシア車両を使用する「スペーシアきぬがわ」(定期)・「スペーシア日光」(不定期)、JR東日本の253系車両を使用する「日光」「きぬがわ」が運行されている。2013年3月16日のダイヤ改正で、湘南新宿ラインの浦和駅が新設されることになり、「日光」「きぬがわ」「スペーシアきぬがわ」も同駅に停車することになった。

列車情報

東武鉄道 100系「スペーシア」

基本情報

100系は1990年6月より営業運転を開始した特急用車両で、「スペーシア」の愛称を持つ。計9編成あり、うち3編成に2006年3月よりJR線乗入れ対応機器が搭載された。

浅草~東武日光間の特急「けごん」、浅草~鬼怒川温泉間の特急「きぬ」をはじめ、JR線直通特急「スペーシアきぬがわ」などにも使用される。2011年12月からリニューアル工事が実施され、3編成ずつ3パターンのカラーリングを採用。うち2パターンは東京スカイツリーのライティングデザインのイメージを取り入れている。