休刊日の都合で2週間ぶりとなった本コラムであるが、その間に前回もちょっと紹介したロボットサッカー大会「KONDO CUP」が開催されたので、まずはそちらの試合結果から報告したい。本稿は筆者の参加結果(言い訳とも言う)になるので、大会全体の結果については、別記事を参照してほしい。

大敗の理由

今回、オープンクラスには6チームが参加しており、3チームずつの予選リーグに分かれて試合が進められた。筆者らの「RFCバンブーブリッジ」は、有名な「四川会」チームと、有名でない「五川会」チーム(というかこの日に初結成)と同組。3チームというと2試合しかできないわけで、初戦を落とせばその時点でほぼアウトだ。当然、引いて守る戦略も考えられるのだが、我々は今回、あえてオフェンシブな戦い方を選んだ。

初戦のvs五川会。バンブーは全員攻撃中

2戦目のvs四川会。この試合でも全員攻撃

というのも、他チームと機体性能を比べてみると、KHR-2HV改造機である我々は横移動こそ互角のレベルだが、前後移動は遅く、キック力も段違いに小さい。それでも守備的にいけば40~50%くらいの確率で0-0の引き分けにできると思うが、それでは試合をする我々もつまらないし、見ている人も面白くないだろう。それにこれでは、良くて引き分け、あるいは0-1の負けである。

KHRクラスでのバンブーの戦い方の基本は「全員攻撃」である。キーパーが自陣ゴール前にいては、攻撃は2人のみとなる。となると攻撃時に、相手エリア内で守備側3人、攻撃側2人となり、数的優位を築けない。キーパーが攻撃に加わることにより、数的には3対3の互角になり、チャンスも生まれるというわけだ。これがバンブーの攻撃力の高さとなっていた。

バンブーは3体で攻めるので、自陣ゴール前はガラ空き(第5回KONDO CUP)

ただこれはKHRクラスの話で、キック一発で反対側までボールが届くオープンクラスでは、危険なことは分かりきっていた。しかし、ただでさえ機体性能で劣っているのに、数的不利ではさらにゴールは難しい。我々にとって、これは勝つための賭けなのだ。無敗だったKHRクラスでは記録もあるが、オープンクラスでは我々はチャレンジャー。負けを避ける必要が無かったということもある。

初戦の対五川会では、相手に先制されたものの、終了間際のセットプレーで同点。シュートを決めたのはキーパーの梓氏で、全員攻撃の作戦がうまくいった形だ。この試合は結局1-1の引き分けだったのだが、そのあと行われた五川会-四川会の試合で、五川会が3-0で大勝してしまい、我々が決勝に進むためには、次の試合で少なくとも3点差以上で勝つ必要が出てきてしまった。我々の攻撃力では、はっきり言ってこれは厳しい。

そこで、初戦以上に無理をした結果、四川会には逆に0-4で大敗してしまった。もともと「大勝か大敗」の選択肢なのでこれは覚悟の上なのだが、しかし筆者が嬉しかったのは、試合前に「1-0でもいいから、とりあえず1勝」などと「常識的な」ことを誰も言い出さなかったことだ。例え勝てたとしても、決勝に進めなければ意味がない。全員が本気で優勝しか狙っていないあたり、「大人げない」のはオープンクラスでも健在だ。

いよいよ完成

さて、それでは「G-ROBOTS(GR-001)」の組み立ての続きに入ろう。前回で下半身が完成したので、今回は上半身を組み立てる。これまでと特に変わった作業はないので、ここまで組み立てた人なら、効率よく作業を進めることができるだろう。

まずは手。サーボを入れてカバーを付ける

上腕パーツにもサーボを取り付ける

これまでと同様に手と上腕を繋げる

両腕が完成。構造はシンプルだ

これがボディのパーツ

この中にはサーボを3つセット

次は頭。首のパーツをまず固定する

これが頭のパーツ。なぜ眉毛が……

こんな感じで取り付ける。頭部にはLEDの目も入る

後頭部がうまくはまらなかったので少し削って調整した

胸に受信機を取り付ける。これは押し込むだけ

背中に制御ユニット「RPU-11」を付けて配線

肩カバーをネジで固定する

肩を取り付けて、そこに腕を接続

上半身が完成したので、上半身だけで粋がってみる

上半身と下半身は腰のサーボで繋がる。お辞儀も簡単

腰の真ん中にバッテリが入る

完成。電源を入れると起動する

ケーブルの取り回しなど、細かい手順は省略したが、これでロボット本体は完成だ。腰にある電源スイッチを入れると、自動でホームポジションになるはずだ。GR-001で使用されているサーボモーターは全てキャリブレーション済みなので、初期調整は特に必要としない。次回は、実際にGR-001を動かしてみよう。