ペンギンの好きな種類は何かを聞くアンケート調査を実施し、結果をランキングにまとめました。
ペンギンとは、ペンギン科に属する鳥の総称。現在18種類からなり、生息地は極寒の南極や赤道直下の海、体つきはふっくらとしたものから小型でスリムなものなど、さまざまです。本記事ではペンギンの種類別の特徴と、アンケートに寄せられたコメントを紹介します。
ペンギンの人気種類ランキング
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ペンギンの人気がある種類について紹介
ペンギンの好きな種類について聞いたところ、ランキングは以下のようになりました。
1位 コウテイペンギン(49.1%)
2位 フンボルトペンギン(11.1%)
3位 イワトビペンギン(9.9%)
4位 ガラパゴスペンギン(3.2%)
4位 マカロニペンギン(3.2%)
6位 アデリーペンギン(2.5%)
7位 マゼランペンギン(2.1%)
7位 ケープペンギン(2.1%)
7位 コガタペンギン(2.1%)
10位 オウサマペンギン(1.6%)
11位 ロイヤルペンギン(1.4%)
12位 ヒゲペンギン(1.2%)
13位 ジェンツーペンギン
13位 フィヨルドランドペンギン
13位 スネアーズペンギン
13位 キンメペンギン
13位 ハネジロペンギン
13位 シュレーターペンギン
※1%未満は全て同列扱い
ここからは10位までのペンギンについて、簡単な特徴とアンケートに寄せられた好きな理由をご紹介します。
【種類別】ペンギンの特徴と好きな理由
1位 コウテイペンギン(49.1%)
ペンギンの好きな種類ランキング、1位は「コウテイペンギン」でした。名前のインパクトもさることながら、威厳ある立ち姿、真っ白な首元に映える黄色い模様などから覚えている方も多いでしょう。
コウテイペンギンはペンギン類のなかで最も大きな種類。産卵期になると雄が長期間絶食し、足の甲に卵をのせて、数カ月もの間温めます。極寒の南極大陸で、身を寄せ合って卵を守るコウテイペンギンの姿は有名ですね。
好きな理由
「大きいし、見た目がかっこいいから」(43歳女性)
「過酷な子育てやエサをとるための遠征の様子が感動的だった」(44歳男性)
「立ち振る舞いが凛々しいから」(51歳男性)
「『コウテイペンギンのペンペン』というキャラクターが好きだから。実物も白い胴体がきれいで、つぶらな瞳もかわいい」(35歳男性)
「動物園で赤ちゃんを見たことがあり、グレーの毛でまんまる、むすっとして佇んでいたのがまあかわいかった」(59歳女性)
2位 フンボルトペンギン(11.1%)
2位は「フンボルトペンギン」でした。ペンギンのなかでは中型で、顔が黒く、胸に横の筋が入っているという特徴があります。
極寒の地に生息するコウテイペンギンに対し、フンボルトペンギンは南アメリカの冷涼な地域に生息しています。飼育環境を整えやすいことから、動物園や水族館でもよく見られるペンギンです。
好きな理由
「よく見るので身近に感じるし、姿がかわいらしいから」(59歳女性)
「体形がかわいく、集団でよちよち歩きしているのを見るともうメロメロになる」(61歳男性)
「ペンギンなのに寒いのが苦手なところ」(31歳男性)
「ぼーっと立っている姿がかわいい」(58歳男性)
「温暖地域のペンギンなので、もしかしたら飼えるかもしれないと妄想してしまう」(49歳男性)
3位 イワトビペンギン(9.9%)
3位は「イワトビペンギン」でした。海岸の岩場に巣をつくり、岩の間をぴょんぴょんと跳ねて移動することからこの名前が付いたそう。英語では「ロックホッパー」と呼ばれます。
イワトビペンギンの特徴といえば、目の上に生えている黄色の飾り羽でしょう。垂れ下がった眉毛のようにも見えて、愛嬌を感じますね。
好きな理由
「小さいのに、顔がおもしろくてかわいい。プレデターみたいな感じで目つきが悪く、顔だけなら強そうで見るたびに笑える」(50歳女性)
「髪型? がお茶目でかわいらしい!」(43歳男性)
「頭に生えている毛がかっこよく、飛び跳ねる様も躍動感がある」(44歳男性)
「昔、整髪料のCMに起用されたのを見て、いろいろと調べた記憶がある」(60歳男性)
「ワイルドな感じでトンガってそうな見た目が好き」(48歳男性)
4位 ガラパゴスペンギン(3.2%)
4位は「ガラパゴスペンギン」でした。その名の通り、ガラパゴス諸島にのみ生息するペンギンで、熱帯で見られる唯一のペンギンとされています。
ペンギンは通常1年に1回、卵を産みますが、ガラパゴスペンギンは1年に3回、卵を産むのだとか。しかし、近年の海水温の上昇でエサとなる魚がとれず数が減り、絶滅が危惧されています。
好きな理由
「お腹のゴマ模様がかわいくてすてきだから」(35歳男性)
「大変貴重なペンギンで、種を保存するために色々努力されているから」(67歳男性)
「一般的に寒いところに暮らすペンギンとは異なる点がユニークだから」(38歳男性)
4位 マカロニペンギン(3.2%)
4位には「マカロニペンギン」もランクイン。見た目は「イワトビペンギン」に似ていますが、イワトビペンギンは目の上の飾り羽が黄色いのに対し、マカロニペンギンはオレンジ色という違いがあります。
マカロニペンギンの「マカロニ」は、「しゃれ者」という意味から付けられたそうです。
好きな理由
「見た目が派手でかっこいいから」(53歳男性)
「マカロニペンギンという名前がかわいらしいから」(20歳男性)
「頭の毛並みがとてもおしゃれできれいなペンギン。英語では伊達男をマカロニと言うらしいと聞き、さらに好きになった」(68歳女性)
6位 アデリーペンギン(2.5%)
ペンギンの好きな種類ランキング、6位は「アデリーペンギン」でした。頭と背中が黒く、お腹が真っ白、そして目の周りも白いという特徴があります。
「コウテイペンギン」のように南極大陸などに生息するペンギンで、産卵期には雄雌が交代で極寒の中、卵を温めています。
好きな理由
「真っ黒で、目がギョロっとしているのが好き」(31歳女性)
「好きなアニメ『しろくまカフェ』に登場するから」(30歳女性)
7位 マゼランペンギン(2.1%)
7位は「マゼランペンギン」でした。目の上から首にかけて、円を描くように白い線が入っており、胸元にも2本の黒い線が横に入っているのが特徴です。
「フンボルトペンギン」や「ガラパゴスペンギン」のように、南アメリカ大陸の太平洋沿岸に生息しています。
好きな理由
「アルゼンチンのバルデス半島で、野生のマゼランペンギンを見たことがあるから」(75歳男性)
7位 ケープペンギン(2.1%)
7位には「ケープペンギン」もランクイン。アフリカ南部に生息するペンギンですが、見た目は「フンボルトペンギン」や「ガラパゴスペンギン」、「マゼランペンギン」にとても似ています。温かい海を好むという点も同じです。
ケープペンギンは、過去にケープタウン沖で起きた、船からの重油流出事故でも知られています。重油まみれのケープペンギンを助けるために、必死な救護活動が行われました。
好きな理由
「ケープペンギンが散歩する姿を見たことがあり、とてもかわいかったから」(45歳女性)
「他のペンギンに比べると顔がかわいい」(18歳男性)
7位 コガタペンギン(2.1%)
「コガタペンギン」も7位にランクイン。オーストラリアなどに生息する唯一のペンギンで、観光大使として活躍しているそうです。
体長はコウテイペンギンの3分の1ほど。また、ペンギンのなかで最も進化の遅れた種類とされており、他のペンギンが直立二足歩行するところ、コガタペンギンは前傾姿勢で歩く姿が特徴的です。
好きな理由
「歩き方も体のサイズもかわいくて、できることならペットにしたいぐらい」(66歳男性)
「テレビの『ダーウィンが来た』で見た時に、ペンギンてこんなにかわいいんだと初めてペンギンの良さを知ったから」(41歳女性)
10位 オウサマペンギン(1.6%)
10位は「オウサマペンギン」でした。「コウテイペンギン」の次に体の大きなペンギンで、顔の横にオレンジ色の模様がある点なども似ています。しかし、比較的温かい海に生息するため、コウテイペンギンよりスリムな体型をしています。
飼育環境を整えやすいことから、全国の水族館や動物園でもよく見かけるペンギン。健康のためとして行われる、オウサマペンギンのお散歩は人気です。
好きな理由
「有名ですし、一番ペンギンらしいと思うから」(47歳女性)
「かっこよくて、名前もいい」(42歳女性)
ペンギンの種類別人気は「コウテイペンギン」という声が圧倒的
ペンギンの好きな種類ランキングをご紹介しました。1位「コウテイペンギン」、2位「フンボルトペンギン」、3位「イワトビペンギン」という結果に。コウテイペンギンには半数近くの票が集まりました。
ペンギンといえば、極寒の南極大陸で身を寄せ合ってたたずんでいるイメージがありますが、それはコウテイペンギンのこと。「ガラパゴスペンギン」のように赤道直下の地域にくらすペンギンもいます。
体つきも、ふっくらとして威厳漂うコウテイペンギンから、その3分の1ほどの体長でちょこまかと動く姿が愛らしい「コガタペンギン」、体の色も顔全体が黒いものから、「イワトビペンギン」や「マカロニペンギン」のように目の上におしゃれな飾り羽をもつものも。ひと口にペンギンといっても、種類によって特徴はさまざまということが分かりますね。
コウテイペンギンに会うことはむずかしいですが、日本の動物園や水族館でよく見かける種類のペンギンもいます。気になるペンギンがいたら、ぜひチェックしてみてくださいね。
調査時期: 2023年11月20日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計507人(男性: 384人、女性: 123人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート
