人気つけ麺といえば!新小岩の「麺屋一燈」を思い浮かべる方も多いはず。そんな「麺屋一燈」出身の店主が営むお店が「鴨出汁中華蕎麦 麺屋yoshiki」です。場所も「麺屋一燈」の斜め向かいという立地で、がっつり新小岩にあります。
そして、店名にある通り“鴨”にとことんこだわったお店です。つけ麺もありますが、一番人気は鴨出汁中華蕎麦。とにかくレベルが高く、ひと口啜れば忘れられない奥深い鴨ラーメンが味わえます。
新小岩駅北口から徒歩3分の「鴨出汁中華蕎麦 麺屋yoshiki」
個人的にあまり新小岩駅はなじみがないのですが、ラーメン・つけ麺好きにとっては、新小岩は絶対に行かなくてはならない場所。なぜなら「麺屋一燈」と「鴨出汁中華蕎麦 麺屋yoshiki」があるからです。両店とも食べログ百名店2021を受賞しており、「鴨出汁中華蕎麦 麺屋yoshiki」にいたっては、オープンしてからまだ2年しか経っていません。なのに、この人気ぶりは凄すぎます。
新小岩駅北口から歩いていくと、すぐ「麺屋一燈」も「鴨出汁中華蕎麦 麺屋yoshiki」も見えます。
こんなに近くに人気店があって、お客さんの取り合いにならないのかと思ったのですが、きっと店主同士は仲が良いのでしょう。もともと「鴨出汁中華蕎麦 麺屋yoshiki」の店主は「麺屋一燈」の出身です。
「麺屋一燈」出身ということであれば「つけ蕎麦」を食べよう!と心に決めていましたが、券売機を見るなり一番人気は「特製鴨出汁中華蕎麦」ということで、こちらを食べることにしました。
「鴨出汁中華蕎麦 麺屋yoshiki」の麺を啜りに、遠路はるばる新小岩まで来たので問題ありません。並んでいる人は近所の方や、近所の高校生が多そうでした。新小岩に住んでいる人、本当にうらやましいです。
鴨ってこんなに美味しいのかと思わせる「特製鴨出汁中華蕎麦」
さてさて、いよいよ着席。そして、着丼を待ちます。どうやら、つけ麺は20分ほど時間がかかるようです。そうこうするうちに「特製鴨出汁中華蕎麦」とご対面。ワンオペなのに、丹精にトッピングが盛り付けられています。
見た目からも美味しさ伝わりますよね?そして、直感ですがとにかく仕込みが大変そうだなと思いました。だって、トッピングが贅沢すぎるし、そもそも鴨の下処理って大変そうですよね。
まず、真ん中にのっているのが“鴨ペースト”、そして“鴨チャーシュー”が4枚、“味玉”、“鴨団子”、“ほうれん草”、“鴨ワンタン”、“のり”、“ねぎ”、以上です。 スープには鴨油が厚めに浮いてますね。
では、まずスープをひと口いただきます。!!!!!これは深みのある味わい。一般的な鴨蕎麦でたまに鴨のクセがすごいことありません?でも「鴨出汁中華蕎麦 麺屋yoshiki」の「特製鴨出汁中華蕎麦」は鴨のクセは気にならず、鴨の濃厚な旨味を感じます。説明書きによると……
スープは、岩手鴨の丸鴨、岩手鴨ガラを使用し、2つのスープを掛け合わせている無化調ダブルスープ。昆布・椎茸から出汁をとったスープと蟹から出汁をとったスープの2種類です。カエシは、5種類の醤油と牡蠣煮干しなど数種類の乾物を使用しているそう。正直、全部の味を感じることはできなかったけど、ただ何もかも絶妙な配合で鴨が引き立つような感じになっていることだけは分かりました。
続いて麺リフトをしてみました。おおお、細麺ストレート。啜ってみると、加水率高めで、つるっとした食感です。これはまさしく、品のあるラーメンの麺です。こちらも説明書きによると……
切歯20番を使用した細麺で、加水率38%にした心の味食品の特注麺とのこと。“切歯20番”も“加水率38%”も専門的すぎますね。とにかく「特製鴨出汁中華蕎麦」にぴったりの麺なのです。
いよいよクライマックス!鴨チャーシューはなんと4枚もあるんです!
とっても柔らかく、しっとりしています。そこそこ厚みもあって、こんなに鴨を堪能できて贅沢でした。黒コショウが良いアクセントになっています。
続いて、鴨団子。とことん鴨にこだわっていることが伝わります。鴨団子はしっかりした硬さかと想像していたのですが、真逆!とてもふんわりしていて、スープが鴨団子に染みて絶妙な美味しさでした。
ワンタンはラーメン限定。こちらも鴨を使用しています。何もかも鴨ですね!
あ、味玉は鴨は関係なかったです(笑)半熟具合が最高でした。それと、チャーシューの上には、フォアグラと鴨肉のペーストがのっているのですが、途中からスープに混ぜていきます。これまた贅沢。このペースト、バゲットとかにつけても絶対美味しいだろうな、なんて思いました。焼きネギも甘くて最高でした。
ラヲタにとって新小岩にある「麺屋一燈」も「鴨出汁中華蕎麦 麺屋yoshiki」もとってもメジャーです。新小岩になかなか行かない方もぜひ、「鴨出汁中華蕎麦 麺屋yoshiki」の「特製鴨出汁中華蕎麦」を啜りに足を延ばしてみてください。きっと忘れられない一杯になると思います。