お笑い芸人・おほしんたろうさんが描く“オフィス”をテーマにした1コマ漫画。あなたのオフィスにいるかもしれない人、あなたのオフィスで起こっているかもしれない出来事などをお届けします。


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上司の席が遠いと面倒だ。

頼まれた資料を持って行ったり、指示を聞きに行ったりと、なにかと足を運ぶのが上司の席である。

人間が一生の中で自分の席と上司の席を往復する距離を合計すると、けっこうな長さになっているだろう。

だから、上司の席はそれなりに近い方がいい。

しかし、近すぎるとそれはそれでやっかいなので、あくまでそれなりの近さが理想である。

一番面倒なのが、上司の席が急な坂の上にある場合だ。

資料を持って行こうにも途中で滑り落ちてしまって一向にたどり着けない。

何度も転げ落ちるうちにスーツはぐちゃぐちゃになり、体力も消耗してしまう。

攻略するには、スパイクシューズを持参して注意深く登るしか方法はないのだ。

著者プロフィール: おほしんたろう

1985年佐賀県生まれ。お笑い芸人。ワタナベエンターテインメント所属。2014年からTwitterにイラストネタをアップし、話題を集め、漫画家としても活躍中。NHK『ケータイ大喜利』レジェンド、『週刊ファミ通』はがき職人「塩味電気」としても知られる。サガテレビ『かちかちPress』にレギュラー出演中。著書に『おほまんが』(KADOKAWA)、『学校と先生』(ナナロク社)。7月12日に『おほまんが しお味』(KADOKAWA)を発売。