自由が丘のラーメンを検索すると、絶対に上位表示されるのが「渡来武」。「渡来武」と書いて、「とらいぶ」と読みます。今まで食べた家系ラーメンで一番美味しいという人もいれば、自由が丘で食べるなら間違いなく「渡来武」のラーメンという人も。
そんな人気店の「渡来武」、皆さんのご想像の通り、いつも行列ができているんです。しかし、ようやく念願の「渡来武」のラーメンを啜ることができました。感無量です。では、早速レポートさせていただきます。
自由が丘のラーメン屋が立ち並ぶエリアで、ひときわ目立つ「渡来武」
今日は何ラーメンを食べようか悩んでいた会社帰り。ふと、なぜか私はひらめきました。今は学生は夏休みだから、「渡来武」は比較的空いているのではないかと。
今まで自由が丘で会社帰りに途中下車して、幾度となく自由が丘に「渡来武」のラーメンを食べに行こうと思ったことか。毎回、店前で断念するんです。なぜかというと……男子高生がたくさん並んでいて、威圧感に負けて入れないから(笑)
サラリーマンが「渡来武」に並んでいても別になんてことはなく、私も並べるんですけどね……そして、私の勘が当たり、Googleマップによると「渡来武」は「いつもより空いています」とのこと。ついに、食べられる!念願の「渡来武」ラーメン!!
写真の通り、本当に行列がありませんでした。行列がないだけで、お客さんはひっきりなしに来ます。滅多にGoogleマップの混み具合をチェックすることはないのですが、「渡来武」の混み具合の情報は確かでした。
「渡来武」は、自由が丘駅北口を出て2分ほどで着きます。赤い看板が目印です。ちなみに私のように「渡来武」が並んでいて、心が折れてしまったら、「渡来武」から数歩で着く「麺うらた」、「いちばんや」、「つけ麺 結心」が特におすすめです。
ついに、夢にまで見た「渡来武ラーメン」を拝みます
家系ラーメンを食べる時は、たいてい一番小さいサイズを頼んで、ライスをつけるのが私の定番なのですが、今回は券売機の左上の「渡来武ラーメン(並)」を迷わずオーダーしました。ようやく「渡来武ラーメン」を食べられる記念日ということで!
明るい店員さんに食券を渡したところ、好みを聞かれたので、迷わず「麺固め」をお願いし、サービスのライスは「小」をオーダーしました。
こちらが、「渡来武ラーメン(並)」です。ビジュアルが良いです!偏見かもしれませんが、家系ラーメンはそこまで盛付にこだわっていなそうな気がしていました。が、「渡来武」は食べるのがもったいないくらいきれいに盛り付けられていました。
そして、こちらがライス。気を効かせてくれたのか、少なめに持ってくれました。小・中・大、全て無料で、お代わりもできるそうです。家系のラーメンにライスは必須だと思っているので、ありがたいです。
さて、まずはスープからいただきます。
濃厚でまろやかです。疲れた時に特に沁みるスープです。醤油が濃すぎることもなければ、豚骨くささもありません。スープを飲み進めれば、自然とごはんも食べ進む。そんなスープになっています。中盤以降、スープがおもくなってきたと感じれば、ぜひ、お酢を入れてください。さっぱりしたスープになって味変します。生姜もおすすめです。
続いて、麺を啜ります。
スープと相まって、本当に美味しいです。この麺は、ラーメン好きなら誰でも知っている「酒井製麺」の麺です。“麺のかたさ”、“歯切れ”、“スープとの相性(加水率)”、全部「渡来武ラーメン」に合うように計算されているのでしょう。
「酒井製麺」について少し説明すると、家系総本山の「吉村家」を筆頭に名だたる有名店が「酒井製麵」の麺を使用しています。要は、老舗の安心・安定の製麺所です。
「渡来武ラーメン」には、チャーシューが4枚ものっています。とっても贅沢。そして、このチャーシュー、美味しすぎました。たまに、家系で硬めの筋張ったチャーシューがのっていたりするのですが、「渡来武」はそんなこと全くありません。
厚み、やわらかさ、味付け……全てにおいて最高でした。チャーシューをごはんの上にのせて、“チャーシュー・オン・ザ・ライス”にして食べるのも最高でした。
のりは8枚!なんと贅沢!海苔は、スープに浸して食べるのが麺やご飯と一緒に食べるのがおすすめです。しかも、この海苔、海苔自体の風味もとても良かったです。
あとは、卵が半熟で良いゆで加減だったのと、スープに浸ったほうれん草は安定感のある味わいでした。
今までとにかく入りづらいと思っていた「渡来武」ですが、女性にもやさしいお店でした。
・紙エプロンの配慮
・レディースメニューあり
・レディース限定で、帰り際に飴をくれる
今まで男性が多く並んでいるイメージがあったのですが、実際に「渡来武」に行ってみたら、女性の居場所もしっかり確保されているラーメン屋だということが分かりました。今度はレディースラーメンを頼んでみようかな!