女の子と外出するチャンスやきっかけをつくりやすいこの季節。自分的には「どこかへ出かけよう」と女の子を誘うようなことは性格上難しいけれど、気さくな性格の男友だちが一人でもいると、女の子と楽しく出かけるチャンスは広がるはずです。しかし、せっかくつかんだデート(的なもの)のチャンスもその時のあなたの言動いかんで、次の機会に結びついたり、つかなかったりしまいます。

今日は、女の子と一緒に行動するときに、どういった点に気をつければいいか。そのあたりを考えていくことにします。

はじめに気をつけてほしいのが、その日を期待しすぎて、または周囲の友人や家族に女の子と外出すると話してしまったせいで、周囲から「この服を着ろ」「髪型はこうしろ」とアドバイスをされてしまい、出かける前から「面倒くせぇ」と何もかもどうでもよくなってしまうパターンです。

こんなに気合いを入れている自分を親や友人に見られたくない。この日を待ちわびてしまった自分が悲しい。そんな理由から、突然「あっ、もう、別にどうでもいいや」と投げやりな気持ちになり、寝ぐせボーボーのまま、普段から愛用しているヨレヨレのTシャツに、汚れたスニーカーで待ち合わせ場所に向かい、ひどいと遅刻まで……ウソのようですが、そんな苦い経験のある男子は後を絶たないのです。

それでは、どうすれば投げやり衝動を振り切れるのかというと、一度失敗したら二度と同じ失敗はしないようにする。そして、今回だけでなく、日頃から女の子と外出する機会を増やして、こういったことに慣れるにしてみることが大切です。

慣れてしまえば、急に何もかもどうでもよくなるような衝動も薄れて、必要以上にだらしない格好で待ち合わせ場所へ行く……といった行動もなくなるはずです。女の子と出かけるんだ! と意識しすぎてしまうのは当然の気持ちで、あなただけでなく、友人男子もみな同じ気持ちでいるはずなんです。

そこを踏まえた上で、学校で先生に接するとき、仕事でクライアントと会うとき、相手に敬意を表して身だしなみにも気を配るのと同じように女の子にも気を遣って服装を整えるんだ! と考えるようにするといいと思います。自意識との戦いに決着がついたら、次に気をつけてほしいのが、女の子への気配りです。例えば、女の子がゆかたを着てきてくれた。水着で炎天下に一緒にいる。川原でBBQ。そういった状況下では、こまめに水分補給をし、休憩をうながしてあげてほしいものです。

子ども時代や少年時代に屋外スポーツを経験したことのある人は、真夏の炎天下での試合のとき、親御さんやマネージャーがどんな用意をしてくれていたか思い出してみてください。思い出せない人は、何が必要か聞いてみてほしいですし、屋外スポーツの経験がないという人はリサーチしてみるといいでしょう。

大きなブロック型の氷。大容量のジャグ。日よけのタープやテント。大量の飲み物などが、手を伸ばせばそこに用意されていたはず。今度は、自分が女の子にそういったことをしてあげる番です。準備万端整えた上で、やたらと、「トイレは大丈夫? 」「のど渇いていない? 」「おなか空いていない? 」「座ったほうがいいよ」と女の子に声をかける……というのはあまりよろしくありません。

そんなに親しいわけでもない異性の男の子から「トイレは? トイレは?? 」と言われて、「じゃあ、ちょっとしてきまーす」なんて言える女の子はなかなかいないものです。女の子というものは謙虚ですから、何かをすすめられても恥ずかしくて断ってしまったり、遠慮してしまったりするのです。ですから「いる? いらない?? 」「する? しない?? 」を聞くのではなく、女の子の目の前に、「はい」と飲み物の入ったコップを渡す。会話をしながら何気なく座れる場所へ移動して、仕草でどうぞと座ることをすすめる。好き嫌いは聞かずに、「はい」と食べ物ののったお皿を手渡す。女の子が重い荷物を持っていたら、さりげなく持ってあげる。「オレ、トイレ行ってくるわ」と自分から言うことで女の子たちが、「あ、私も」と言いやすい状況をつくってあげる。

こんな風に、女の子を相手にしているときは、「何かしようか? 」と聞くのではなく、自分から先に何かを差し出してあげるのがいいと思います。また、ずっと一緒にいたい気持ちはやまやまですが、終わりよければすべてよしですから、女の子が帰宅するのに適当な時間帯を見計らって、会をお開きにするのも男性の仕事です。

「まだ、いいじゃーん」と言って、ダラダラと帰りを引きのばさず、「じゃあ、またね」とサラリと帰っていく男性のほうがカッコよく見えるものです。ぜひ、サラリとカッコよく会をお開きにしてほしいなと思います。こういったことができて、さらには相手の女の子をほめてあげる……これができると、とってもいい男になれるはずです。ぜひ、そんなカッコいい男になって、女の子と楽しく外出してもらいたいものです。

酒井冬雪です。暑いのは苦手です。今年はオリンピックがありますので、家でテレビでオリンピック観戦三昧するつもりです。この年齢になってくると、どんな競技、種目でも、頑張っている女子選手を見ると涙腺がうるうるしてしまいます。運動神経のよいカラダの持ち主は、私にとって夢のような存在です。では、またね。