2021年6月3日より、LINE PayのiD決済を使ってコンビニ3社で買い物すると、5%のポイントが還元されるキャンペーンが始まった。使い慣れていない人にとっては、少し複雑な内容になるので解説したい。
セブン、ファミマ、ローソンで5%還元
本キャンペーンは2021年7月31日までの期間中、セブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソン(ナチュラルローソン、ローソンストア100含む)のコンビニ3社で、後述するLINE PayのiD決済を使って買い物すると、合計利用額の5%が後日LINEポイントとして還元される。還元は1万ポイントが上限で、20万円の利用で上限に達する計算だ。
駅ビル、ショッピングモール、空港、SA/PA内の店舗、ガソリンスタンド併設店舗など、一部の店舗はキャンペーン対象外になる。事前に対象外店舗を知る術はないが、対象となる場合は利用明細にコンビニ名が表示される。逆に対象外の場合は、利用明細に表示される利用先の名称が施設名などになる。高額利用する際は、一度少額の買い物で試してみたほうがいいだろう。
また、総還元ポイントが予定数に達した場合、キャンペーンが早期終了になることも告知されている。その際は終了日の14時までに案内があるので、後から対象外になるようなことはないが、買いたいものが決まっている場合は、早めに買っておこう。
「Visa LINE Payプリペイドカード」でのiD決済が対象
本キャンペーンの対象となる支払い方法は、LINE PayのiD決済になる。LINE PayはQR/バーコード決済(以下、コード決済)として認識している人が多いと思うが、「Visa LINE Payプリペイドカード」を発行し、Apple PayまたはGoogle Payに設定すると、スマホを使ってiD決済が可能になる。
「Visa LINE Payプリペイドカード」は年会費無料のバーチャルプリペイドカード。前述したiD決済のほかに、インターネットのVisa加盟店で利用でき、Google Payに設定した場合はVisaのタッチ決済も利用可能。事前に銀行口座やコンビニなどからチャージしたLINE Pay残高を使って支払いする。
一方で「Visa LINE Payクレジットカード」も発行されており、こちらもApple Payに登録するとiD決済やVisaのタッチ決済が利用可能になるが、本キャンペーンでは対象外となるので、間違えないように注意しよう。
キャンペーンで還元されるLINEポイントは、LINE Pay利用時に1ポイント=1円として支払いに充当できるが、iD決済をする際や、インターネットのVisa加盟店で決済する際は利用不可となる。このほかにもLINEの各種サービスでポイントを支払いに充当でき、PayPayボーナスに交換してPayPay加盟店で利用することも可能。LINEポイントからPayPayボーナスには、1ポイント=1円相当で、25ポイント単位で交換できる。
特典クーポンを使えばコンビニ5社で5%オフ
LINE Payのコード決済は本キャンペーンの対象外だが、特典クーポンが利用できる。特典クーポンは100社以上のLINE Pay加盟店で割引を受けられ、1社につき月1回のみ利用可能。割引率は加盟店によって異なるが、コンビニではローソン(ナチュラルローソン、ローソンストア100含む)、ミニストップ、デイリーヤマザキ、セイコーマート、ポプラグループで、いずれも5%オフで買い物ができる(2021年6月現在)。
コード決済では「LINE Pay残高」だけでなく、「チャージ&ペイ」でも支払いが可能だ。「チャージ&ペイ」は事前に残高のチャージをしなくても、紐付けたクレジットカードから後払いできるサービスで、「Visa LINE Payクレジットカード」または三井住友カードが発行するVisaブランドのクレジットカード(「ANAカード」を除く)で利用できる。
LINE Payでは今回のように支払い方法が指定されたキャンペーンが行われることもあるので、iD決済とコード決済、「LINE Pay残高」と「チャージ&ペイ」など、どんな支払い方法があるのか把握して、うまく使い分けられるようにしておいたほうがいい。このほかにもオンライン決済や請求書支払いといった機能もあり、LINEの友だちに送金することも可能だ。
ちなみに2021年6月30日までは、「Visa LINE Payプリペイドカード」を使ったiD決済で、マクドナルドで100円以上の買い物をすると、150円相当のLINE Pay残高が還元(1人1回のみ)されるキャンペーンも行なわれているので、詳しくは本ページ下部のリンクから確認してほしい。