過労自殺しかけた経験を描いた書籍『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「自己肯定感(12)」です。

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「他人の都合に合わせさせられて生きている」と生きづらくなるのは当然だと思います。

しかし、本来「他人に絶対に合わせなければならない」ケースは多くはないと思います。

「仕方なく他人に合わせる」にしても、それは突き詰めて考えていけば「自分の選択」であり、「変えようとすれば変えることもできる選択」かもしれないのです。 「他人に合わせないといけないから、仕方なく合わせている」というのと、「他人に合わせるかどうかは自由だが、敢えて合わせている」というのでは、生きやすさがずいぶん変わってくると思います。前者に選択の自由はありませんが、後者にはあるからです。

同じ状況であっても、後者の考え方を取ることで、「自分には他にも道がある」ということに気づきやすくなれると思います。

続きます。