財務省、MBA留学、マッキンゼーを経て、2015年にスタートアップ企業・ウェルスナビを立ち上げた柴山和久さん。お金にまつわる独自のキャリアを生かしながら、現在は、資産を自動運用するサービス、ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」の提供を通じて、誰でも手軽に資産形成ができる世の中を作ることにチャレンジしています。

"お金のプロ"であり多様なキャリアの経験者である柴山さんに、マイナビニュース読者の「お金」と「キャリア」についての質問にお答えいただきます。

Q. 社会人3年目。月々の余裕資金が数万円ありますが、スキルアップのための投資に充てるか、資産運用を始めるべきか迷っています。(20代・会社員・男性)

■ 柴山和久さんの回答

ご質問者は20代で、お仕事を始められて間もないということですね。それならばスキルアップのための自己投資をおすすめします。

その理由は、若いうちの自己投資によるリターンが、資産運用によるリターンをはるかに上回るからです。「長期・積立・分散」の資産運用は、年4~6%のリターンが目安です。一方で、目的意識を持って自己投資をすれば、何倍ものリターンとなって返ってくるはずです。

私の場合、内定をもらった直後に借金をして、英会話学校に通い始めました。公務員の初任給は大企業と比べると少なく、就職後も借金が増え、累計で150万円くらいになったと思います。自分のお金を使うとなると、本当に自分に必要なことかどうかを真剣に考えますよね。ご自身が実現したい目標に近づくための自己投資なら、20代のうちは余裕資金をすべて充ててもよいと思います。

自己投資をしたうえで余裕があるなら、少額からでも資産運用を始めるのがいいでしょう。「長期・積立・分散」の資産運用は長く続けるほどリターンの拡大が期待できますので、若いうちにスタートすることには大きな意義があります。


執筆者プロフィール : 柴山 和久(しばやま かずひさ)

「誰もが安心して手軽に利用できる次世代の金融インフラを築きたい」という想いから、プログラミングをイチから学び、2015年4月にウェルスナビ株式会社を設立。16年7月に世界水準の資産運用を自動化したロボアドバイザー「WealthNavi」、17年5月におつりで資産運用アプリ「マメタス」をリリース。

起業前には、日英の財務省で約10年勤務、その後マッキンゼー・アンド・カンパニーに勤め、ウォール街に本拠を置く10兆円規模の機関投資家を1年半サポート。東京大学法学部、ハーバード・ロースクール、INSEAD卒業。 ロボアドバイザー「WealthNavi」の概要はこちら→https://www.wealthnavi.com/