寝台特急「トワイライトエクスプレス」は大阪駅を発車した後、北陸本線を走行。完成が近づく北陸新幹線の高架線を間近に見ながら、15時37分に金沢駅に到着する。ここからさらに18時間以上かけて、同列車は終点の札幌駅をめざす。乗客にとっては、まだまだ旅は始まったばかり……、といった気分だろう。
この冬も引き続き、大阪~札幌間で「トワイライトエクスプレス」が運行される予定。12月1日から来年2月28日までの期間で上下合計122本が設定されており、年末年始と雪まつり期間中は毎日運転されるとのこと。
列車情報
寝台特急「トワイライトエクスプレス」
基本情報
JR西日本・JR東日本・JR北海道の3社にまたがり、大阪~札幌間を結ぶ臨時寝台特急。走行距離1,495.7km、上り・下り列車とも22時間以上かけて全区間を走破し、日本で最も長い距離を走る旅客列車となっている。内外装とも改造された24系客車を使用し、大阪~青森間はEF81形、青森~五稜郭間はED79形、五稜郭~札幌間はDD51形(重連)が牽引する。
車内はA個室寝台「スイート」(2人用)や「ロイヤル」(1人用)をはじめ、豪華な客室がそろう。食堂車「ダイナープレヤデス」ではランチ・ディナー・朝食の3食が用意され、ディナータイムにはフランス料理のフルコースも楽しめるとのこと。